ポータブル電源の内蔵電池の進化は著しいのに他のバッテリーへなかなか移行されない件

スペックで製品を見ても実際に使ってみないとわからないというのが本当のところなのですが、今月出るBluettiのポータブル電源「BLUETTI AORA 100 mini」の内蔵リン酸鉄リチウムイオン電池は、【UltraCell™リン酸鉄リチウム電池採用、約 17 年の長寿命】という宣伝文句で6000回充放電でも使い続けられる性能を実現したとのこと。

ちなみに、このポータブル電源は容量1004.8Whですが、出力最大は700W(電力リフト機能を使うと1400Wまでの家電が使えるそうですが、パワーは700Wであることに注意)という性能を抑えたものになっているのですが、重さは10.7kgと軽く、先行メーカーと比べてもかなりのインパクトを持ちます。

ただ、今回はポータブル電源についての話を主にしたいのではなく、なぜこうした長期間利用し続けることのできる電池が他の製品に搭載されないのかと感じる部分が大きいということを書きたかったのです。

具体的にはモバイルバッテリーもそうですが、個人的に一番その出現を待っているのが、こうした充電耐用回数3,000回くらいをクリアしてくれるようなリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した「電動アシスト自転車」がなぜできないのか? ということです。

小さなモバイルバッテリーの場合はなかなか充電回数を増やすことは難しいと思いますが、先日私が購入した同じBluettiのAORA 10の場合、容量は128Whで最大3,000回の充放電に対応しています。もし高性能のリン酸鉄リチウムイオン電池を使用した電動アシスト自転車が出たら、使い終わったら充電を繰り返すことで、それこそ理論的には10年くらいは電池の買い替えが不要になるのではないでしょうか。今の電動アシスト自転車用のバッテリーはその容量から考えると、最初に紹介した高容量で長期利用が可能なAORA 100 miniと価格は同じくらいなので(初売りで50%OFFクーポンを使用した場合)、もう少し何とかなって欲しいと思うのですが。

もちろん、自転車メーカーが充電池の買い替え需要を睨んで本体を安く売っているというような背景はあるのかも知れませんが、同じようなビジネスモデルを長年行なってきた、インクジェットプリンターの中にも長期間インク取替不要な大容量モデルが出てきて、私は最近「廃インクタンク」をユーザーで取替えられるモデルを使っています。その場合でもプリンターの価格はそこまで高くありませんので、結局は企業の方がやらないだけなのかなあと思いますが、そうそう企業の論理をユーザーが甘んじて受け続けなければならないのかということは思います。

同じ理由で、今使っている持ち運び自在なポータブル冷蔵庫についても、購入当時は三元系の従来のリチウムイオン電池しか内蔵して使うことができなかったので、充電池込みの製品購入はスルーし、今はもう長期利用が可能なリン酸鉄リチウムイオン電池を内蔵できるポータブル冷蔵庫購入についてかなり具体的に購入検討をしています。

私の乗っている自転車はかなり買ってから長く乗っていますが、もし電池を長く利用し続けられるようなタイプのものがどこかのメーカーから出てきたら、こちらも真剣に購入を考えるつもりです。一つの充電池が長く使えれば、それだけゴミとして廃棄される分が減るわけなので、今よりさらに自転車が売れるようになるのではと思うのですが。

カテゴリー: 自転車・原付 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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