旅日記」カテゴリーアーカイブ

ラグビーワールドカップ観戦記 その3 悪天候だから見られた僅差の試合

今回のチケットはカテゴリー的には最安の席ということもあり、正面ではなくゴール裏に位置していました。私の席から撮ったスタジアム全景の写真はこんな感じになります。

ゴールの真裏ではなく、攻撃側から見ると左サイドに寄ったところではありますが、ゴールラインを巡る攻防は正面というより左右のサイドアタックからということになるともし席から正面のところで攻防が行なわれればかなりその様子がわかる席ではあります。さらにコンバージョンキックとペナルティーキックが入ったかどうかというのはしっかり見られます。また、手前のゴールラインぎりぎりのところでのラインアウトは迫力があり、少し遠いとは言え写真でも記録できるくらいで十分楽しめました。

また、正面が大画面のモニターになっているのでスローでのプレーの再生や、点数の確認も見やすいですし、5千円という料金を考えると十分な席だと思いました。試合の方は予選リーグでなかなか調子の上がらないものの順調に勝ってすでにベスト8入りを決めていたオーストラリアに対し、ここまで1勝のみで予選敗退が決まっていたものの、フォワード戦を挑むジョージアがどこまで善戦するかという点にありました。前のエコパスタジアムのスコットランド対ロシア戦はスコットランドの強さばかりが際立ったのですが、今回は雨で状況は良くないこともあり、どんな事が起こるかわからない中でジョージアの善戦を期待したのですが、前半からジョージアのビックタックルが出るたびに場内には歓声が上がり、試合を十分に楽しむことができました。席は前半オーストラリアの方が攻めてくる方向にあったのでどんどん点を取るのかと思いきや、前半はオーストラリアが1トライしかできず、10対3という僅差だったということもあり、後半に向けての期待も出てきました。

さらにこの試合は、ずっと雨が降り続いていたことから全体的ボールをファンブルして落とすなど、ミスの多い展開になったため、地力に勝るオーストラリアの攻撃をジョージアがどう凌ぐかという興味で見ていたのですが、ジョージアが攻勢になっても肝心な所でボールを落とすミスを連発する中、後半になってオーストラリアが先にトライを取り、もはやジョージアもこれまでかと思ったところ、何とそれに奮起したのかジョージアの選手がこちらの見ている前で、その目前に飛び込むように、オーストラリアのディフェンスを振り切ってトライを取ったのには興奮しました。恐らくこの試合一番の歓声が上がったのがこの瞬間だったのではないかと思います。

ただ、試合開始からずっとオーストラリアに攻められて防戦一方だったジョージアの善戦もここまでで、地力に勝るオーストラリアがその後立て続けに2トライを決め、終わってみればトータル4トライでのボーナスポイントを獲得しての勝利ということで、実力通りの結果になったということですが、だからこそ日本チームがこうした強豪チームの一角であるアイルランドを同じエコパスタジアムで破り、スコットランドにも勝利しベスト8に進んだ事の凄さというものをひしひしと感じることになったということもあります。

少なくとも、両チームのトライを正面から見られたということはこの試合を選んで見に行って良かった点です。天候が雨でなかったら地力に勝るオーストラリアの一方的な試合になっていたかも知れませんし、雨で大変だったということとセットで記憶に残る試合でした。


ラグビーワールドカップ観戦記 その2 荷物チェックから観客席へ

愛野駅からエコパスタジアムまでは徒歩で15分から20分ぐらいかかります。一部の階段に動く歩道が付いているものの、雨が降る中ではいくら歩いても着かないという気分になるから不思議です。晴れていればスタジアムで行なわれる試合を表示している大きなパネルの前で記念撮影しようとも思うかも知れませんが、歩いているうちに足元が濡れてくるし、とにかく早くスタジアムに入って落ち着きたいと思う中ではそういうことは私自身は無理でした(^^;)。

そのまま歩くと「Gate1」にたどり着きました。こちらのゲートは愛野駅から来る場合の入場ゲートで、掛川駅からシャトルバスやタクシーを使ってやってくる人が使う「Gate2」もあるのですが、行きはそちらのゲートは使いませんでした。そこから、入場する前に通らなければならないのが荷物チェックです。

荷物チェックの下準備として持ってきたバッグを開けた状態で入ってくれということだったのでそうしたいのはやまやまなものの、雨がバッグの中に入ってきて濡れるのがいやなので、ギリギリまでバッグを開けた状態のままレインコートの中に隠して進みます。チェックする際にこちらで一応中味を申告し、一番心配していた水の入った水筒についても実際にボトルを開けて一口飲むことでそのまま持ち込むことができました。周辺にはその場所で没収されたと思われる多数のペットボトル飲料があったので、事前にナルゲンボトルを購入してまで水を持ち込んだ甲斐があるというものです。

その後、ハーフタイムの時に無料で利用できるという「給水所」というものを探したのですが、トイレと売店はあったものの、給水所はついに見付けることはできませんでしたので、今回事前情報により水を持ち込めたのは本当に良かったです。

