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トラックステーションの営業情報

 世間はお盆休みに入っているかと思いますが、今年は特に暦通りの仕事で、しかも昨日の金曜日は静岡市から浜松市まで車で仕事をしに行きました。仕事とは言っても、せっかく浜松まで走ってきたのだからということで、本来はトラックのための休憩施設であるトラックステーション浜松に寄ってみることにしました。

 一応営業情報は調べて行き、平日に食堂の利用が普通の車で行ってもできるし、車も施設を利用する前提でできるということもわかっていたのですが、残念ながらトラックステーションの利用はできませんでした。というのも、トラックステーションはあくまでビジネスでトラックを運行しているドライバーのものなので、レジャー客をも呼び込むような、他のドライブインや道の駅とは全くコンセプトが違うのです。休憩施設や食堂についても、お盆の期間はお休みになっていたのでした(^^;)。

 ただ、うだるような暑さの中、トラックの中でアイドリングしながら休んでいるトラックドライバーの方々がちらほらいらっしゃいました。とにかく駐車場のエリアが広いのでトラックドライバーの方からすればこういうスペースがあるだけでも有難いことでしょう。今回は残念な結果になってしまいましたが、次の機会には食堂だけでも利用してみたいと思っています。


旅行時には支払いリスクの分散を

 昨日は久々にやらかしてしまいました(^^;)。というのも、自転車で夏の旅行のための切符を買いに行ったまでは良かったものの、肝心のお財布一式を自宅に忘れてきてしまったのでした(^^;)。

 財布と一緒に免許証も同じバックに入れていたので、車やバイクでなく自転車で出掛けとことが不幸中の幸いでしたが、それでも、買うためだけに出掛けたことがフイになったことのショックは大きかったですね。一応、スマートフォンに入れてあるおサイフケータイアプリを使って何とかならないかと思ったのですが、切符自体をモバイルSuicaで買うことはできず、やはりお金がない場合はクレジットカードを用意しておくことが大事だとしみじみ思いました。

 旅の準備をする際、持ち物の用意をする中で、もしもの事を考えて予備のクレジットカードをお財布とは別のところに忍ばせておくことは、いざという時の事を考えると本当に大切だと思った次第です。クレジットカードをあまり使わない方の場合、普段は現金中心に使っていても、年会費無料のカードを一枚作って、財布とは別の場所に入れておくと、財布を無くしても何とかクレジットカードで切符を買って帰ってこられます。

 私も昨日のような事がなければ、そのまま全てのカードを財布の中に入れて持ち運ぼうと思っていましたが、この夏のお出掛けからは、少なくとも一枚カードは別にしていざという時に使えるように準備しておこうと思っています。


東名日本坂PA上り 焼津さかな工房 夏のおすすめ定食

 うだるような暑さの中、この夏はまだ車で近場しか行きませんが、いつも一般道からおじゃまする東名日本坂PA上り 焼津さかな工房の食堂に夏のおすすめ定食として「マグロホホ肉フライ盛合せ定食」が入っていたので、がっつりと食してきました。

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 食堂の仕組みは、事前に券売機から食券を買うのですが、この定食の番号は53番ということで、あまり内容を見ないで注文しました(^^;)。というのも、マグロのホホ肉というのは魚ではあるものの食感はお肉に近く、まさにトンカツのようでいて魚であるというなかなか面白い部位であるのです。盛り合わせということで、静岡でしかお目にかかれないものの、最近では静岡おでんの具として一部の方には知られている鯖やイワシのすり身を固めて作った黒はんぺんのフライおよび玉ねぎフライが付くとのこと。これはあくまでも個人的な見解ではありますが、黒はんぺんの食べ方として、頻度的にはおでんよりもフライにして食べることが多く、1枚だけでも十分満足できるボリュームを誇ります。

