機会があれば何でも経験しておこう

アマゾンプライムビデオで「シン・ゴジラ」が配信されたので改めて見ることができました。この映画自体は映画館まで見に行ったのですが、当時疲れていて少し寝てしまったので(^^;)一部見ていない箇所があったので、改めて全てを通しで見られて良かったです。

さすがにゴジラが目前に現われるような事象は考えられないとは思いますが、今後生きていく中で突拍子もない災害に襲われる可能性というのは0ではないことを再認識しました。しかし、実際にそんに状況に陥った際に、私たちは冷静になって確実な避難ができるでしょうか。それで思い出したのが先日受けた健康診断の時のことでした。

健康診断はそれこそピンからキリまであり、お金を掛ければ掛けるだけ精密に見ていただけるわけですが、その中にはかなりの苦痛を伴うものもあります。今年は昨年もやった胃カメラを勧められ、ちょっと迷いましたが自分の体に何か変なものがあるのをそのままにしておくのもいやだったので、意を決してやることにしました。

今の胃カメラは口からではく鼻から入れるので以前よりは違和感なく検査できるとは言いますが、異物を体の中に入れる事については同じです。検査前には鼻の穴から麻酔をかけ、それから内視鏡を挿入するのですが、立ち合いの看護師さんは内視鏡の違和感によるゲップは出さないでくれとかなり大変な事を言います。私自身は昨年もやっているので慣れているはずだったのですが、内視鏡の体内進入による強烈な違和感というのは何回やっても相当なストレスが掛かります。

その時に検査をされている医師から常に言われたのは、「落ち着くために常に深呼吸をして」でした。確かに余計なことを考えずに呼吸することに集中し、自分自身を客観化するような感じでできるだけ平静を保とうとしたことで、何とか検査に影響を与えることなく終了することができました。

直後に医師からの所見を聞くことができましたが、大きな問題はなく一安心するとともに、こうした一般生活を行なっている中ではなかなか経験することができず、さらに一定期間ごとに行なうことが単に健康維持のためだけでなく自分自身の危機回避能力を上げるという点においても大切である事が今回改めてわかった次第です。

とは言え、もし実際に自分がとんでもない災害や事故を目の前にして常に冷静でいられるかはわかりませんが、びっくりしたり緊張の場所に遭遇した場合には、何しろ冷静になるために深呼吸して心を落ち着けることが大切であることは疑うべくもない事です。パニックを起こせば普通に逃げられる状況でも逃げられなくなる可能性も考えられる中、自分で自分を守るためには何があっても頭は冷静にいられるようなシミュレーションの一つとしても、私の場合は健康診断でしたが(^^;)、様々なアトラクションに挑戦してみて、その中で自分を落ち着かせる方法をシミュレーションしてみるのもいいのではないでしょうか。

個人的にはバンジージャンプを行なえるだけの勇気はありませんが、大きな岩の上から川に飛び込むようなレジャーも最近ではあるので、例えばビル火災で地面にクッションが敷かれている下に飛び降りることができるかということを考えた場合、人生の中で初めて行なわなければならない状況でやるよりも、事前に高所から飛び込んだ経験のあるなしでもだいぶ状況は変わってくると思われます。

そう考えるとこの夏の様々なレジャーも、安全に配慮して行なうアトラクションであってもそれなりに自分の経験として積み重ねられるものであると思います。無理をして大変なものにばかりトライする事もないと思いますが、何事もやろうと思った後の最初の一歩を踏み出す勇気がいざという時にも役立つのではないかという風に考えてみると、また一つ違った楽しさというのが出てくるのではないでしょうか。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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