そこを通りぬけるとチケットのチェックがありますが、スタッフがQRコードを読み込める端末を持っていまして、実際のチケット以外にも印刷されたQRコードを機械で読み込んでチェックを行なっていました。

いわゆるチケットの「もぎり」はなく、そのまま通ってきたのですが、今考えると貴重なチケットを雨晒しにするならパソコンのプリンターで印刷したものを別に用意してくれば良かったと思いつつも、私が使っているプリンターは染料インクを使ったプリンターなので紙が水に濡れると肝心なQRコードが滲んでしまって読み取り不能になる可能性があったのでそういう手の込んだことをしないで結果オーライだったということになるかと思います。

今だから書けるのですが、今回のように実際のチケットでなく自分で印刷したQRコードで入場のチェックをするようなイベントに行く時は、特に印刷したものが水に弱い染料インクを使っている場合は出力したものを改めてコピーし、念のため複数枚用意して出掛けた方が、例えばバッグごと中味が濡れてしまったとしても何とか機械に読み込んで認識させることはできると思います。今回私の場合はチケットも何とか無事で、スムーズに入場することができましたが、最悪の場合チケットを買ってあってもすぐには入場できず、改めてスマホから購入証拠の画面を出すまでに時間がかかったりすることもあるかと思うので、この点については事前にしっかりと準備しておくことが必要だとしみじみ思いました。

そうしてようやくスタジアムの中に入り、あとは自分に割り振られた席へ行くだけなのですが、写真にあるようにスタジアムの周りを歩きながら、チケットに書かれたゲートから入場し、無事に自分の席に到達することができたのでした。

チケットに印字された場所は、2段ある観客席の下段の一番上で、しかもコンクリートの柱がちょうど背もたれになっている場所でした。まわりは私と同じようにしてチケットを購入した日本の人がほとんどでしたが、なぜか一人だけ顔をジョージアの国旗でペインティングした男性が一人ジョージアの応援で盛り上がっていました(^^)。写真のように真上はすっぽりと上の席に覆われているので雨が吹き込んでくる心配は全くなく、今までうっとうしかったレインコートを脱いで、観戦の準備は整いました。

これは結果論ですが、席が雨の心配がなかったことは救いでした。もちろん、雨でビショビショになっても選手に近いところで応援できることを良いと思う方も多数いらっしゃるとは思いますが、基本的にはにわかラグビーファンである身としては、これからラグビーを見たくなる経験をするには最適な場所であったのではないかと思えました。


ラグビーワールドカップ観戦記 その1 愛野駅は雨だった

東京オリンピックの前年に開かれるラグビーワールドカップは、開催まで目前に迫っていてもそこまで日本国内は盛り上がらず、開催される地域によっては本大会のチケットもかなり余っていました。首都圏に近い静岡県のエコパスタジアムで開催される予選プール四試合のうち、日本対アイルランド戦を除いた三試合のチケットは直前の申し込みでも購入することができました。

それと比べてチケットの争奪戦が厳しかった2002年のFIFAワールドカップでは相当苦労しないとチケットが取れず、さらに一番格下のカテゴリーチケットでも7千円しましたが、ラグビーの場合はカテゴリーによっては大人料金が3千円なんてチケットが残っており、そこで俄然にわかでも行こうという気がしてきました。

ただ、普通に仕事をしているとどうしても試合開始時間が遅い方が助かるので、エコパスタジアム最終戦となる10月11日(金)の「オーストラリアVSジョージア」の試合のチケットを5千円(紙のチケットを発券して発送してもらう場合手数料込みでは5,500円)で購入し、来たる試合に備えました。
いよいよ試合の日が近くなるとともにやってきたのが、この大会の状況をも変えてしまった台風19号で、実際は10月12日から13日にかけて日本列島に上陸したのですが、ちょうど試合の行なわれる夕方になって雨が降り出してきてしまったのでした。

大会の公式ホームページを見て、通常の傘を差しての観戦は不可ということと、持ち込み荷物としては折りたたみ傘は大丈夫ということがわかったので観戦用にレインコートを用意し(席の状況によっては屋根のない場所の席ということもあり得るため)、用意した水筒に水を入れ、軽食を購入して現地に乗り込もうと静岡駅発の東海道線普通列車に乗り込みました。

静岡駅を出発したのは、試合開始19時15分までに十分余裕を持って17時過ぎの電車に乗りましたが、首都圏並みの大混雑ではなかったものの学生や帰宅のための人と一緒になり、かなり混み合っていました。ただ、そうして日常の足として利用している人は徐々に降りていったので、たまたま空いた席に座ることができ、エコパスタジアムの最寄り駅である愛野駅に着いたのですが、そこで待っていたのはかなり強い勢いで降る雨でした。

