最近、ネット検索をすると最初にAIからの回答が出てくるようになりました。それらしき回答は便利ではあるのですが、それが常に正しいかというとそうでもありません。先日、CDを注文して購入したとあるミュージシャンについてネット検索をしたところ、その人はバリバリの男性であるのに、最初に出てきたAIの回答の最初が「その女性歌手は……」というものでがっくり来てしまいました。名前が中性的で男性でも女性でもありそうだとは言え、自信満々に間違った答えを出すAIとは何だと思ってしまいました。
単にがっくり来るだけなら良いのですが、最近のニュースでAIの回答を信じて行動してしまったために、とんでもない状況に陥り、命の危険すら生じた事例を知りました。スマホのカメラで色んなものを撮影するだけで、それが何かAIが教えてくれる機能があります。野に咲く花の名前を教えてくれるのはありがたいですが、同じやり方である事をやったことで間違った答えを信じてしまうのは危険な場合があります。
どういうことかというと、長雨の続く夏の終わりに結構見かけることがある、キノコについてやってしまったのです。スマホで写真を撮ってAIに「これは食べられるキノコですか?」と聞くような事をする人が増えているのでしょう。AIの「このキノコは食べられるキノコです」とでも回答したことを信じて調理した食べて食中毒になる事例があり、中毒事例が増えているのではないかということでした。
キノコはこの世にあるものでも具体的に研究されていない種類も多くあるそうで、研究成果のまとまっていない中でAIに聞いても不確かな回答しか帰ってこないという話もあります。昔からキノコを食すということは、食べて食当たりくらいなら良いですが生命の危険すらともなう中で、食べられるものとそうでないものが分けられてきました。いわゆる名人という方が鑑定しても、それが食べられるキノコそっくりな新種で、猛毒のあるキノコかも知れません。
そうした事例はキノコ以外にも色々あるだろうと思います。恐いのは、AIが言い切っているから正しいということは必ずしも現状では成立しない場合もあるということです。多くの人が言っているから正しいということもないので、もしAIが多数決で決めるような形で回答をしていたとしたらとも心配になります。
少数意見でもしっかりと見ていくことで真実に近づけるような有益な情報というものもあるということをまずは認識しましょう。まあくまでAIの出した結論は結論として、検索ページの周辺(次のページに出てくるものも含めて)もしっかりと確認し、自分なりに納得できるものを見付けることが大事ではないかと私は思います。