キャンピングカーで生活するのは無謀か

昨日、テレビを見ていたらとあるキャンピングカーを展示したフェアを紹介している地元の情報番組がありました。このサイトは車中泊は車中泊でも、普通の車を工夫して何とか寝られるようにするというコンセプトにしているのですが、専用のキャンピングカーを購入して使う生活というのは、1つの理想の生活だと憧れるものがあります。

しかし、普通の生活の中ではキャンピングカーを使って出掛ける日数というのは限られてきます。となると、誰しも考えるのが「キャンピングカー自体に住んだらどうだ?」ということになるかと思います。

テレビで見た最新のキャンピングカーは1,500万円と安い住宅くらいの価格がするものもありますが、さすがに設備はすごくて、例えば電気や水道のあるガレージにキャンピングカーを置いてその中で普段は生活し、ふと旅に出たくなったら家ごと旅に出るようなことも可能になるかと思うのですが、コストだけを考えてしまうともしレンタルのキャンピングカーがあるのなら、その時だけ車を借りた方が安くは上がるでしょう。

安いキャンピングカーも当然ありますが、フラットな寝床が作れるキャンピングカーであってもやはり普通の部屋で寝るのと比べると疲れは取れにくいだろうと思いますし、何しろキャンピングカーの中に洗濯機は置けないと思うので(^^;)、普段の生活とのメリハリを付けるためにも、ワンルームでもいいので生活の基盤を確保した上で別宅的にキャンピングカーを使うようなパターンがいいのではないかと思えたりします。

実際、家族でアパートに住んでいるような場合、お子さんがいるとなかなか自分のプライベートスペースが取れず、トイレの中くらいしか一人でいられないというパターンもあるでしょう。そこで、軽自動車のキャンピングカーや、軽ワンボックスにフロアとカーテンを付けて寝転がれるようにして、人をダメにするというヨギボーのクッションでも入れれば、車の中にもう一つのリラックスできる空間を作ることができるのではないでしょうか。

日が当たる天気のいい日なら冬でもそこそこ車の中は暖かくなると思うので、昼寝も十分にできそうですが、もう少し大きなスペースを取れるハイエースあたりの車なら、さらに凝った「別宅作り」ができるでしょう。

日本の道路事情を考えると、ハイエースでも大きくてなかなか車中泊できる場所が見付からない場合もあります。本来は日常生活に使うための車と、キャンピングカーを別に持てるだけの金銭的余裕があればいいのですが、多くの人はそこまでのことは難しいのではないかと思います。それなら、一般的に車中泊しやすい車といわれる車の中に車中泊ができる環境を整えた上で、普通の生活に使うしかありません。

といっても、キャンピングカーに自分の生活するための道具を全て収めることができれば、ある意味究極の「断捨離」になる可能性もあります。最初からキャンピングカーの中に収納できる物だけで生活するという根性があれば、それはそれで全国どこへ行っても生きていけるわけでそういう生活にも個人的には魅力を感じたりします。

なんでこんなことを書くかというと、現在の私の生活環境があまりにも使わないもので溢れていて今のままではとても今の住居から出られないという現状だからです。とりあえずはいらないものは捨て、使わないものは処分するなどして身の回りにあるモノを減らし、いざという時には必要最少限のものを車から余らせないようにして積んでいけるくらいに減らしたいなと思っているところです。


カテゴリー: 車中泊・車関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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