壊れたハードは買い替えるか修理するか

先日、友人がニコンのデジタル一眼レフの中古を購入したということで、普段はあまりすることのないデジカメの話になりました。その友人はニコンの交換レンズの資産をそれなりに持っていたということで、中古でABクラスという程度のいいボディが安く手に入ったことに喜んでいました。

そういう他人の新しいハードを買ったという話を聞くと、こちらの物欲に火が付いてしまうのも時間の問題なのですが(^^;)、実はデジカメについては迷っている事がありました。基本的に、日々デジカメを持ち歩くということになると手荒く扱うと本体を壊しそうなので写真のためのお出掛けに限定していたのですが、私が主に使っているデジカメのうち、旅行に限らずどんなシチュエーションでも便利に使えるので気に入っていたOLYMPUSのすでに生産中止になってしまったレンズ一体型コンパクト「STYLUS 1」がいつの間にか調子が悪くなって撮影できない状態になってしまっていたのを確認してしまったのです。

一応旅行用のさらにコンパクトなデジカメとして同じOLYMPUSのXZ-10を持っているので、スマホのカメラで撮れない写真はこちらのカメラでも十分撮れるのですが、何しろSTYLUS 1の使い勝手に慣れてしまうと、普通のコンパクトカメラが残念に思えてしまうということもあり、このままにして新しく一眼レフでも買うか、STYLUS 1自体をメーカーで修理が効くうちに修理するか考える中でそのままにしてしまっていたのでした。

今回、友人が新しいカメラを購入したついでに、わずかにホコリが入っているという手持ちの交換レンズの修理見積もりを取るという話を聞き、だったらSTYLUS 1についてもまずは修理見積もりを取ってそこで出た金額を見て修理するか新しく別のデジカメを購入するか決めてもいいかと思ってネットから修理の申し込みをすることにしました。

残念ながら私の住んでいる静岡県にはOLYMPUSの直接行ける修理拠点からは遠すぎるので、購入店舗から修理依頼を出すか、ネットで直接修理の申し込みをしてみるか検討したのですが、結果直接ウェブから修理依頼を出し、製品を東京八王子の修理センターまで直送することにしました。

お店から出せば送る手間は省けるものの、もし修理をしない場合にもお店を通してやることになりそうなので、メールで見積り金額の連絡を受けて修理をして返送してもらうか、そのまま返送してもらうかを決められる方がいいかなと思って手続きをしてみました。

OLYMPUSの修理サポートのページは、最初にそもそもSTYLUS 1がメーカー修理の対象なのかというところから調べてくれます。発売されてから結構年数が経っているモデルですが、まだ中古市場でも取り引きがあり、製品としても今だに評価が高いこともあるのか、2019年5月現在まだ修理の受付をしてくれていました。シリアル番号を入力し、こちらの情報を入力することでWeb用の修理票を作成し、プリンタから出力したものをそのまま同封して送ることで、OLYMPUSの方でだいたいの見積を出してくれるのだそうです。

ただし、ネット上で修理に出した人の書き込みを見ていると、「修理不能」と判定される可能性もあるということでした。その場合は見積を出すのに要した費用だけを支払って本体を送り返してもらうか、中には予想される修理代金分を支払うことを前提に、全く違う機種との交換を提案されたという情報もあります。しかし、STYLUS 1は現行機を探しても決して代替が効かないカメラです。電子ファインダーを搭載し、35mm換算で28~300mmという約10倍ズームでありながら、レンズの明るさは通しでF2.8というオールマイティに使えるカメラであるので、もし代替機の提案があったとしても手放しで喜べるものでもなく、果たしてメーカーの見立てがどうなるのか、とにかく待つしかありません。

改めてメーカーからから連絡が来たら、どうするのがいいのか色々考えてみようと思っていますが、本来はいくらデジタルデバイスとは言っても修理して長く使いたいというのが人情ではあります。メーカーサイドに立つと、長期にわたって生産終了した製品の部品を長く持つということはあまり会社の売上とは関係ないことなので、新たなハードと交換してそれで終わりにしたいという気持ちはわかるのですが、今回の件では何とか修理が可能になることを今は祈っています。


カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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