試合を見に行く人は静岡駅からだけでなく、特に藤枝駅から乗ってきた人もいて、愛野駅に着いた時にはもうかなりの人が乗っていました。ホームから出口まで歩くのも写真の通り一苦労でしたが、そこでのアナウンスは帰りのために臨時乗車券売場を設けてあるので先に帰りのきっぷを買ってから行ってくれというアナウンスと、駅の外は雨が降っていて、外ではレインコートを着る場所がないので人の列から外れてレインコートを着てから出てくれというアナウンスでした。静岡駅ではそこまで降ってはいなかったのに、予報通り降られてしまっていたのでここは仕方なく外に出るための階段の手前でレインコートを着て外に出ましたが、結構な雨でこんな状態で試合になるのかと思いつつ、スタジアムに向かって進んで行きます。

駅前には大きなラグビーボールのモニュメントが飾られていて、本来ならば周辺におもてなしゾーンがあるのですが、大雨になったためかほとんど人はたまっていなくて、駅を出た人はほぼ一直線に会場に向かっていきます。この時点で試合開始から1時間少々ということでまだ余裕ではあったものの、とにかく脇目もふらずにスタジアムに向かうことになりました。(その2へつづく)


熱海温泉「福島屋旅館」の日帰り入浴

先日、関東方面に出掛ける前に時間が少し早過ぎたこともあって、熱海駅で途中下車をし、前回の日帰り入浴で行けなかった熱海では老舗旅館で安く日帰り入浴の営業を行なっている「福島屋旅館」に立ち寄ることにしました。

ここの日帰り入浴は午前11時から午後7時入館までですが、だいたいお昼の12時過ぎに訪れたので、その日の男湯は一番風呂のようでした。大人の入浴料は400円で、先日訪れた山田湯さんの300円よりは100円高いですが、レトロな雰囲気の旅館の内湯ということで、それなりの良さもあります。

まずは脱衣所ですが結構広く、なかなか風情があり奥に扇風機が置かれています。フロントにはドライヤーが置いてあって無料で借りることができるようですが、私の場合は扇風機を占領できればその風だけでも十分髪の毛が乾くので、ドライヤーは借りずにそのまま入浴することにしました。

内湯の浴槽は2つありますが、この日は大きな浴槽にお湯ははってなく、奥の(写真では手前に写っていますが、入口から見ると奥になります)小さい浴槽の方にお湯が満たされていました。かけ流しでなく浴槽を満たした状態でお湯は止めてありましたが、温度は多少温めでもいい具合に長湯ができそうに調整されているように感じました。

体や頭を洗うためにはシャワーはありませんが、温度が調整された温泉のお湯を使っている感じの蛇口からお湯や水を出して使えるようになっています。大きなたらいが置いてあるのは、つい蛇口を捻ったままにしていても、すぐに貴重なお湯を流さないためでしょうか? と同時に液体のボディーシャンプーとシャンプーが用意されていましたので、こちらで用意してきた石鹸やシャンプーを使わずに済みました。なお、洗い場のタイルはかなり年代物なのだそうで、こうした古いタイルがお好きな方にはかなりレアな光景なのだそうです。

体を十分に洗ったあとに湯船に浸かりながらその日の疲れを取りましたが、写真のようなロケーションでのんびりしていると、自分が現代ではなくもっと昔の時代に迷い込んでしまったのではないかと思えるくらいのトリップ感があります。それは、ずっと私が浴槽を独占していたせいもあるでしょうが建物もかなり古いため、今回機会を見付けて訪れることができて本当に良かったと思いました。熱海では最新のスパリゾートもオープンしていて人気になっていますが、ちょっと歩くだけでもこんな素敵な日帰り入浴を楽しめる場所が未だ存在しています。基本的なデータを以下に紹介しておきます。スマホのアプリに案内してもらえば熱海駅からも来宮駅からも徒歩圏内ですので、機会があれば訪れてみてください。

・今回訪れた立ち寄り入浴場所のデータ
福島屋旅館
静岡県熱海市銀座町14-24
0557-81-2105


列車移動も楽しむ 静岡~高崎パスタの旅 その5 お土産バスタのお味は

帰りの電車は埼玉県の籠原駅で一旦乗り換えたものの、そこから沼津駅まで同じ列車に乗って行けるということで、車内であえて持ち帰りにしたシャンゴの「ナポリタンスパゲティ M」(200g税込788円)を食べる可能性も考えていて、車内で食事をいただく時間は十分にあったのですが、夜の9時半に沼津駅に到着してもまだお腹いっぱいという状態で夜食としてもパスタを食べられるような状態ではなく、改めて高崎パスタのボリューム感を思い知った一日になりました。当日は4月とは言っても最大級の寒波に襲われた一日であったため、そのまま自宅まで持ち帰ると、冷蔵庫に移して翌日の朝食としていただくようにしたのでした。

シャンゴの持ち帰りのパッケージは、そのまま電子レンジにかけられるようになっていて、紙ナプキン2枚とプラスチックのフォークが付いてきますので、持ち帰りだけを注文して温かいうちに食べたり、多少冷えたとしても今回買ってきたナポリタンやペペロンチーノなら、駅弁代わりにも十分いただけると思います。今回は翌朝電子レンジにかけて食べましたが、十分おいしくいただけるクオリティであったと言えます。

