私が一番最初に購入したポータブル電源は、BluetteのEB3Aというもので、268Whの容量ながら出力は通常使用時でも600W(瞬間最大出力1200W)あるのが特徴です。さらに、電力リフトスイッチをONにすると、最大1200Wまでの家電が短時間ながらも使えたり、ソーラー入力が普通のこれくらいの容量のポータブル電源はMax100Wなのに対し、EB3Aは最大200Wあるなど、今考えてみるとなかなか色々なことに使えたり、ソーラー充電の時間が少なくて済むなど、潰しが効くものになっています。
ただ、出力と比較して容量が少ないので、500Wクラスの家電は約30分しか使えないなど、実用的とは言いかねるということで、他の同クラスのポータブル電源の最大出力は抑えめになっています。これは、ポータブル電源をいざという時の備えという事で考えるなら、高出力な家電を動かしたい場合は、それなりの時間使い続けられる中~大容量のものを買うだろう事で、今はこんなポータブル電源はないのですが、その後買い足した同じ250Whクラスのポータブル電源よりも使う機会が多くなっている事実があります。
というのも、災害時だけでなく日常的に複数のポータブル電源を使えるようにするため、昔よく和風旅館にあった電気ポットを使っているのですが、この電力消費量が約500Wです。中容量クラス以上のポータブル電源であれば、電気ケトルよりは時間がかかりますが、きちんとお湯を作ることができます。しかし、小容量のポータブル電源に過ぎないEB3Aでも、1Lのお湯を1~2回は沸かせるだけのポテンシャルを持っているのです。
ところが、このEB3Aに問題が生じました。出始めのころのリン酸鉄リチウムイオン電池使用なので、充電耐用回数は2500回と少ないものの、まだまだ購入当時と変わらず使えるくらいしか充電していないはずなのに、70%くらい使うと一気に残量表示が0になってしまうという不具合に見舞われてしまったのです。
これについて、何とかならないかメーカーにメールで問い合わせをしてみたのですが、返ってきた答えが「放電と充電を3回繰り返してください」というものでした。こうした試行で何とかなるかも知れないということはうすうす知っていたのですが、ポータブル電源でこれをやるのは結構大変なのですね。
先日購入した1000Whクラスのポータブル電源の場合、充電はともかく100から0まで放電するには何をどのくらい使わなくてはいけないのかと考えると途方に暮れざるを得ません。しかし、幸いなことに今回問題を起こしたEB3Aは小容量のポータブル電源で、放電をするためには電気ポットで複数回湯沸かしをするだけでも何とか0%までの放電ができます。そういう意味では、災害時に節約しながら使うことを想定しているポータブル電源の使い方についても、逆の考え方をして使わなければならないことも起こると考え、それなりに電力を食う家電についても色々持っておいた方が良いのではないかと改めて思いました。
自宅には、今の季節には全く合いませんが、中容量のポータブル電源でもかなり短時間で容量を使い切る可能性がある電気ストーブがありますし(さすがに今は使う気にならないので電気ポットを使いましたが)、1000Whクラスの場合はエアコンで使うということも考えられますね。
それでも、3回充放電を繰り返すには時間がかかるのですが、今回はこうした機会を機に、冷蔵庫など普段ポータブル電源を使っていない機器がどのくらいの時間使えるのか? というような事も合わせて確認しながら、放電のために使ってみたいと思いますし、湯沸かしだから電気ケトルのみということではなく、より少ない電力で湯沸かしができる他の家電についても用意することで複数のポータブル電源を使いやすくなるという事もあるかも知れないので、今後はそうしたことも考えながら家電を見ていくことも大事かなと思ったりします。