ドコモの「ドコッチ」サービス終了にあたり

個人的に腕時計型の端末が好きで、今までにもSIIのラピュータを使っていたり、カシオのBluetoothで対応スマホとの連携が取れるGショックを使っていたりしたのですが、まだアップルウォッチが出る前にこれは面白そうだと思ったのが、ドコモがお子さん用に出してきた「ドコッチ01」という端末でした。
この端末で通話はできないのですが、この端末を付けているお子さんの現在位置をスマホで確認できる「イマドコサーチ」は他の端末でも使えるためこの端末で今後も使えるそうですが、この端末独自のアプリや機能は3月31日以降は使えなくなるそうです。ちなみに私は早くからこの端末に興味はあったものの、その時にあえてこの端末を使うためにドコモとの契約をしたくなかったので、安く売っている「ドコッチ01」という中古白ロムを見付けても、私にとっては使えない端末だなと思ってスルーしておりました。

「イマドコサーチ」にしても本家ドコモに入ってさらにオプション利用料がかかるので、MVNOを使っている身としては出る幕がありません。この端末やサービスに限らず、例えばらくらくスマホの白ロムを買ったとしても単に通話とSMSしか使えず、本家と紐付けにされたサービスが多いので、MVNOを使ったままらくらくスマホにしたいという人がいた場合、通話と基本的なメールしか外では使えなくなるかもという事を考えないと使えないということで、一般的なスマホやガラケー以外で面白い端末に興味を示しても、MVNO利用ではその端末の使用も諦めざるを得ないケースも多くあると思います。

「ドコッチ01」のハード自体はけっこう遊びに行く時なら許されるような感じの魅力ある腕時計型端末で、MVNOで出来ることがもう少しあれば4月以降に使えないというような評価を(当然使える機能もあるので、全く使えないことはありませんが)されることもなかったでしょう。SMSオプション付きのデータ端末を入れれば無料アプリから位置確認ができたり、LINEやtwitterの投稿を画面で確認できたりするようならかなり制限はあるものの時計代わりに子供に持たせて位置確認をしたり、スマホを持たないでも自分のところに入ってくる連絡をこの端末上で見ることができるのは便利なのになあと思います。

ただ、ドコッチが出た時にはスマートウォッチの市場というのはあっても今のように大きくはなかったのでこのような端末を出したことも考えられます。しかし時間の経過につれ用途について十分ユーザーのニーズを満たしてくれるようなスマートウォッチが出た後としては改めてこんなサービスにドコモ本家に入っている人でも入らないだろうと判断したのかも知れませんね。今後特殊なハードが出て、そのハード専用のプランを出したとしても、失敗すればある程度の損失を出す可能性が出てくるので、今後は大手では極めて独創的なハードに則ったサービスというのは行なわれなくなるのではないでしょうか。

ただ、基本的なデータ通信やメールのできる腕時計型の端末が「おもちゃ」としてSIMフリー端末として出てきてくれれば「なんちゃってApple Watch」のような感じで遊べるのではないかと思うのですが、nanoSIMあたりを入れて使えるようなおもちゃを出してくれるところはないものでしょうか。ドコッチサービスの終了の話を聞いて、そんなことも考えてみたくなります。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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