写真では量はわかりにくいですが、普通盛りなのにも関わらず持ち帰りでも十分なボリュームで、朝食としては二人で分けても多いと感じる方も少なくないと思います。「ナポリタンスパゲティ」ですがおなじみの具材の他にエビも入っていて、さらにチーズがかかっていたところが電子レンジにかけるとうまい具合に溶けていて、作りたてでなくても十分朝からおいしくいただけるものになっていたように思います。ナポリタンと言うと、ケチャップで味を付けたものが古くからの日本では定番ですが、このナポリタンスパゲティはパスタ店のこだわりというものも感じることができ、値段も安く、多人数で行った時にはあえてLサイズの持ち歩りをみんなでシェアするというのも有りなのではないかという感じもしました。

これで、前日の昼ごはんから3食続けてボリュームたっぷりのパスタを食べ続けて今季の18きっぷの旅が終了ということになったのですが、これで当分はパスタを食べなくても大丈夫なくらいになりました(^^)。体重増加が心配ではあるのですが、その分運動量を増やして通常の体重に戻していきたいと思っています。

今回の旅は高崎に滞在した時間は2時間ちょっとと、普通に考えるとただ行って帰ってきただけと思われるような旅ではありましたが、今回は「パスタを食べ尽くす」という目的があったので、それ以外のお土産も目に入らず満腹とともに満足してしまったので、たまにはこんな旅もいいかなと思います。次回出掛けるとしたら、車でのんびりと時間を掛けて群馬県方面を観光する中で、もっとお腹を空かせて行き、パスタ以外のメニューもいただけるような計画を練りたいと思います。

今回、5回あった18きっぷの使い方は全て日帰りの旅で、その中には始発から終電まで時間を掛けて回ったところもありましたが、それぞれの旅では違った場所と違ったものを楽しめました。今回の旅では食べる事中心でしたが、温泉を中心にした旅もあり、かなりバリエーションも豊かに色々な所に行けたシーズンになりました。電車移動は車で高速道路を使うよりも、普通電車でも短時間で遠くへ行けるということはあるものの、今回のように名物を食べるだけの旅ならいいのですが、お土産として持ち帰るにはなかなか大変です。新鮮なままの食材を自宅までそのままの状態で持ち帰るためには、普通は大きなクーラーボックスを持っていきたいため、それは改めて車で行って持って帰るような形になるでしょう。そう考えると電車での旅というのはそうした新しいお気に入りを見付けるための開拓という意味あいも出てきます。18切符の旅というのは本当にちょっとした思い付きでもスタートできるので、次シーズンも購入して、今回一連の旅とはまた違った旅を実現できるように情報を集めていきたいと思っています。


列車移動も楽しむ 静岡~高崎パスタの旅 その4 シャンゴ風スパゲティ

バスを降りて歩いて向かったのは、高崎のパスタということでは最初にできたイタリアンのお店「シャンゴ」でした。バス停から歩いて5分のところにありますが、高崎問屋町にあるお店は2店あり、今回は「問屋町支店ではなく」写真の建物の「問屋町本店」の方にお邪魔しました。

「シャンゴ」というお店で出すスパゲティで有名なのは、独特な黒みがかった甘めのミートソースと、カツレツがパスタの上に乗っているというミートソーススパゲティ「シャンゴ風スパゲティ」です。さすがに2食目にこれだけボリュームのあるパスタは食べられるかなとは思ったのですが、逆に言うとここまで来ないと食べられない唯一の品ということなので、後先の事を考えずに注文してしまいました。

これも、比較のためにクレジットカード大のポイントカードと一緒に撮っていますが、これでサイズは普通の「Mサイズ(パスタ200g)」です。どのパスタでも同じですが、もし大盛りを注文したらとんでもない量のパスタがやってくるので、食べ切れる自信がなければ頼むのは控えた方がいいでしょう。特に味が単調になりがちな「カルボナーラ」の大盛りは避けた方が無難だと個人的には思います(^^;)。

ミートソースは普通にあるミートソースと比べるとかなり甘くてコクがあって、ここでしか食べられない味と言うしかありません。ソースを全てまぜるとさらにこってり感が上がり、かなり食べたはずが写真くらいの量が残っているので、このまま食べ切れるのだろうか? という不安がやってきますが、個人的には好きな味なのでどんどん食べ進み、一気にたいらげてしまいました。この時点ではもはやこれ以上の食事は無理で、今回のパスタを食べ歩くという企画自体はここで〆となりました。お店訪問レポートとしてはあまりにもパスタに偏ったレビューになってしまいますが、その前に訪問した「ボンジョルノ」と同様、「シャンゴ」にもパスタの種類も豊富で、パスタ以外にも様々なイタリアンのメニューがありますので、詳しくは以下の公式ページからアクセスしてみてください。

https://shango.co.jp/

しかし、実はその後の事も考え、注文と同時にその次の展開も考えていたのです。どうせこのまま高崎からは沼津までの電車に乗ってグリーン車で帰って来る予定だったので、車内で食べられるか、それとも自宅まで持ち帰っての夜食になるかはわかりませんが、スープパスタやミートソースのない「ナポリタンスパゲティ」のMサイズを持ち帰りにしてもらったのです(^^;)。ここまで炭水化物ばかりだと体重の増加が気になるので、途中で野菜サラダも買って行って、次の食事もパスタにして一日三食パスタという希望を何とか実現することができました。

