最近はスマホアプリにも本人確認用にマイナンバーカードを利用するものが増えてきた

新型コロナが言われてきた時くらいから、情けないと思いつつも仲間うちで遊びに行くことがしばらくなかったのですが、ようやくそうした状況にも変化があり、ここ数年全く行っていなかったカラオケに行こうかどうしようか? という話になりました。

今は何でもスマホで調べて、お店の予約までできてしまうので、とりあえず便利そうな全国チェーンのお店が出している専用アプリをスマホに入れてみたのですが、しばらくこうしたサービスを使っていなかったので、その内容に少々驚きました。

というのも、今まではお店へ行って必要であれば免許証による本人確認をしてから会員証を作ってもらうという流れだったのが、今ではアプリをダウンロードして会員証の発行が全てオンラインで完結してしまうのです。

その際、運転免許証を撮影して本人確認をするというのは、MVNOの回線を契約する時に経験してきたのですが、最近はモバイル回線でも運転免許を使わない本人確認の方法として主流になりつつあるのは、マイナンバーカードの内容を読み取って本人確認をするという方法です。

今回のカラオケ店での会員登録についても、免許証の写真をアップロードするだけではなく自分の顔の写真を主面だけでなく色々な角度で撮影して本人確認をするというめんどくささと比べると、取り出したマイナンバーカードをスマホにかざして(対応スマホのみ)それだけで本人確認が完了するというのは本当に楽になったと感じました。

こういった確認方法が浸透すると、事前に会員でない本人確認が必要なサービスをアプリをダウンロードするところから行なう場合でも、自宅か外出先(この場合はマイナンバーカードを持ち歩いている必要があります)で先に会員登録して、そのまま予約というような手段が使えるということになります。

今後は、事前に電子証明書をスマホの方に読み込ませてあれば、いちいちマイナンバーカードをかざさなくても手続きができるように進化すれば(当然電子証明書を利用する前には指紋認証などの生体確認がないと怖いですが)、例えば天気が急変してその場所から動けなくなった時に様々なお店の予約を会員になって割安で利用できるような事もできるようになるのかも知れません。

ちなみに、会員登録はマイナンバーカードを読み取ることのできる機能のあるスマホでないとできないのですが、いったん本人確認を済ませて会員登録をしてしまえば、そうした機能のないタブレットにも同じお店の専用アプリを入れ、そちらはメールアドレスとパスワードでログインすれば同じようにアプリが使えるようになります。メニューが多い専用アプリの場合、画面が大きなタブレットで操作した方が便利な点もあるので、そういう点でもスマホとタブレットの2台持ちのメリットというものが出てくる気がします。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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最近はスマホアプリにも本人確認用にマイナンバーカードを利用するものが増えてきた」への2件のフィードバック

  1. マイナンバーの過信は

    突然、失礼します。本人確認の証明として、今やマイナンバー、それもカードそのものではなく、スマホなどの写真を送れば本人確認修了。
    と、大変便利な世の中になってきたのはいいのですが、最近、マイナンバーに関係した犯罪のニュースが。それも、捕まったのが公務員、埼玉県所沢市の職員で。
    NHK他、マスコミ各社の報道によると、容疑者の市職員、自分の親族に当たる複数の人のマイナンバーをまずは調べたわけです。 (どうやって?)
    何のために親族のマイナンバーなのか、ここからが犯罪で、親族のマイナンバーがわかっているので、今度はこのマイナンバーを使って親族を自分が扶養していることにしたそうで。
    昔だったら、役所で申請書類に自分の字で記入するところですが、ここでマイナンバーが登場。
    マイナンバーで扶養家族を増やし、自分が支払う税金の控除額が大きくなったので節税(ではなく犯罪ですが)、さらに架空の扶養家族の還付金なども自分のところに入りと。
    所沢の市役所で、戸籍や住民票の担当だったそうで、業務上多くの住民のマイナンバーを扱える立場にあり、さらに住民票で同一世帯だとどういうことが起こるかは、専門家でもあるわけで。
    今回の事件はいくつもの条件が重なったから起きた、ふつうはここまでにはならないでしょうが、マイナンバーを悪用しようと思うと怖い話が。
    役所の人は悪いことをしない、と性善説を少し疑わないといけない事件でした。でも、どうして不正がバレたんだろう、こちらも不思議で。

  2. てら 投稿作成者

    コメントありがとうございます。

    マイナンバーカードについては、保険証として使うために持ち歩くのはかなり抵抗があるので、現在保険証は資格確認書を使っていますが、コメント内で挙げられたマイナンバーを管理する役所側で何らかの不正があったら、もはやどうしようもありませんね。気になるのが、最近は地方の役所でも専門の職員だけでなく、臨時職員の方々も働いているので、その辺のモラルがどうなっているのかということについてはあまり語られないまま便利な面だけが強調されているということには私も疑問を持っています。

    ただ、今まで本人確認と言えば写真付きの身分証明書(運転免許証など)をお店に一旦渡してコピーをするという一連の作業の中で、悪意ある店員がいた場合、その情報はお店の中で見事に盗まれてしまう可能性があった(実際にそうした一連の行動の中で携帯電話契約を勝手にされた事例もあったと記憶しています)ことと比べると、自宅にしまってあるマイナンバーカードをスマホにかざすことで本人確認が完了するようになったことは、ユーザーレベルからするとセキュリティが上がったのではとも思います。

    ただ、マイナンバーカードは職場の方にも提出しますし、そうした全体でマイナンバーカードの情報を集めているところで悪意ある人をどのように排除するのかということをユーザーにもわかりやすく説明してくれないと、現在マイナンバーカードの取得は任意なので、住民全員に行き渡らせることは不可能なのではないかと思います。しかし、今回の選挙でもそうした事が選挙の争点にならないというのは、ある程度自分たちで自衛する(自宅に来る郵便・メールなどを細かくチェック、マイナポータルへの定期的なログインなどをして自分がした覚えのない変更がされていない事を確認する)必要はあると思います。本来はそんな事までユーザーが気を付けなくても良いくらい、行政への信頼感が持てれば良いのですが。

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