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 で、千円を払い出てきたのがこの有様です(^^;)。何とマグロホホ肉フライと大判黒はんぺんフライが2枚ずつあり、これだけでお腹いっぱいという感じです。玉ねぎだけが1つでほっとしましたが、刺し身も食べたいと思う心に有難いのがマグロの切り身が入った山かけが付くということです。ここで一つ注意ですが、食堂のテーブルには、メニューのほとんどが海鮮系のお刺身やお寿司のみということで、醤油は常備されていてもソースは置かれていません。フライ物は他にも大きなアジフライが2枚付くアジフライ定食もありますが、ソースが無い時にはお店の人に注文するとすぐに出してくれますので、ぜひ黒はんぺんのフライにソースを掛けて食べてみて欲しいですね。

 マグロのホホ肉の味は、豚のヒレのような感じが私にはしましたが、食べているうちにこれが魚であることを忘れてしまう感じです。量は相当多いので、複数の人で利用する場合は他のメニューも頼んで、シェアをしてフライもお刺身もという感じで食べるのがおすすめかも知れません。さすがに夏おすすめだけあってかなりボリュームのあるメニューとして仕上がっていますので、名古屋から東京方面へこの夏に出掛ける方はぜひとも挑戦していただければと思います。


国内旅行でホテルの安い部屋が取りにくくなる?

 ここのところの円安で、海外からの観光客の方々が日本に押しよせているといいます。今まで閑散としていた私の地元の富士山静岡空港も例外ではなくかなり多くの人が出入国しているようですが、ある状況に空港の方が頭を痛めているのだそうです。それは、夕方の便に乗るため当日の朝から空港で待っているアジアからの観光客の方が結構いるとのこと(^^;)。なぜわざわざ日本に来たのにこんなもったいない時間の使い方をするのかと思うところですが、買い物ツアーで日本に来る人たちは、買い物にほとんどのお金を集中させたいということで、日本での観光よりもとにかく日本での買い物重視になっているのではないかと私には思えます(^^)。そうした流れからすると、日本での宿泊についても一定の傾向が見えてきます。

 これからの数年は東京オリンピックをピークにして海外からの観光客をいかに受け入れるかということで、首都圏のホテル事情が気になりますが、国内で一泊や泊の旅行をしようと思っている人にとって、シーズンのオンオフ関係なく安いホテルが取れない状態が出始めているのだそうです。今のホテルはインターネットから直接予約ができるため、海外のツアー客によってまとめて早いうちから安い部屋が押さえられてしまうという傾向があるのだそうで、これも買い物以外には無駄なお金を使いたくない傾向なのかも知れませんね。

 首都圏では実際に、一部では今まで五千円以下で泊まれていたビジネスホテルが、安い部屋から先取りされてしまう傾向があるのだとか。今度この傾向がエスカレートすると、場合によっては海外観光客が殺到するようなところでホテルを探す場合、下手をすると安いと思われている大手ビジネスホテルチェーンに泊まる場合でも、一泊一万円くらいの部屋しか残っていなくなる可能性もあるという話もまことしやかにネットでは語られているのですが、少なくとも東京オリンピックが終わるまでは、国内旅行をするためのホテルの確保が難しくなることは覚悟しておいた方がいいのかも知れませんね。

 私が旅行のためホテルを予約する場合は、できるだけぎりぎりになるまで決めないようにしていましたが、これからはその方法が使えなくなる可能性が大ですね。今後の対策としては、ホテルの会員になって一般より先に予約するという方法もありますが、これだとかなり前から旅行の計画を立てなければいけなくなります。

 そうして何とか安い部屋を確保できたとしても、実際に外国人観光客の集団と鉢合わせした場合、騒がしくてゆっくりできないというような話はあちこちで聞きます。ホテルの数も限られているわけですから、もしそうした人に当たったとしても我慢するしかないでしょう(^^;)。今後国内旅行を考えている方は、まずは早目に目的地周辺のホテル事情についての情報を仕入れ、それなりの対策を立てておいた方がいいのかも知れませんね。


車中泊の旅も社会の安定があってこそ

 山梨県の河口湖周辺で、走行中の車がパンクの被害に遭う事件が2014年の夏頃から起きているそうです。パンクの原因は自然発生的なものでなく、人為的なものだということで、注意が必要なように思います。

