ASUS TransBook Chi T90CHI-64GS その2 キーボードの使用感

 ASUS TransBook Chi T90CHI-64GSはウィンドウズマシンということで、特にupdateはしっかり確認しながら一通り端末のセッティングを済ませましたが、基本的に導入するソフトは最小限にして、データはクラウド上に置いたものを使うようにすれば空き容量を気にしないで使うことができます。実際に導入したソフトも必要最少限のものしか入れていませんし、半日も費せば今まで使っている別のノートパソコンでできることが全てできるようになりました。

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 届いてみて、そのサイズはやはり小さく、大きさ的にはキングジムのポメラDM100とほぼ同じ感じです。ポメラを強引に押し込んでいたSONYのかつてのクラムシェルの名機であるVaio Pシリーズ用の耐衝撃タイプのケースに入れてみたところ、何とかぎりぎりで中に入れてチャックを閉めることができました。ただ、全て閉めてしまうとケースが痛みそうなので、多少は余裕を持って多少は隙間を空けてあります。この状態でも、最少限のモバイル端末と財布を持ち運ぼうと買ったボディーバッグには何とかiPad mini2やモバイルルータと一緒に入りました。実際にこんな風に複数の端末を持ち運べるということがわかって、今回10インチを超える端末を買わなくて良かったとしみじみ思いました。

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 ただ、ここで問題として出てくるのはこのサイズのノートパソコン(実際にはワイヤレスのキーボードドッグの付いたタブレット端末ですが)で、日本語入力がタッチタイプできるのかということです。この点についてはたまたまよく行く家電量販店に実機が飾ってあったので、実際にタイピングの具合を試すことができ、一応大丈夫そうということで買ったのですが、実際に使っていて、写真のようなキーボードレイアウトで、若干右側のキーの幅が狭い感じがしますが、あくまで私の場合ではありますが、入力に関してはまず問題がなく手元を見ないで打てるタッチタイピングができます。もちろん、もっとサイズが大きくしっかりとしたクリック感のあるキーボードの方がいいと思いますが、早めに打ってもミスはほとんど出ませんし、普通に文字入力をする分には全く問題がないと思います。しかし、この機種特有の問題なのが、本体にもキーボードにもポインティングデバイスの類がないことです。
 
 どうしてもマウス操作が必要な時には、別に画面上にタッチバッドを出現させ、画面にタッチしてマウスカーソルの移動と左右のクリックができるソフトの「TouchMousePointer」を導入すればいいのですが、それでも困る場合があります。というのも、ウィンドウズの場合、設定に使うアイコンが画面の一番下のバーに入っていることが多いので、ちょっとブラウザだけ起動させたいとか、電池の残量を調べたいという場合に、キーボードドッグのヒンジの部分が邪魔をして、太い指の人はうまく画面の下をタッチすることが難しいという小さい端末ならではの不具合です。

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 その対策として、今まであまり使っていなかったスタイラスペンを持ち出し、ちょっとしたことはTouchMousePointerは起動させずにキーボード上での操作とスタイラスペンでのタッチでやるようにしました。今の所、マウスが使えない不便はありますが、どうしてもマウスが使いたい時には別に小型のBluetoothマウスを使えばいいですし、むしろ本体とスタイラスペンのみでそれなりに使えるメリットの方が大きいかも知れません。今のところはできるだけ他の周辺機器を使わずに、モバイル環境の中で使って行こうと思っています。


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