アウトドア愛好者の間では結構話題になっていたコロナのポータブルクーラー「PA-F85A」(BREEZE BOX)ですが、最初のロットについてはサイトでの予約が10分で終了(完売)したそうで、その後の二次受注の受付も終了したそうで、ちょっと面白そうだなと思ったくらいではなかなか入手するのは難しいのではないかと思います。
他のメーカーでも単体で使えるポータブルクーラーはあるのに、なぜこの製品はこれだけ人気なのかということですが、先行入手した人のYouTubeの動画を見たところ、狭い空間の中ではそれなりに使えるだけでなく、その消費電力の少なさが目を引きました。メーカーでは消費電力は約200Wと、家庭用エアコンの消費電力と比べて極端に少ない電力で使えるようになっています。ちなみに、メーカーでは接続して使うポータブル電源の条件として、正弦波100Vの50Hzまたは60Hz、定格出力は300W以上かつ、最大出力は700W以上のものとしています。
これだと、手持ちのポータブル電源の全てを満タンにしておけば、うまくいけば10時間くらいは使い続けられるのではないかと思います。最近では2000Whの製品も安く売っていますので、それ一台で連続10時間使用可になるので、暑苦しい車中泊で使うことができれば、1~2人くらいが寝る空間であれば、室温を24℃くらいまで下げることができそうな感じがしました。
最近は、車のバッテリーターミナルに付けることで、シガーソケットから取る以上の電力をポータブル電源に供給するものも各社から出てきたので、毎日移動しながら旅するようなスタイルであれば、車にソーラーパネルを付けなくても夜寝る際のポータブルエアコンを連続稼働させる電気を自力で作ることができるようになったため、軽バンにコットを載せ、ポータブル電源とポータブルエアコンの組み合わせで、真夏の車中泊旅行でも旅を続けることができるようになった気がします。まあ、その前に今回紹介した低電力で動くポータブルエアコンが普及し、いつでも欲しい時に購入できるような環境が前提にはなります。
こうした低電力でも動くエアコン(冷房)は、今のような蒸し暑い時期に災害が起き、長期停電が起こった場合にも使えます。先ほど書いたように、必要になるポータブル電源は、300W以上かつ、最大出力は700W以上であれば良いので、容量が少なくても500Whの容量があれば2時間くらいは連続して使うことができます。このクラスのポータブル電源の場合、もし大手メーカーの整備済製品があれば、2万円前後で手に入る可能性があります。購入できるかはタイミングにはなりますが、大きいもの(1000Wh)一台で使うと、容量が空になってしまった場合、それを再び充電するのが大変になります。半分の容量のものが2台あれば、日中で晴れて暑い日であれば、一台のポータブル電源でクーラーを使っている時にもう一台を充電しながら使用できる時間を伸ばすこともできるようになります。
今後のポータブルクーラーの市場がどうなっていくかはわかりませんが、個人的にはコロナだけでなく日本の他のメーカーも電力消費が少なくてもそこそこ冷えるような対抗モデルを出して欲しいですし、10万円を切るくらいの価格で様々な機種を選べるような状況になってくれれば、車中泊だけでなく災害対策、さらには家のエアコンが壊れた場合のバックアップとしても有用なような気がします。ぜひ国内のメーカーさんには、そうした消費者のニーズを受けた新たな製品の投入をお願いしたいですね。