2026年10月から携帯電話からの通話料が値上げされるという「ナビダイヤル」のゆくえ

このブログではサービスが開始された時から批判的に紹介してきたNTTの0570から始まる「ナビダイヤル」ですが、今ではすっかり企業などの問い合わせ番号として定着してきているという事実はあります。

そのナビダイヤルですが、2026年10月から携帯電話からの通話料が値上げされるとのことです。今までは20秒につき11円だったのが、10月からは30秒ごとに22円の課金になるようです。倍までは行かないものの、企業に問い合わせをした場合、保留時でもこの金額が加算されるわけなので、後から通話明細を見てびっくりということになりそうです。

企業側はかたくなに否定するものの、企業に問い合わせをするのに、ユーザー側にコスト負担をさせて行なうということは、やはり電話によっては企業は受けて仕事を増やしたくないという潜在的な気持ちがあると判断せざるを得ません。ただ、企業としてはあらゆるユーザーに門戸を開かなければなりませんので、ごく一部のクレーマーに対応することに多くの労力を使いたくないというのはわからなくはありません。

もし、企業がまっとうなユーザーの声を吸い上げたいとするなら、スマホ内で完結する電話でない問い合わせ方法に労力を注いでもらい、「電話の方が早い」とユーザーに思われないようなサービスを行なって欲しいと思っています。個人的に思うのは、以前は郵便や荷物に関しての問い合わせは近くの大きな郵便局に電話をしてから取りに行くというのが普通だったのですが、今はウェブサイトやアプリだけでなく、LINEからの指定で簡単に手続きができてしまうので、もう荷物の関係で電話をすることはなくなりました。

リアルタイムに話すには、スマホやパソコンからではチャットがありますが、AIが相手の場合、細かな相談事は解決できず、「改めてお電話を」という対応になりがちです。そうではなく、電話を使わないでも細かな内容を問い合わせたりクレーム対応をしたりする問い合わせのシステムを構築していただければ、わざわざ電話を掛けることはしないでスマホのやり取りだけで完結するなら企業側もユーザー側もどちらもストレスにならないのではないでしょうか。

今回のナビダイヤル値上げで、さらに厳しい声が挙がるとは思いますが、問い合わせ用の番号としてナビダイヤルを設定している企業については、ぜひとも「ナビダイヤルを経由しないで完結する」システムの構築をこのタイミングで行なってくれないかなと思ってしまいます。

すでにスマホで電話をせずに色々なことができてしまう現在、対人での電話対応より解決能力の高いAIの登場を期待したいです。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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2026年10月から携帯電話からの通話料が値上げされるという「ナビダイヤル」のゆくえ」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    0570(ナビダイヤル)は原則的には使わない事にしています。多くの企業の場合他に一般電話番号を探すと他部署でもある事が多いのでそこで担当部署の一般電話番号を聞いてかけ直しすようにしています。
    官庁でも採用している場合もあるようですね。ただ官庁の場合感情的なクレームの電話も多いので仕方がないのかもしれない面はあります。
    サブスクが増えている時代ですが,解約においてナビダイヤル以外の解約手段を義務付けるべきだと思います。解約させないためにナビダイヤルしか用意していない場合があります。以前端末の購入で必要なサブスクであったのですが,ショップの店頭で解約してもらいました。
    官庁の場合もクレームの窓口はなくすべきではないのでメールの受付も義務付けてもらいたいと思います。メールなら受付だけは行っても対応はまた別に出来ます。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございます。

    テレビのネット通販を行なっている会社の中にも、商品受付の番号をナビダイヤルにしているところがありますが、あれも後から「なぜ今月は通話料が高いのか?」と思う人はいると思うのですが問題になりませんね。NTTが大手のスポンサーとして様々なところに広告料を出していることも、今の状況につながっているのではないかと思います。

    スマホ利用が生活に必要になる中で、契約解除もスマホ内で完結する時代です。メールが使いずらい人のために、今後は解約したい人がメール以外の連絡方法を希望する場合には、ウェブで指定した時間に折り返し会社の方から電話して解約手続き(および契約の引きとめ)をするという方法もあるでしょう。全くそういった手段が用意されていない場合、そこは明らかにするだけでなく消費者センターへの連絡なども行なって、過度にユーザーに電話料金を負担させるような事がないようにして欲しいものですが。

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