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 この写真はネットニュースの中で紹介されていたものですが、かなり衝撃的だったのでここでも紹介させていただきたいと思います。もしこの画像掲載に不都合があるようでしたら、こちらの写真はすぐに消しますので改めてご連絡下さい。写真を見ていただくと、当初はまっすぐに伸びた釘を曲げ、常に尖った方が上を向いて立つように加工されていることがおわかりいただけるかと思います。

 ということは、運転しながら道に撒かれた釘を見付けて避けない限りは必ずといっていいほどタイヤがパンクしてしまうことになってしまいそうだと言うことです。下手をすると複数のタイヤがパンクする可能性もあり、単にタイヤだけの問題ではなく、スペアタイヤのない車においては全てのタイヤを修理しないと再び走れなくなり、大きなタイムロスとなってしまいます。単なるタイムロスだけではなく心理的な落ち込みも起こってくるでしょう。

 釘を撒いた犯人はまだ捕まっていないので、河口湖方面へ出掛ける方は細心の注意が必要になります。わざわざ目に付きにくいように釘を茶色に塗っていたりするので、幹線道路から離れた道(つまり他の車が通らない場合が恐い)を走る場合は夕方から夜の走行は避け、できるだけ幹線道路を走って移動したり、前方への注意しながらスピードの出し過ぎを控えることが大切になってくるように思います。

 今回の話を聞いて、多くの人の休日の行動を変えるかも知れないほどの結果をもたらした事というのは大変恐ろしい感じを覚えました。単に釘を持っているだけでも、常に尖った部分が上に来るように曲けただけでも決して警察のご厄介になることはありませんが、それが車の通る道路に置かれただけでこれだけの影響が起きるのですから、いわゆる犯罪集団が本気で何かを起こしたら、いくら警察が万全の警備体制を敷いても絶対安全かということはないだろうなあとしみじみ思います。私たちが好きな時に好きな所へ日本国中車で旅に出掛けられるのも、意図的に大規模な交通妨害やテロが起こることなど考えなくていいからという側面もあります。道路の安全も大切ですが、ギスキスした社会状態による治安の悪化がこの国で起きないように関係各位にはご努力いただきたいものです。


静岡ホビーショーで気になった品

 今年、2015年もこの季節がやってきました。模型の町でもある静岡市で行なわれる見本市「静岡ホビーショー」が今週末に一般入場ができるということで、見に行くだけならタダということで出掛けてきました。

 会場に到着したのがお昼過ぎだったということもあって、会場内はどこもものすごい人で、全国からやってくる人も相当数いたことでしょう。それにしても、入口には自衛隊の本物の車両が飾ってあり、企業のブースの中には今後大きなものは簡単に手に入るかわからないドローンのデモをやっていたり、ミニ四駆をしのぐ一番の人気はモデルガンの試し撃ちだったりと非日常感満載の中、プラモデルに興味のない方も食いついているブースを発見しました。

 それは、鉄道模型のお店「ポポンデッタ」さんのブースで、私が行った時には別のお客さんにちょっと前にテレビの「タモリ倶楽部」へ出演した際の話などをブースではしていたようでしたが、ブースの奥に発売予定の品として飾ってあったものが実に興味深かったです。もし先行予約があればその場で予約してしまったと思います(^^)。

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 ちょっと見ずらいかも知れませんがプラスチック製のコンテナで、普通のホームセンターで入手できそうなものなのですが、カラーリングおよびロゴがさすが鉄道模型趣味だけあってJR貨物のロゴが入っています。ちなみに、この商品の正式名称は「19D形式コンテナ収納ボックス」です。ちょっと見たら本物のJR貨物のコンテナ(貨物列車に乗せて運ぶもの)みたいだというのがポイントです。JR貨物には承認済みとのことで、近日中に販売開始とのことなので、興味のある方はお店のホームページをチェックしましょう。私が旅行に出る際にはケロリンの風呂桶を載せて行っていますし、さらに車中泊のための小物をこのコンテナに入れて常に車載しておいてもいいですね(^^)。

