カセットガスの大量備蓄とポータブル電源の複数用意はどちらが自分に合っているか

一昔前までは、停電が長く続いた場合に備えたり、キャンプや車中泊で調理・湯わかしを行なう場合にはカセットコンロとカセットボンベをセットで用意しておくことがセオリーでした。ただ、外食や旅館で鍋物をやるために作られたカセットコンロという製品であるので、車内でも使っているケースは以前からあったと思います。というか、キャンピングカーのキッチンではカセットコンロより本格的なコンロをLPガスを利用して使うことは普通でした。

その流れを受けて、今も多くのカセットガスを備蓄するという防災のスタイルがあります。カセットガスについてはその関連製品も多く出ていて、昔のようにカセットコンロだけで使うというものではありません。暖房用にガスストーブやファンヒーターまで出ています。一本一本では使える時間は限られますが、昔のガス冷蔵庫の流れを汲んだ、電気とカセットガスの両方が使えるクーラーボックス大のミニ冷蔵庫もあり、電源いらずで長時間連続可動できるものもあります。

さらに画期的なのはガソリンの代わりにカセットガスを使って回す発電機が普通に買えることもあります。ポータブル電源をこの発電機と併用すれば、大雨が続いてソーラーパネルで発電ができない時に助けになります。そう考えると、一定量のカセットガスを備蓄してローテーションしながら使っていくというのが一番安全な災害に対してのエネルギー備蓄の方法なのかも知れません。

しかし、いざという時に使うカセットガスの本数はかなりの数になると予想されます。AIに聞いてみたら、一人あたり一週間で約6本とのこと。ただ、それはカセットコンロを使って調理をすることにほぼ限定されているような説明の仕方だったので、ガス式のクーラーボックスや発電機を併用する場合にはさらに多くの本数を備えなければならないでしょう。一週間分の蓄えという意味では4人家族で50本くらい? と考え、さらにカセットガスの保管期限(製造から約7年)も考えながらローテーションしていく必要があるでしょう。その際、その分のゴミが出るということも考えると、「カセットガス発電機」と「ポータブル電源」との併用が実に合理的だとわかっていても、そこにイマイチ個人的には踏み切れないところがあります。

カセットガスは他の備蓄品と比べてもその期間は長く、一定期間において「疑似避難生活」を行なうことでカセットガスを消費し、ローテーションしながら自分の場合に必要なカセットガスの本数(およそ一週間ほど)はどのくらいなのかを計算することもできるでしょう。それと、発電機とどのくらいのポータブル電源を合わせれば良いのか、調理用と発電用とのベストな組み合わせの本数は? など実際の生活パターンによって変わってくることも考えられます。

私自身はそこまでカセットガスをため込みたくないので、調理用としてそこそこのアルコール燃料は備蓄してありますが、地震で避難してその先で直接火を扱うと大きな火事の危険があるので、部屋の中ではなく外で調理をするなどの配慮は必要だなと思っています。あと、電気については晴れ間が続けば一定量の発電をソーラーパネルからできますが、曇りや雨の日が続くとその発電量は極端に落ちます。そのための対策は今のところ、車の走行充電くらいしかないというのが実際のところです。

ただし、希望もあります。そもそもポータブル電源がこれだけの技術革新で現在はかなり使える存在になってきています。電池自体の寿命(他の部品もあるのでそのまま受け取ることはできませんが)は10年以上あるので長く使えますが、その期間中に新たな技術革新が起こる可能性があります。

次世代の太陽電池と言われるペロブスカイト太陽電池は薄くて設置しやすいだけでなく、曇りや雨の天気でも発電量が現在のソーラーパネルと比べて高いと言われています。効率的に曇りの日や太陽の光が正面から当たらない時間であっても継続的に発電できるということになれば、今のベランダ全面にソーラーパネルシートをロールスクリーンか何かで開いて設置できれば、狭いベランダのスペースでも現在の最大300Wのパネルよりも大きなパネルを設置でき、天気に関係なく安定して一定量の発電ができるならそれで十分な気がします。もしそうした発電環境が実現したら、その発電量に応じて蓄電池を増やしていけば、今では夢であるエアコンの連続可動も可能になるかも知れませんので、そうした技術革新および太陽電池の価格が下がることを期待したいですね。

カテゴリー: ソーラー自家発電 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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