お店を出た時も雨が降っていましたが、とにかく満腹状態であるので、お店から徒歩15分という高崎駅の隣の駅である「高崎問屋町駅」を目指して歩くことにしました。改めて思いますがスマホの徒歩ナビというのは優秀で、もし見当違いの方に歩いてしまっても、スマホ画面の進路から外れたことがわかれば正しいルートに戻ることも容易ですので、昔のようにすぐ着くはずの目的地に着かないでウロウロするということがなく、それが今回の旅でも一つのポイントとなりました。まっすぐに歩いたら16時50分発の高崎行きにぎりぎり間に合い、当初計画の中では静岡駅への当日帰り最終である17時59分高崎発沼津行きには十分間に合うことになりました。

しかし、このあとちょっとした問題が起こって焦りました。というのも行きと同じようにsuicaグリーン券をスマホで決済しようとして「乗車駅 高崎」「降車駅 沼津」として購入しようとしたら、何回やっても決済画面に進めずにエラーになってしまったのです。

実はこれは、熱海まではJR東日本の管轄駅なのでモバイルsuicaでグリーン券が買えたのですが、熱海から沼津間というのはJR東海の管轄になるため、JR東日本のシステムであるsuicaが使えなくなっているのでした。

そこで、一旦改札口から出てみどりの窓口に掛け込んで、改めて「高崎~沼津」という区間での普通列車の紙で出てくるグリーン券を購入しました。時間的には次の電車が高崎発17時13分があり、籠原で乗り換えればそこから沼津への直通列車があり、当初予定からは一時間半も早く着くだけでなく、途中でトラブルがあった時の保険にもなります。みどりの窓口に入ったのは17時頃で、13分間の時間があったため何とか前売料金で安くグリーン券を購入することができました。今後も私のように沼津からおよび沼津までのグリーン車に乗りたいという方については、Suicaグリーン券は使えないということと、先に窓口で紙のチケットを発券してもらうことが必要になるので、お忘れなく。


列車移動も楽しむ 静岡~高崎パスタの旅 その3 昼から夕方までランチの「ボンジョルノ」

静岡からずっと雨の中、電車は高崎線に乗り入れたのですが、埼玉県に入ったくらいからちらちらと雪が降り出しました。朝の気温が下がっている時ならわかるものの、すでに時間はお昼を過ぎた時間だったのでこのままでは更に北にある群馬県の高崎ではどうなってしまうのかと不安になりながらも進みましたが、列車が遅れることもなく無事に高崎に到着しました。

午後3時前、到着時の高崎の天候はわずかに雪がちらついていたものの、ほとんど雨の天気で、これはかえって体を濡らすことになるのであまり良いとは言えません。それでも、車中は軽くおかしを食べただけなので十分に食事する気分になっており、高崎駅の改札から左に出る西口を出て百貨店の「スズラン高崎」を目指します。

場所的には歩いて10分ちょっとで、近くには高崎城址跡と群馬音楽センター(群馬交響楽団のお膝元)があります。お店は古き良きデパートそのもので、全国的に老舗の百貨店の閉店が相次ぐ中で頑張って営業されているのは心強くもあります。今回はまず、このスズランの中に入っている(4階)駅から歩いて行けるパスタ店の中でも、高崎では古くからパスタを出している「ボンジョルノ」の支店でパスタをいただくことにしました。

ここのお店でびっくりすることは、何とランチタイムが平日・土日祝日関係なく、午前10時半からもはや夜とも言える午後6時までに設定されていることです。もっとも、ランチタイムと言っても、ドリンクバーやドリンクバーとサラダがお得な価格で食べられるということなので、あえてランチセットは頼まずに単品のスープパスタ「トンノスパゲティ」をいただきます。

実はこのようなスープパスタを生まれて初めていただいたのが、このお店の本店だったのですが、本来は海の幸が入ったものの方がおすすめかも知れないのですが、ゲスな私は青ジソとツナの入ったトマトソースのパスタが気に入っていて、今回もついこのパスタを注文してしまいました(^^;)。

スープは熱々で最初はまるでラーメンのような感じで冷ましながら食べましたが、やはりスープの味は初めて食べた頃と変わらずにおいしく、写真のような多めの「Mサイズ」でも税抜600円とその量からすると考えられないボリュームの多さです。一応クレジットカード大のポイントカードを大きさの比較用に一緒に撮っていますが、男性でもこれだけでかなり食べでがあります。女性の方は無理をなさらずに「Sサイズ」にした方がいいかも知れません。