 一通りブースはのぞいたものの、本当に人が多くて遠方からやってくる方は大変だとしみじみ思います。本日来場予定にしている方は、早朝から入れるのでなければ、会場の駐車場に停めようとするとかなり混んで大変になると思うので、多少距離は離れても駐車場からのシャトルバス利用の方がおすすめです。


東名日本坂PA上り 焼津小川港水揚げ 駿河湾深層水仕立ての「焼き鯖寿司」

 以前このブログで紹介させていただいたことがあったかも知れませんが、静岡県焼津市にある小川港は鯖で有名で、年に1回11月に開かれる「小川港さば祭り」は、炭火で焼いた鯖を限定ながら無料で試食できるので、朝から多くの人が押し寄せます。

 一般的に焼き鯖といえば羽田空港の空弁を連想しがちですが、地元びいきだと揶揄されたとしても、なかなかこちらの鯖もおいしいです。このブログでは何度も紹介している東名高速道路・日本坂パーキングエリア上りの「焼津さかな工房」で売られているしめ鯖はオレンジが添えられていて大好きなのですが、先日何と1つ500円の「しめ鯖寿司」を買おうとゴールデンウイーク中に出掛けたところ、しめ鯖寿司の代わりに売られていたのが今回紹介する「焼き鯖寿司」でした。

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 ちなみに、1個の値段は税込み850円と高いですがその分量も多く、少食の人にはちょっと多いほどです。普通に考えると、これだけのクオリティならこの値段も納得かなという感じです。焼き鯖とご飯の間には大葉が引かれ、ペースト状になった梅が付いているので、あえてお醤油を付けなくても(パッケージには当然お醤油とガリが付いていますが)十分においしくいただけます。

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 さらに、焼津で産業用に提供されているミネラルが豊富な海洋深層水を使っているというのもパッケージには表示されています。焼津の海洋深層水は一括管理されているので、品質の良さをうたうことにもなるのでしょうが、私には残念ながら海洋深層水を使っていることについての味の差についてはわかりかねます(^^;)。その点はご容赦を。

 ちなみに、私がこの焼き鯖寿司を購入したのは午前11時頃でしたが、刺身用マグロやしめさばが置かれている保冷ケースの上に鎮座しています。この鯖目当てに来る人も少なくないと思いますので、午後になると早めに売り切れが予想されます。その味を試したい方は時間を調整してまだ十分在庫があるうちに訪れるのがいいかと思います。


静岡県焼津の新名物となるか? 「オオグソクムシせんべい」を試食する

 先月行なわれたニコニコ動画に関するイベントで先行販売され、それなりにインパクトを持って報道された深海生物「オオグソクムシ」を練りこんだせんべいがゴールデンウィーク開始とともに静岡県内で販売されています。焼津さかなセンターの売店や、焼津周辺の東名・新東名のサービスエリアには置いてあるようです。私はほとんど常連化しつつある東名高速の日本坂パーキングエリア上りの売店(海産物のコーナーではない方)で購入しました。

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 ちなみに、売店のレイアウトはこんな風になっていて、売り出す気満々ながら、観光客はこのインパクトあるディスプレイを気にする風でもなく(^^;)、意外と売れていませんでしたが、認知度が上がればそれなりに売れていくのではないかと思います。

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 パッケージはこんな感じで、焼津で深海魚を獲っている長兼丸という漁師さんの名前があります。テレビのバラエティで深海魚を獲るロケには必ずといっていいほど出てくるのでおなじみの方もいるかも知れませんが、地元静岡のテレビでもかなり出てくる方です。深海魚を地元の名物として売り出していく中で注目したのがこのオオグソクムシなのだそうで、味は海老に似ていることからおせんべいの形にしての販売になったとのことです。

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 オオグソクムシ自体が白いので、見てくれは普通の塩せんべいにしか見えませんが、食べてみて最初に感じたのも塩気が多いなということでした。その分、海老のような味をしたオオグソクムシの味が薄まっているのかも知れませんが、それもあまりにも奇妙な見てくれのオオグソクムシを食べるという感覚を何とかしたいと思ったからなのか、私にはわかりません(^^;)。でも、知らないで食べたらえびせんの一種としか思えないでしょうね。

