私が最初にパソコンを買ったのは、ノートでなくデスクトップタイプのパソコンでした。デスクに置いて使っていましたが、製品に付いていたキーボードの質感が合わなかったので、キーボードだけ打鍵感のあるものに買い替えました。それが「FILCO」ブランドを展開するダイヤテックのもので、それ以来メーカーからのメールマガジンがずっと届いていました。
最近、そのメールが来なくなったことに気付きつつも、何かのキーワードのために迷惑メールフォルダーに移動してしまったのでは? と思っていたらたまたま昨日ネットを見ていて、ダイヤテックという会社自体が2026年4月22日をもって閉業(事業終了)していたことを知りました。現在、同社ホームページにはそのお知らせが載っているだけになっています。
メカニカルな感じで、パソコン以前の事業用ワープロに付いていたようなキーボードを作っていて、企業としては信頼感があったのに、なぜ閉業になったのかその理由は公開されていません。
ブランドとしての「FILCO」は台湾のそれまで製造で協力してきたメーカーが引き継ぐということではあるのですが、そのブランドが今後どうなっていくのか、心配なところではあります。日本語をキーボードから入力する場合、やはり日本のメーカーが作るキーボードの中から選びたいというところもあるので、今回の発表は残念です。
現在、私のパソコンとの付き合いはノートパソコンが主になっていますが、現在メインで使っているのは、これも元は日本で開発されたThinkPadを使うことが多いです。持ち出すにはちょっと重いですが、その分長くタイプしていても耐久性があり、物理的な故障もめったにない品質は製造がLenovoに変わっても「ThinkPad」ブランドについては今でも守られているのは有難いですが、「FILCO」というブランドも今後残っていくのか、その点は気にかかります。
特に、複数のノートパソコンやキーボードを使っている自分からすると、字を書くためのペンに文具好きな人がこだわるように、自分の手や打ち方に合ったキーボードを選ぶことのできない社会というのは考えられず、そこまで高額でなくてもちゃんと使えるキーボードは今後も売られ続けて欲しいと思ってしまいます。
タッチパネルのフリック入力やAI搭載のボイスレコーダーのような新たな入力方法が一般的になりつつありますが、私はキーボードのないハードで日本語入力作業をするのは大変だと思ってしまいます。今回のダイヤテックの閉業が、別の企業に連鎖するような事にならないよう願うしかありません。