とにかく今回はここだけではなくて複数のお店を回るつもりで来たので、本当はもう少し余韻を楽しんでおきたいところなのですが、早々にお店を出ました。もし高崎でのお土産を探すなら、スズラン百貨店の地下が食品売場になっていて、ボンジョルノでもテイクアウト専門店を出店していますので、次の移動の前に見て行くのもいいでしょう。お店のホームページへのリンクを張っておきますので、興味のある方はごらんになって下さい。

http://www.buongiorno1982.com/index.html

次に目指すお店は高崎の隣駅「高崎問屋町駅」の近くにあります。歩いて駅まで戻っても良かったのですが、雨の降る中でそこまで歩きたくなかったということと、町の中を見ながら移動したいということで、バスを使うことにしました。ただ利用については一つ問題があって、高崎駅から発着する市内に路線を張り巡らせている「群馬バス」は今だに交通系ICカードが使えません(^^;)。今回のためにせっかくモバイルSuicaのチャージをしたのにそれを使う機会を逸してしまいました。基本的には現金を用意して整理券を取るバスでは取って後払いという、実に昔懐かしい乗り方なのですが、そこは我慢して最寄りのバス乗り場から改めて二軒目に出発することになりました。


列車移動も楽しむ 静岡~高崎パスタの旅 その2 電車の中でコーヒー

熱海発高崎行きの電車に乗り、沿線の桜なども見つつパソコンを出してブログのネタをメモしながら進んでいきましたが、同じ電車に乗っている時間は4時間くらいになるので、朝食は事前に食べたとはいえ、時間の経過とともに何かを口に入れたくなります。

キヨスクで食べ物や飲み物を買い込むのもいいでしょうが、今回は高崎でのパスタがメインの旅なので、食事をする前にお腹いっぱいになってしまったら本末転倒です。そこで、コーヒーを車内でいただくことにしました。

といっても事前にスーパーで買ってきたスティックの中にミルクも砂糖も入っているコーヒーを数本用意し、それとは別に真空断熱ボトルに入れてきたお湯を、これも事前に持ってきた紙コップに注いで飲むというだけのものです。
紙コップは100円ショップでも普通のコーヒー用のものが25個入りくらい買えますので、かなりコスト的には安いです。今回は以前にも紹介したコンビニコーヒーのカップがぴったり入る真空断熱カップも持ってきまして、紙コップに入れたコーヒーを冷めにくくしてじっくりといただきました。

ただ、今回持ってきた紙コップはコンビニのカップと比べるとほんのわずか口径が小さいようで、そのままコンビニカップに入れるとぶかぶかになってしまい、ちょっと飲みにくいので、実はその対策グッズを持って行きました。といっても大したものではなく、タリーズでコーヒーを飲んだ時にカップにつけてくれる紙のホルダーです(写真右の紙コップに巻いてあるものです)。本来は熱くなるカップをいくらかでも持ちやすくするためのグッズなのですが、これを捨てずに持って帰り、真空断熱のコンビニカップに入れた状態で持ち歩き、紙コップを使う時にこのホルダーを付けて使っています。今回はこのホルダーのおかげで紙コップがぴったりと密着し、紙コップがコンビニカップの中で安定して飲むことができましたし、紙コップとコンビニカップの間に入ったということで、これで直接紙コップを差し込むよりも保温性能が高くなったのではないかと期待できます。

それと、コンビニカップに紙コップを差し込んだ状態でも座席にあるドリンクホルダーに安定して置くことができましたので、テーブルを車内でセットし、そこにパソコンを出してコーヒーの置き場がない中でも温かいコーヒーをドリンクホルダーに置くことで長く温かいコーヒーを楽しむことができました。前回の旅ではカップ付きのインスタントコーヒー自体をコンビニで購入していきましたが、最初から車内でコーヒーを飲むことがわかっていれば、紙コップとお湯なら用意も簡単ですし、飲んだ後は紙コップとスティックコーヒーのパッケージを車内にあるごみ箱に捨てるだけでいいので、大変簡単に車内でのコーヒーを楽しめます。今回は行き帰りで楽しめるようにお湯は多めに持ってきたのですが、冷たい飲み物が必要ないほど当日の天気が雨で寒かったということもあり、このセットが今回の旅では行きも帰りも活躍してくれました。

最近ではブラックコーヒーでも一パッケージになったスティックコーヒーが売られていますし、お湯にも溶けやすくなっているのでマドラーが最悪なくても飲みたい時にどこでも飲める環境が整ってきています。そんな中でもテーブルやドリンクホルダーが用意された座席のある電車の中というのは車内でゆっくりお茶やコーヒーをいただけるのが有難いです。今回は急いで電車を乗り継ぐような形になったので、好きな時に特に温かいものをいただくには、ホームに売店や自販機がないと諦めなくてはいけなくなります(普通列車グリーン席の車内販売は残念ながらポットに入ったコーヒーの販売はありません)。事前にボトルに冷水かお湯を入れて持っていき、その場で作るのが自分の好みに合ったものをそのままいただけるということで、ぜひおすすめしたいやり方です。


列車移動も楽しむ 静岡~高崎パスタの旅 その1 グリーン車のどこに乗るべきか?