 さて、このおせんべいが新しい静岡名物として広まっていくかということは、単にオオグソクムシが認知されるかによってではなく、焼津で深海魚が多く獲れる場所だということも知ってもらうためにも有効だと思います。全国を旅していると、海の幸を提供してくれるところは沢山ありますが、どうしてもその地方の独自色のないものになりがちです。例えば、静岡に住んでいる私が旅先で名物だからと、普段新鮮なものを食べ慣れているマグロやカツオをふんだんに使った名物を出されたとしても、あまり有難みを感じないわけです。そういう意味でも、全国でも珍しい深海生物を使ったおみやげが静岡県内を通り過ぎる人たちにとって魅力的なお土産になりえるのかということは興味があります。今後、オオグソクムシに続く新たな深海生物を使った名物が出てくるきっかけになるかも知れませんし。ちなみに、写真の大きさのおせんべいが12枚入って1,620円(税込み)です。興味のある方はぜひ一度チャレンジしてみてください。


行ったつもりで旅気分になれるラジオ番組

 ゴールデンウィークの旅の予定というのは皆様いかがでしょうか。お金も暇もある方は海外中心になるのかも知れませんが、車中泊では行ける範囲が限られてしまうのが残念と言えば残念ではあるのですが、とりあえず私は海外や飛行機でしか行けない国内は除外した上で考えようと思います。

 そんな意味では車中泊の旅というのはたとえそんな遠くへ行かなかったとしても、それなりの旅をした気分になるような行程を作ることが可能です。休みが続くゴールデンウィークの期間であればなおのこと、渋滞で身動きが取れなくなる高速道路にあえて乗らず、カーナビも使わずに一般道を適当に走りながら適当に食事の場所や宿泊場所を決めたりして(^^;)、距離を走らなくても未知の領域に到達することはできるかも知れません。ただ今回はそうした旅の実践法の話ではなく、別のもので旅気分を演出してしまおうという試みです。

 しかも、この方法は、特定の場所にしか行った気になれません(^^;)。しかし、その場所にはまっている人にとってはかなり行った気分にひたれるのではないかと思います。その場所とは、沖縄なんですね(^^)。

 私自身、学生の頃から北海道には鉄道を使って行けたので結構出掛けていたのですが、さすがに沖縄だと鹿児島県まで陸路で行けても、そこから必ず船か飛行機を使わないと行けません。そのため下手をしたら一生行くことはないかなと思っていたのですが、ひょんなことがきっかけで現地に友人ができ、一時期には結構頻繁に行くことができました。普通の観光旅行なら他の場所へ行くのとそう変わりばえもしないと思いますが、現地友人のコーディネートで延々と飲みに誘われることが多かったので、飲み会の始まりは沖縄時間で遅くて、さらにお店をはしごしながら朝までほぼ毎日連れ回されるというとんでもない行程が続くという今思い出してもおぞましい事になってしまっていました(^^;)。もちろん、いろんな店の中には単なる飲食店だけでなく、いわゆる民謡酒場のようなところもあり、生で演奏・歌や演武(沖縄では三線の演奏に合わせて空手の型を見せるようなこともあります)を楽しんだりして極度に日常から離れた体験をすることができたので、今になってみると有難いことだとは思っているのですけどね(^^)。

 そうした旅の中で夜にお店をはしごする時の移動にタクシーを使うことがほとんどなのですが、私の記憶の中ではそんなタクシーの中で流れている地元のラジオ放送がほとんど沖縄方言で話していて、何を話しているのかさっぱりわからないながらも、耳からの刺激で沖縄に来ていることを実感していました。番組の方ものんびりした雰囲気で、おしゃべりの合間に流れる曲もチャートインしているものではない沖縄の民謡が多かったように記憶しています。

