ASUS TransBook Chi T90CHI-64GS その3 モバイル環境での活用の仕方

 購入して日が浅いTransBook Chi T90CHI-64GSではありますが、個人的には大いに満足できる端末になりました。iPad mini2と一緒に持ち運ぶとその特性の違いをうまく生かして使えるような感じがします。瞬時に起動させてちょっとした調べものをするにはiPad mini2を使い、文章を書いたりブログを更新したり、写真の整理をしたりするにはやはりWindows8.1が入ったTransBook Chi T90CHI-64GSの方が便利です。

 TransBook Chi T90CHI-64GSはキーボード一体型の端末ではないものの、マグネットでしっかりと固定されていますから、何とか机などがなくても膝の上に本体を置いてタイピングおよび作業ができるのがいいですね。ソフトをあまり入れていないせいか、起動もきびきびしていて、外出先でちょっと待っている間にブログの下書きを書くことも十分できます。同じサイズで文章入力用に絞ったハードであるポメラとの違いは、これ単体でネットに接続させれば作業の仕上げまで一通りできてしまうので、データの受け渡しなどによる時間を無駄にすることがありません。ファイルを送ったり読み込ませることなく、クラウドを使って複数の端末で共有するのは、Wi-Fiで接続してEvernote以外できないボメラとの違いは明らかでしょう。さまざまな作業用のファイルをクラウド上で管理することによってTransBook Chi T90CHI-64GSの利便性は飛躍的に高まります。

 ただ、この端末の弱点のひとつとして、外付けのモニターにつなぐ端子がないことがあります。旅行先でホテルに泊まった時、画面の小さいパソコンであればあるほど、ホテルのテレビをモニター代わりにして使いたいと思うこともあります。それを何とかできないかと思って活用してみようと思ったのがWi-Fiでさまざまな情報をテレビ出力できる小さな端末chromecastです。

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 写真のようにインターネットブラウザのchrome画面を飛ばして映すことができるので、ブラウザの中に限りますが、大きなテレビの画面で検索結果を見たり、ブログのアップもできそうです。この使い方は、全ての作業をブラウザ上で処理するChome OS搭載のChromebookの使い方と同じなので、ブラウザのChrome上でメールを読み書きしたりすることが当り前になれば、こうしたパソコンの使い方が一般的になるわけで、このやり方に慣れてしまえばいいのかも知れません。しかし、使い慣れているソフトでの作業を外部モニター上で確認できないのかと思いましてインターネットで検索すると、テスト機能としてパソコンのデスクトップ全体をモニターに飛ばして見られる設定が以前はあったようですが、私がこれを書いている現在は私のchromecastではこのテスト機能はメニューからなくなっていました(;_;)。検索結果を見てぬか喜びをした分だけショックが大きい部分もありますが、今後その機能が正式にサポートされるようなら、全てchromecast経由で端末内での作業を大きいテレビで代用できることになりますから、今後の動向に期待したいところです。

(2015.6.2 追記)

 chromecastでwindowsパソコンのデスクトップ画面を出力する方法について、事実誤認がありましたので訂正します。ネット検索で出てきた情報では、ブラウザのchromeに機能拡張をインストールすると右上にアイコンがあり、そこをクリックするとダイレクトに「画面やウィンドウをキャスト(テスト)」という表示がでてくるのでそこからデスクトップ画面をテレビに映すことができたのですが、これを書いている現在はその表示はありませんでしたのでテスト期間が終了したかのような書き方をしてしまいました。

 今回改めて試してみたところ、chromecastのアイコンをクリックしたときに出てくるメニューの一番上に、

「このタブのキャスト先(BATA)」

 というメニューがあります。その先に、小さいボタンがあり、それをクリックすると、さらにサブメニューが出てきます。そのサブメニューの中に「画面やウィンドウをキャスト(テスト)」というメニューが隠れていました。バージョンの違いによって呼び出す場所が変わっただけだったのに、機能そのものがなくなったと勘違いをしておりましたのでお詫びとともに訂正いたします。ただ、この情報もバージョンアップによって変わってしまう可能性はありますので、ご利用の際は十分確認されることをお薦めいたします。


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