先日ネット購入したことを紹介したBluettiの最小ポータブル電源・AORA10ですが、本体にかわいい感じの大きさのポータブル電源という感じでした。容量は128Whで飛行機にも持ち込めるサイズで、ACコンセントを持ち200Wまでの出力を出すことができます。この大きさでポータブル電源として一通りの事ができるような感じになっています。
まず行なったのはBluettiのアプリにBluetooth経由で製品を接続し、出荷時から新しくなっているファームウェアを更新しました。モバイルバッテリーのファームウェア更新は恐らくメーカー送りになってしまうと思うので、もし何らかのリコールが出たとしても、もしそれがファームウェアのバージョンアップで解決できるなら、メーカーだけでなくユーザー側にもメリットは大きいと思います。
で、そのアプリで何ができるかというと、入力・出力の確認だけでなく接続された状態からの電源OFF、DC(USB出力)およびACのスイッチや、AC充電モード、DCのソーラーパネルorシガーソケットからの入力切替、ECOモードの設定、LEDライトの制御(白色・暖色・点滅・OFF)、電力リフト機能(400Wまでの家電が使えるようになる)、DC出力の切替(13.5V or 12.5V)、AC周波数の切替(50Hz or 60Hz)、充電上限設定(80~100%まで5%刻み)など、かなりのことをスマホアプリを通して行なうことができます。
もちろんそれなりの大きさで、1.8kgもあるモバイルバッテリーとはとても言えないポータブル電源だからこその機能なのですが、セールとは言え1万5千円弱で買えてしまうのは驚きです。何とかしてこれを日常的に持ち運ぶことができれば、スマホの充電用に5000~10000mAhくらいの小さなモバイルバッテリーをセットで持てば十分という気がしたので、今回はこのミニ・ポータブル電源を日常的に持ち歩くために購入しました。

到着して充電した後にやったのは、これもまた究極のチャレンジというべきか、車中泊用の調理器具として知る人ぞ知る存在の「ちょこっと家電」という電気ヒーターと鍋のセットを使った湯沸かしでした。付属の鍋の代わりに湯沸かし用に用意したのは、プリムスのトレックケトル&パンというキャンプ用の食器(アルミ製)です。ヒーターの上に500mlの水(約20℃)を入れ、このAORA10で沸騰まで持っていけるか? というチャレンジです。

ちなみに「ちょこっと家電」の消費電力は260Wで、以前この出力のまま使った時には大体20分くらいで500mlの水を沸騰させることができました。ただ、AORA10の出力は200Wと少し足りないので、アプリから電力リフトをONにして使います。そうすると、出力の大きい家電でも200W以下の出力で使えるようになるのですが、ちょこっと家電使用時の出力は写真の通り150Wで安定しました。ただこれだと100W分パワーが低下するので、果たして大丈夫かと思いつつ待ってみました。
結果的には沸騰するまでには40分くらいかかりました。容量の方もぎりぎりといった感じで、今の季節なら何とか沸騰まで行くものの、冬の水温の低い時にはちょっと難しいかも知れません。車のシガーソケットに差す湯沸かしと同じくらい時間がかかるわけですが、それでも何とか簡単な調理くらいはできそうで、車からの走行充電もでき、さらにはACコード一本で(ACアダプターは本体内蔵)コンセントから充電しながら他の機器の充電ができるパススルー機能があるので、AORA10を介してコンセントに差しながら電子機器を使うような事もできるのではないかと思います。
まだ色々使っていないので最終的な評価は改めてということになるかも知れませんが、私の場合バックパックの隙間に押し込んで持ち運ぶのが苦にならないようなら、日常的にではなくても旅行の時にこれともう一つのモバイルバッテリーを持ち出すようにすれば、かなり旅先の電源環境は変わるのではないかと思います。車のない旅であっても、ファミレスやネットカフェなどに普通に持ち込んで使い切ったバッテリーを食事時間のうちに満充電にすることは容易ですし、60Wくらいのソーラーパネルでも実用的にその日使う分の充電は可能(あくまで晴れの場合)なので、今後の旅や日常の中でもしもという時に使える良い相棒になってくれればと思っています。