ポータブル電源を持っているならプラス600円台でできる停電対策はいかが?

テレビで防災についてのグッズを紹介していると出てくるものの中に「防災電球」という製品があります。普通の電球に充電池が入っていて、普通の電球として使っていて急な停電があった場合、常時使うことによって充電されているので、長時間停電になってもそのまま光り続けるというアイデア商品です。

この商品は「蓄電型LED電球」という名前でも売られていて、上記リンクの商品の仕様は、満充電にするのに6~10時間で100%、光り続ける時間は内蔵充電池の劣化がなければ約3時間といったところです。現在の日本国内において、停電するといっても数秒というのがほとんどで、1時間停電し続けることはめったにないので、この商品を日常的な照明として利用するのはありだと思えますが、私は購入しようとは思いませんでした。

やはり、充電池内蔵型ということになるとゴミとして処分するにも大変ですし、いざ停電になった場合でも内蔵充電池が劣化するまで使い込んでいる可能性が高いだろうと思うからです。

先日のブログで、ポータブル電源を利用してLED電球を光らせるための方法について考えてみましたが、今回はLED電球が安く手に入ったので、今回はその顛末なども合わせて改めて新しく項目を立ててアップすることにしました。

まず普通の電池のサイズであるE26電球用のソケット変換コンセントアダプターを手に入れました。こちらはリンク先から購入したので346円(購入当時の値段)でした。ダイソーの110円商品でも同じものがあるという話ですが、そちらから購入できればさらに安くなります。これにLED電球を付けてコンセントに差せば普通に電球が光るのですが、そのコンセントをポータブル電源のACコンセントにすることで、立派な停電対策になります。

当初は、自宅で使っている電球を停電時に取り外して使おうと思っていたのですが、ニトリで売っている40型の電球(白色・電球色とも)が299円で売っていることを知り、すぐに手に入れてきました。

このセットの合計が346+299=645円となるわけです。何と言っても最近のポータブル電源は2,000~3,000回充放電しても劣化は20%くらいで収まるリン酸鉄リチウムイオン電池を使っていて(つまり使い込んでもカタログ値の80%くらいの容量は使える)、電池の劣化を気にする必要はほぼありません。

ちなみに、この40型のLED電池の電力消費量は4Wだそうで、ポータブル電源のコンセントに付けて使うなら、3時間どころではなく数日付けっぱなしでも大丈夫そうです。私は卓上ランタンのように使える容量99Whのリン酸鉄バッテリー(ELECAENTA SG120)に付けました。理論上ではこのくらいの小容量でも24時間電球を光らせ続けられます。

まさに、テーブルランタンのように使え、電球を付けたり消したりもポータブル電源の方のAC電源供給ボタンを押すことで点けたり消したりできます。また、ランタンのようではなく部屋の天井から電球を吊り下げて使いたい場合には、天井にフックを付けて、延長コードにソケットアダプターをつなげば、普段の生活と遜色ない感じで電球を天井から点灯させることができます。

この方式は、普通の電球を使うということもあり、たまたま家で使っている電球が切れた場合の予備として置いておくこともできますし、電気が通っていないレンタルルーム(倉庫)で作業をしたい時など、コードレスでかなりの広範囲を照らせます。

さらにこのシステムをグレードアップしたい場合、リモコンで点灯・消灯だけでなく白色から電球色への移行を行なったり、調光にも対応したスマート電球に入れ替えるというパターンもあります。車中泊で使う場合、狭い車内で点けたり消したりするのは面倒ですし、常夜灯のようにして微小な光を出したまま寝たいような時も手元で簡単に調整可能です。キャンプ用のリモコン付きランタンを用意するよりも、このセットで電球だけ変える方がはるかに簡単で応用も効くのではないでしょうか。

カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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