ライター型イヤホンラジオ「FIIO RR11」と「AudioComm RAD-P333S」との比較

日常的に持ち歩くラジオとして、私はスピーカーの付いた小型ラジオを用意していますが、多くの人と一緒にラジオを聞ける反面、音を出したくない時に間違って音を出してしまってひんしゅくを買うような事もあるため、イヤホンをアンテナ代わりにしたイヤホン専用のライター型ラジオもあると便利だと思います。

避難所で使う場合、周りの人たちに気を遣いたい場合は、自分一人でラジオを楽しめるものとして私が当初購入したのがオーム電機の「AudioComm RAD-P333S」というラジオです。本体はプラスチック製で、単四2本で利用可能で、ワイドFMおよびAM放送も聞けます。FMはモノラルとステレオの切替ができ、チューニングはアナログですがLED同調ライト付き。音質には音楽用に低音強調の設定が有ります。価格は千円ちょっとくらいと買いやすく手軽に使えるもでるです。

その後、ミーハー的に新たなライター式ラジオを購入しました。それは中国のオーディオメーカーであるFIIOのRR11というモデルで、こちらは内蔵電池にUSB充電タイプ。FM専用ですがFM3バンドで、基本はFMステレオです。本体はアルミボディでイヤホン端子も金メッキと高級感があります。選局はアナログで同調LEDライト付き。音質は二段階の低音強調モードが有ります。価格は1万円弱と一般的にはおすすめしにくい趣味的なモデルとなります。

写真で見ると大きさ的には同じくらいで普通に考えると安くてAMも聞けるRAD-P333S(右)の一択だと思いますが、特に音楽番組を聞き比べると、RR11(左)の音の良さを感じる結果となりました。基本、災害時のニュースとか、パーソナリティのおしゃべりを中心に聞くのであればRAD-P333Sで問題ないと思うのですが、テストした日にNHK FMでジャズの番組を聞いたところ、RAD-P333Sではそこまで聞こえないベースやドラムの音がはっきりと聞こえ、これが価格の差なのだろうかと思ったりしました。

ただし、感度についてはどちらも同じくらいなので、遠方の放送局を聞こうとしてもRR11でもノイズは入るので、その点に過度な期待はしない方が良いと思います。ただ、物として持つ満足感はそこそこあり、USB充電式なので、モバイルバッテリーをセットにして持っていれば、電池の心配をせずに使えます。

問題は、AM放送をラジオで聞くか聞かないかというところになるかと思います。今年に入って民放AM局ではAM放送自体を休止すところも多く、ワイドFMのみで十分と思われる場合も多くなると思います。ただ、NHKのAMは放送を継続しているので、ライター型ラジオでAM局が聞けなければ意味がないのであれば、音質云々言う前にRR11は選択肢から外れるでしょう。

ただ、そこそこ良いクオリティの有線イヤホンを持っていて、デジタルオーディオをスマホや専用プレーヤーで楽しんでいるのであれば、ノイズの入らない良好に放送局が受信できる場所を探して使うようにすれば、特に音楽で癒やされたいと思う方は、スマホを使わずに簡単にハイクオリティの音質をラジオで得られるRR11の魅力もわかってくれるはずです。

ちなみに、私自身はRR11を中国のAliexpressで6千円台で買えたので、1万円弱であれば買わなかったと思います。さらに、スピーカー付きのAM・FMワイド・SWまで聞ける小型ラジオも別に持ち運んでいるのでAM関連の問題はなくなるので、RR11の方を同じFIIOの関連会社が出した音楽プレーヤーECHO MINI(こちらも6千円くらいで安く買えたもの)と一緒に持ち運ぶことにしました。

ちなみに、最初の写真に二つのラジオと一緒に写っているイヤホンは、AZLA「TRINITY」というもので、こちらも二千円くらいでそこそこ良い音を鳴らしてくれます。これはあくまで個人的な印象になるのですが、心が疲れている時にはやはり自分の好きな音楽を良い音で聞くことで心の栄養になるという感じがしていて、あえてそこに少しのお金を掛けて、「そこそこ」の良い音を楽しめるようにしています。

ラジオで音楽というよりも、パーソナリティのおしゃべりを聞いたり、スポーツ中継を聞くのを中心にするなら、RAD-P333Sを選ぶことで十分すぎるクオリティがあります。FMステレオの音質もそう悪くなく、人の声を強調するモードについてはRR11より優れているので、片耳イヤホンとセットで使い、ウォーキングのお供にするのはオススメではないでしょうか。

要は自分のニーズに合っているかどうかで、機種は絞れてきますし、高額なものが自分のニーズに合わない場合もあります。電池の形式も常にモバイルバッテリーを使っている環境にあるなら充電式、いざという時にだけ使うなら10年保存ができるアルカリ電池と一緒にバッグの済に放り込んでおける電池式(もちろん充電式の単四電池+USB充電器の組み合わせもあり)のラジオの方が良いでしょう。

そもそもラジオを持ち歩く必要性を感じない方も当然ながらおられると思いますが、個人的にはスマホ以外の情報の入力方法の一つとして、ラジオに注目される方が増えるといいなと思っています。

カテゴリー: その他のハード | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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