B84cot (OEM:Grizzly) の組み上げと簡単なグレードアップ法

 すでに車中泊用に低床コットのボイジャーコット(現在はOEMのB24 cotとして販売されています)を北海道夕張で営業しているアウトドアショップ・快速旅團さんから購入して便利に使っているのですが、当時の購入金額は一万円弱だったと記憶しています。今回、同じ快速旅團さんのネットショップから、ボイジャーコットより一回り大きいサイズの通称「グリズリーコット」のOEM商品、B84cotを購入しました、お店の方でが円高の時に仕入れたものらしく、当時のボイジャーコットと比べても格安の値段で売っていたので、その値段で買えるうちにと注文を出してしまったのです。

 実際に品物が届いてみると、仕舞いの寸法すら大きいという感じですが、何とか今の車にも搭載できるギリギリのサイズといった感じです。このコットは車内で使えるサイズではありませんが、大きさを除いては組み方などはボイジャーコットと同じです。このコットは最初はかなり硬く、組み上げるのにかなりの力がいるのですが、ボイジャーコットの組み立てに慣れているせいか、意外とスムーズに組み上げることができました。ここでは組み上げの手順および簡単なグレードアップ方法について、今後ボイジャーコットを購入される方の参考にもなるかと思いますので、詳しく紹介します。

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 まず、袋からコット本体を出します。足が4本と最初から布が張られたパイプ部分に分かれています。こうした形になっているため、パイプを組むだけでコットが完成するのです。

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 作業の第一段階として、写真のように3つに分かれたパイプをつないで一本ずつにします。これで組み上がった時のだいたいの大きさがわかるでしょう。当然ながらそれなりの広いスペースがないと組み上げは困難なので、十分なさ行スペースを確保するようにしましょう。

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 次に、足の部分のパイプを本体にはめ込むのですが、ここがかなり大変なのです。何の予備知識もなく手の力だけではめ込もうとすると、下手をするとパイプの先が手に当たって怪我をする危険もありますので、心配な方は軍手をして作業される方がいいかも知れません。私の場合は写真のように足で両側のパイプの穴を思いっきり広げたまま足のパイプを押し込みます。何とか両方の穴にパイプが入ったら、上から叩くようにしてでも根元まで押し込むようにします。最初は一連の動作にかなり力が要りますが、何回も組み上げていくうちに金属部分がスムーズに入るようになり、それほどの力をかけなくても済むようになります。力がなくてどうしても組めない場合は、どなたか力の強い人を頼んで何とか数回組み上げてもらい、その後でもう一度組み上げを試してみましょう。

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 このように足を全て差し込めば完成です。ただ、最後のパイプをきっちりと差し込むにはやはり力がいります。とにかく最初だけだと思って頑張りましょう。布の張りが以前購入したボイジャーコットに比べてゆるい気がしますが、その分ゆったりとできるような感じになりました。このままでも十分便利なのですが、足と床面を保護するためのカバーを足のパイプの部分に付けたいと思います。

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 使うのは、100円ショップで購入してきたガーデニング用のホースです。たまたまあったものは内径15ミリのホース1メートル10センチのもので、今回はこれを2本使います。

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 まず、ホースを半分に切ります。コットの足の地面に接地する部分はだいたい60センチ弱くらいなので、半分に切った55センチというのは意外とベストマッチングな長さかも知れません。

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 このままでは足に付けることはできないので、写真のように切りこみを4本全部に入れます。このように切るためには細長いはさみを使うのがいいでしょう。

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 切り込みを入れることによってパイプにホースを通すのではなく、一枚になったホースを足のパイプに巻きつけるようにして装着することができます。四本の足全てに装着すると結構立派に見えます。これで、屋内で使う場合でも床を傷つけることはないですし、屋外で使う場合でも、汚れたらホースの部分だけ取り外して洗えば元々の足はそれほど汚れずにすみます。

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 最後にひっくり返して完成です。改めて寝転がってみましたが、男性でそれなりに背が高くてもコットの上で寝返りができるというのはいいですね。カバーを付けたことにより心配した収納についても、ホースを付けたままで収納袋にそのまま入り、車にも積載することができました。このコットは家の中やベランダで使うほか、夏の暑い時期に車中泊ではとても過ごせないような場合は積極的に設置して活用していこうと考えているところです。


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