 もし私と同じような事を沖縄で体験してきた方なら、日本国内ならどこにいても沖縄気分になれる方法があります。短波放送の「ラジオNikkei第1」では、月曜から金曜の午後7時から1時間、その日の夕方に放送された琉球放送の長寿番組「民謡で今日拝なびら」をそのまま録音放送しています。この事実は私と一緒に沖縄によく行く友人から教えてもらったのですが、短波放送というのは聞けるラジオが限られ、なおかつ雑音が入りやすいというディメリットがあるので、逆にその友人にネットラジオを使えば雑音もないきれいな音で聞けると教えてあげました。さらに、AndroidスマートフォンにRazikoというアプリを入れれば予約録音も可能ですし。

 現状ではさすがにオンタイムで番組を楽しむことは難しいので、いったん番組を録りためています。前日に録音した番組を翌日の車の中で聞けば、単なる通勤による移動のはずが車内は沖縄のタクシー状態になります。日本国内でこのような気分になれるラジオというのは沖縄以外ないような気もしますし、だからこそラジオNikkei第1がリレー的にその日の放送をすぐに届けてくれるのはありがたいものです。

 番組の内容についてはあくまで地元沖縄の人たちが聞く内容なので観光に役に立つというわけでもないでしょうが、耳になじんでくるともしかしたらまだ沖縄に行ったことのない人でも沖縄についての親しみが出てくるように思います。ラジオNikkei第1はRadikoを使えばスマートフォンだけでなくパソコンでも聴取可能で、パソコン用の録音ソフトもありますので、お金を掛けずに沖縄へ行った気分になりたい方はぜひ一度聞いてみてほしいと思います。


航空機事故の衝撃から国内旅行の動向を考える

 スペイン・バルセロナからドイツ・デュッセルドルフに向かった格安航空の事故は、改めて飛行機の事故の恐ろしさを多くの人に呼び起こさせた感じがしています。事故で亡くなるということについて言えば、自動車の交通事故で亡くなる確率と比べても飛行機は安全だという風に捉えることもできるでしょう。しかし、これも先日フランスのテレビ番組に出演していた有名アスリートが亡くなったヘリコプターの事故のことを考えると、車同士ならちょっとの接触なら多少の怪我ぐらいで済むところ、空中で接触すること自体が重大な事故になってしまうという怖さは決して払拭することはできないでしょう。

 もし今、日本の格安航空会社の飛行機に事故が起こったとしたら大変なことになるだろうと思いますが、今後の格安航空会社の経営を左右しかねない新たな新幹線計画が進行していることも確かです。先日開通した北陸新幹線の後、ついに平成27年度末に新青森と新函館北斗間で開業する予定の北海道新幹線は、日本国内の旅行のあり方を変えてしまう可能性を秘めています。

 ちなみに、私が初めて飛行機に乗ったのが北海道旅行に出掛けるためでした。まだ青函航路が国鉄により運行されていた頃は青森から連絡船に乗り換えになりましたが、青函トンネルができたことで、先日廃止になった寝台特急の北斗星やトワイライトエクスプレスを使えば乗り換えなしで札幌まで行けるようになりました。しかし、寝台車は定員が限られているため席を取るのが大変で、しかも様々な安売りチケットがある飛行機と比べると高くて時間がかかるということで飛行機を使う方も多いでしょう。その後も何度か北海道に行きましたが、時間の制約がある中で、北海道へ行く途中を楽しむのなら在来線や高速バスで何とか青森までたどりつき、そこから青函トンネルを通って北海道入りというのもいいのですが、時間が限られた旅では飛行機を使うしかなくなります。そうした選択が新幹線の北海道乗り入れによって変わってしまうのではないでしょうか。何より画期的なのが、座席の予約をしなくても乗車券と自由席特急券さえ買えば当日中に東京から函館(将来的には札幌)まで行けてしまう気軽さでしょう。飛行機ではとてもこんなことはできません。

 もちろん、沿線上に台風が来たり雪で進めなくなるような事もあるでしょうが、少なくともその時には飛行機は全く飛ばないと思いますので、多くの人が気軽に北海道に行けるチャンスが生まれるという意味で、実際に開通日が発表されれば、今盛り上がっている北陸新幹線が霞んでしまうほどの盛り上がりが出てくるのではないでしょうか。