2019年春シーズンの青春18きっぷの旅は、それこそきっぷの有効期限ぎりぎりの4月10日の朝から出発することにしました。

ここまで、様々な旅をしてきて、最後の一回をどう使おうか考えると、残り一回の列車乗車というのは最寄り駅への往復に使ってもいいし、何なら使わなくてもいいくらい4回分を使い切っていたのですが、まるまる一日空きの日ができたことで、時間はかかっても快適な旅をしようと思い立ちました。

私の住む静岡駅から東西へ向かって電車が走っているわけですが、西は少なくとも浜松から豊橋まで行かないとJR西日本の新快速の電車で座って行くことができません。逆方向の東方向では、沼津から熱海まで行けば追加料金を払うことになりますが、そこから普通列車のグリーン車に乗ることができ、そのまま一本の列車で宇都宮や高崎まで行くことができます。

今回は静岡駅を朝9時24分発熱海行きというそれほど早起きがきつくない電車で出発したのですが、その電車を熱海で乗り換えると10時53分発の高崎行き(到着は14時41分)に乗り継げるので、3時間40分と時間はかかりますが、静岡から乗り換え2回で高崎まで行けてしまうのは18きっぷの乗りつぶしにはぴったりです。

ただ、せっかく高崎まで行っても何か見るものや食べるものがあるのか? と思われる方がいるかも知れませんが、高崎には独特のパスタ文化があって、安い値段でもかなりボリュームあるパスタが市内では色々楽しめるという事で最近注目をされています。出発時間が遅いので現地でそこまで時間を取れないのですが、ボリュームたっぷりのパスタをたくさん食べ歩くのも胃袋の関係で難しいので(^^;)、事前に有名なお店2店をピックアップし、そこで高崎の名物パスタを食べて帰ってこようという、実にくだらない企画なのですが、それとは別に関東近郊を走る東海道本線から高崎線をノンストップで乗って、車窓を楽しむとともに、ブログも車内で書いてしまおうという、ある意味かなり贅沢な列車での旅ということでその計画を実行に移すことになりました。

当日は冷たい雨が降る天気で、4月だというのに関東の山あいでは雪が降るのではないかと心配されるほど肌寒い天候なのですが、駅に着いてしまえば雨のことは気にする必要がありません。ただ、出発後には電車内でお昼を食べることは難しいので、駅ホームにある駅そばの「きつねそば」(340円)をいただき、長丁場の列車の旅に備えます。

静岡発9時24分の列車はそこそこ混み合っていたものの座わることができました。ただ、シートが長いので隣の人に気がねをしながらの移動になるのでスマホを見るくらいがせいぜいできることで、この時間は仕方ないということでとにかく耐えるしかありません。しかし、私の隣に座っていた男性はMacBook(ノートパソコン)を膝の上に乗せながら狭い空間で使っていました。私もパソコンは持ってきているものの、隣から覗かれる可能性のある中では出して使おうという気にはなれません。

ちなみに、最初に乗った電車は沼津で後ろの一部車両を切り離すので割と長く停車していたのですが、最初に静岡から乗る時に間違って後方の車両が空いているからといって乗ってしまうと、いったん車外に出て改めて込みまくっている前方車両に乗り直さなければいけなくなります。ですから、自分が電車に乗る前にきちんとその車両に表示される行先表示を確認することがまずは大事であると言えます。

そのまま電車は熱海に着きましたが、次の電車への乗り換えは同じホームではなく、階段を降りて別のホームからの発車になります。他の乗客はそれほど急いでいるような感じではなかったのですが、待ち合わせ時間は3分しかないので、とにかくグリーン車の停まる場所まで移動しました。

今回は普通列車のグリーン券を利用するのに、はじめてモバイルSuicaの機能を使いました。suica残高とは関係なく、登録してあるクレジットカード決済で直前にでもスマホによる手続きができます。高崎まで行く座席を定めたら、あらかじめ購入してあるsuicaグリーン券の入ったスマホで天井をタッチすれば、赤色LEDが緑色に変わり、きちんとグリーン券を購入の上で乗車していることがわかります。

今回は高崎まで通しで乗るのでこのままずっと高崎まで座っていればいいのですが、一筆書きのように降りた駅から別のグリーン車に乗り継いで進むこともできます。その場合は、降りる時にいったん座席の天井をタッチしてLEDを赤色に戻し、次に乗ったグリーン車で同じスマホからタッチすればそのまま乗り継いで行っても構わないのですが、それには事前にきちんと行く予定の駅までのグリーン券を買わなければいけません。

あと、ここから長い旅になるのはわかっていましたので、今回はどこの席に座るかというところにも気を配りました。グリーン車のトイレはだいたい4号車と5号車のつなぎ目付近にあるので、5号車のトイレ近くにある2列8席しかないスペースの左後ろにしました。これで後ろの人の事を気にしてリクライニングを下げる必要はありませんし、私の席の後ろにはトイレと洗面台があるので、長い乗車中にトイレに行きたくなった場合はその混雑具合を確認しながらさっと行って帰ってこられます。少人数での乗車でも乗っている時間が長くなる場合には、トイレの近くに席を取る方が何かと便利ですのでおすすめします。これも始発の熱海から乗ったことでできることなのですが、とにかく無事に旅はスタートすることができました。


