先日、1024Whのポータブル電源を購入して、もう当分ポータブル電源には手を出さないだろう、出すとしたら航空機持込用の小さなものぐらいだろうと思っていたところ、世の中は私の知らないうちにかなり進化しているようで、ちょっとびっくりしました。
それは、ドローンのメーカーとして有名なDJIのPower 1000 miniというもので、小さくても容量は1000Wh(公称)だし、巻取り式のUSB-Cコードが付いているし、最大出力は1000Wと電子レンジだとものによっては動かないかも知れないものの、車中泊で使うような調理器具(湯わかしポットや炊飯器、ホットプレート、車載冷蔵庫など)はあらかた動きそうです。
ただ、こうした製品は他のメーカーでも出していて、長期移動の車中泊旅で使うためには致命的な問題があります。それが、長旅の間どうやってポータブル電源に充電を安定して続けられるかということなのですね。車中泊の達人の中には屋根にソーラーパネルを設置するような方もいますし、私も車に折りたたみソーラーパネルを積んではいるものの、天気に左右されるだけでなくそれなりに時間がかかる問題は今でも解決されていないように思います。
そうした問題を解決するために最近登場したのが、車のバッテリーと繋いで設置する「オルタネーターチャージャー(走行充電器)」という製品です。ポータブル電源に充電できる電力の大きさによって値段が変わり、3~7万くらい? で売られています。これがあれば、今ある車のシガーソケットに直結すると100Wくらいでしか充電できないのが、日中の移動時間がそれなりにあれば、500Wくらいの出力で充電が可能であれば、1000Whクラスのポータブル電源も2~3時間で充電できてしまいます。
しかし、さすがに自分の車に走行充電器を付けたとしても、そこまで使うのか? という気はしますし、車のバッテリーが充電することで弱ってしまうことも心配で、こうした類のものは今までシャットアウトしていたのですが、今回紹介するPower 1000 miniにはこの走行充電器がポータブル電源本体に内蔵されていて、別売のケーブルを購入すれば(DJIはドローン用の専用コネクタを使うので他メーカーとの共用は不可)、車から最大400Wでの充電が可能になるということです。また、不確かな情報ではありますが、ある程度ポータブル電源が充電されてくると、車のバッテリーに逆に充電するような動作もするという話もあるので、本当にそうならなかなか面白いと思えました。
ポータブル電源本体の定価は5万円台で、ケーブルを追加すると6万円ちょっとになりますが、これでガソリン車であれば車を選ばずに実用的な走行充電をしながら車中泊旅を続けることができます。
もし私が本格的な長期の車中泊を考えている場合は、車内の電源確保および安定した車内での利用を考えてこの製品を車載ポータブル電源の一番手として考えたいくらい興味がわく製品であることは確かです。ただ、コネクターが専用というのがDJIのドローンを持ってなくて使ってもいない自分にとっては宝の持ち腐れになってしまうかも知れません。
今後、ポータブル電源本体内に走行充電機能が内蔵されるような流れになってきたら、最大容量が少なくてもある程度走行充電でカバーすることはできそうなので、日帰りドライブでも積極的に使えるような製品が他社でも発売されると、私が持っているポータブル電源アクセサリーも使えるようなことになるかも知れないので、今後の状況を見ながら車載用ポータブル電源の本命としてこの「走行充電機能内蔵」の製品が出てくるのかどうか見守ることにします。
口コミのサイトでは、公称の容量など少し他社と比べるとPower 1000 miniは心もとないという方もいますが、走行充電ができるというのは、ソーラーパネルからの充電ができない時でも安定してポータブル電源の容量を復活させることができるということになるので、持っていないよりは持っていた方が良いのではないかと思います。
特に軽自動車のワンボックス車を車中泊用にしている方にとっては、Power 1000 miniをメインバッテリーにして、必要に応じてサブのバッテリーを持ち、冷蔵庫や調理器具を持ち込めば、日本一周もできそうです。ただ、今はガソリン代が高くなっているので、その分のコストは上がると思いますが。