桜えびの不良の影響はどこまであるか

11月12日に秋の桜えび漁が静岡県内で始まりましたが、今年の春漁も不漁が続くなど不安定な状況が続いていたのですが、この秋漁でも沼津から静岡市の安倍川沖までの漁場では桜えびの魚群がほとんど見付からなかったとのことでその地域では秋漁を自粛する予定だというかなりショッキングなニュースが報じられたばかりです。

もっとも、由比港周辺や県内のお店では相当の冷凍桜えびの十分な備蓄があるので、静岡県に来て桜えびが食べられないということはないのですが、このまま全く漁れない時期が長く続いてしまっては、今までのように静岡県の名産が「桜えび」だとは言えなくなってしまうという最悪のケースも考えられます。

さらに問題なのは、この不漁の原因が全くの不明だということなのです。海水温が高くなったので移動してしまったのでは? という考え方もあるようなのですが、その考えにどのくらいの根拠があるのかというのは不透明で、現在は漁協が漁を自粛することで少しでも駿河湾にやってくる桜えびの資源保護を計りたいということのようです。

毎年、由比港ではゴールデンウィークの時期に「由比桜えびまつり」を行なっていますが、来年はゴールデンウィークが10連休になることが決定したこともあり、地元としては何としても次の春の漁で巻き返しを図り、桜えびまつりが開催できるようにと今回の秋漁の自粛を決めたのだと思います。

同じく静岡県沿岸で漁れる「生しらす」についても不漁の話は何度も聞くものの、無事に復活して生しらすを食べられるようになっています。しらすについても冷凍及び解凍技術が進歩しているので、不漁の時期であっても生のしらすが食べられるように最近ではなっています。しらすのように、桜えびの漁獲量が春に向かって戻ってくることを今は期待するしかないのですが、先に書いた通り由比港周辺では過去の漁であがった桜えびを冷凍して確保しているので、秋の行楽シーズンにはぜひ立ち寄っていただければと思っています。


カテゴリー: 地域情報・イベント | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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