首都圏からも日帰り可能プチ温泉旅 その3 熱海の共同湯へ

御殿場駅を出発して沼津駅まで戻り、そこから向かったのは、最近は通過するだけだった熱海駅でした。先日、駅前の家康の湯(足湯)には入りましたが、温泉を堪能するまでには行きませんでした。熱海にはそれこそ多くのホテルやリゾートがあり、お金を出せば様々な快適な温泉施設がありますが、今回は格安で入浴できる町の銭湯へ行ってみることにしました。

過去に行ったことのあるのは、駅からすぐ近くにある「熱海駅前温泉浴場」(一般500円)ですが、これより安いかけ流しの温泉が熱海にはあります。今回はその中でも、熱海で一番安くて雰囲気も良さそうな、名前としては「山田湯」としてネット検索では出ている小さな民営の銭湯に行くことにしました。熱海駅から徒歩で25分くらいの距離ですが、隣の来宮駅からなら17分くらいで着きます。幸いすぐに電車が来ていたので熱海駅から一駅の来宮駅で降りて、山田湯に向かいます。ちなみに、来宮駅は無人駅なのですが、青春18きっぷを持っている人はそのまま改札を通り抜けても構わないようだったのでそのまま出ました。

熱海というのは坂の街で、来宮駅からはかなり急な坂を下りていくことになります。山田湯の場所はネット検索で徒歩ナビを使えば問題なくたどり着くことはできるかと思いますが、山田湯の入り口は狭いのでどこから入っていくかとウロウロしてしまうこともあるかも知れません。実際の目印は、写真の食事処「みのる亭」を越えたすぐのところで、下に降りる道を下っていきます。

上の写真だとわかりずらいですが、正面のお宅の一階が共同浴場になっています。右側に駐車場になっている広めの空間があるのが見えると思いますが、そこから細い道を歩いていくと銭湯の看板などは外から見えるものは全くないものの、左側に「男湯」と書かれた入口があります。女湯は右側の入口から入るようになっています。

そのドアを開けて入ると番台は共通で、私が行った時には山田さんちのお母さん(?)が奥で何やら用事をしているようでした。時間はだいたい午後の4時前で、一声掛けると私が午後の営業の一番風呂だったようで、お湯がぬるいようだったら蛇口から出して下さいと言われ、入湯料の300円を払って入りました。

まだ誰も入っていなかったので、浴槽内の写真を撮ることができました。だいたい大人が3人くらい入ればいっぱいになりそうな浴槽に、富士山と水車小屋が細かなタイルで描かれたタイル絵が飾られています。蛇口からはすでに温泉は出ていてかけ流し状態だったのですが、元々の源泉が熱いため最初はあえて湯温が下がっているので、適温になるまで源泉を出しているようで、そのため私には熱さが足りなかった場合にはもう少し勢いよく出しても構わないというような事を言われたのだと思います。十分な熱さになったら源泉は流しっぱなしにしないように止めて下さいという注意書きがあったのですが、しばらく一人でかけ流しの温泉を楽しんでいる間に夕方のお風呂タイムを楽しみにやってきた地元のおじさんやお年寄り、そして近所の小学生と中学生らしき兄弟が入ってきて、かなり賑やかになりました。

私一人が観光客でしたので適当なところで上がりましたが、熱海の湯というのは十分に温まるお湯なので、帰りは温泉の余韻を楽しみながら歩いて今度は熱海駅まで25分歩くことにしました。帰りもスマホの地図アプリを使って歩いたのですが、商店街を抜けて様々なお店の立ち並らぶ中を歩くというのも、わずかな熱海の滞在なのですが十分に町を堪能できました。

歩いて帰る途中に通ったのが、ここも熱海駅から歩いて行けるかけ流しの日帰り入浴が楽しめる「福島屋旅館」でした。こちらは400円でかけ流しの温泉を楽しめます。今回は入浴はしませんでしたが、次回はこちらの方もチャレンジしてみたいと思っています。

熱海駅直前にはアーケード商店街があり、お土産屋さんや食事処などさまざまなお店が集まっていて、後に入った熱海駅の駅ビルよりもバリエーション豊富で、個人的にはこちらの方が楽しめました。

熱海市街を散策したのは入浴をした時間を入れても2時間くらいでしたが、それでも町をぶらついてコーヒーを飲むくらいの時間は取ることができました。最後に今回入浴した「山田湯」と今回は入浴できなかった「福島屋旅館」のデータを紹介します。

・山田湯
所在地 静岡県熱海市和田町3-9
営業時間 8:00~10:30(閉館11:00) 15:30~20:30(閉館21:00)
料金 大人300円 小人150円 幼児80円 洗髪料50円
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
設備 カランのみ タオル・石けん・シャンプーは各自持参
車利用 2台分の駐車場あり

・福島屋旅館
所在地 静岡県熱海市銀座町14-24
営業時間 AM11:00~PM19:00(最終閉館20:30)
料金 大人400円