ネットからの有料配信が当り前になるなかNHKの受信料をしゃぶりつくすための「見逃し配信」を活用する

NHKの受信料についてはかなり前から大いなる批判があり、NHKをぶっ壊すというスローガンで国会議員になった人もいる今ではあるのですが、最近ではテレビを持っていない人からも受信料(実際はスマホやPCなどでNHKのサイトから同時配信を含む番組を見るための視聴料)を取るというニュースが出たことで、さらなる批判の声も上がっていることは皆さんご存知の通りでしょう。

ちなみに、その金額はどのくらいかというと、ネット配信のみの場合はBS放送(4Kおよび8K含む)の放送はほんの一部を除いて配信されないので、地上波の受信料と同額の、月額1,100円(6ヶ月前払の場合6,309円)になるのではないかと思います。これで、単にテレビをリアルタイムでしか見られないというならば、確かに他の有料動画配信と比べると、リアルタイム以外にも利用できる期間中であればいつでも好きな時に見られないので、別に録画機器を購入する必要もあり、多くの人がメリットを感じにくいということはあると思います。しかし、NHKがリアルタイム配信だけでなく一週間の「見逃し配信」をサポートする「NHK+」を提供することで状況は変わってきたのではないかと思います。

ここで誤解して欲しくないと思うのですが、NHKが提供する番組について全く興味がなく、オリジナルのドラマなどを積極的に配信するネットフリックスや、各種スポーツを生配信してくれるDAZNの方に優位性を感じる方については、テレビをチューナー無しのスマートテレビに買い替え、NHKとの契約を解約して今まで払っていた受信料をネットの有料配信の方に振り向ければ良いと思います。

ニュースなどもラジオ(こちらは聴取料はかかりません)やネットからのリアルタイムで送られるニュースを見ることで十分今の世の中では情報に困ることはないと思いますし。ただ、私の場合はBS放送もそれなりに見ていますし(こちらは受信料月額1,950円、6ヶ月前払11,186円)、ネット配信の利用料はかなり頻繁に見直しがされ、BS受信を含む受信料と比べても高額になってきてしまったこともあり、改めて普段見ることのできないNHKの放送をネットの見逃し配信で見る機会が増えてきたので、今までの考え方を変えるべきかと思えるようになりました。

たまたま昨日、2025年3月7日に大阪局ローカルで放送された「阪神・淡路大震災30年特集・そらとみらいと『大友良英と佐渡裕からのメッセージ』」というローカル番組をNHK+の見逃し配信で見ることができました。以下のリンクは当時のものですが、この文章を書いた日からしばらくはNHK+で見られるので、興味のある方はネットを探してみて下さい。

https://x.com/nhk_osaka_JOBK/status/1897602457041309997

この番組は、兵庫県立芸術文化センターの芸術監督を務める佐渡裕さんが音楽家の大友良英さんにオーケストラ用の楽曲を依頼し、大友さんの方は交響楽の仕上げまでを一人で行なうスキルに不安があるということで、江藤直子 荻原和音 加藤みちあき各氏に編曲を依頼し、大友さんだけのものではなく、大友さんと合わせての四名で「そらとみらいと」を完成させました。番組はそのお披露目のコンサートを紹介しながら曲の成り立ちなど佐渡さんと大友さんのインタビューが入りながら紹介していく構成になっていて個人的には大変楽しめました。これはあくまで個人的な好みもありますが、今ではすっかりメジャーな音楽家として評価されている大友さんについては、バリバリのノイズ音楽を地下のライブハウスでご披露されていた頃からの贔屓なのです。現在、ここまで社会的に認められている事についてはびっくりするやら嬉しいやらで、つい大友さんの出てくる番組については見たくなるというところもあることをご理解いただきたいと思います。

住んでいる場所によってはリアルタイムで見ることができない番組も、見逃し配信であれば翌日には見られるというメリットを知ってから、NHK+はよくちぇっくするようになりました。というか、受信料を払っている手前、時間の制約で見たいけと見られない番組も多くある中、地域ローカルの番組やEテレの教養・ドキュメンタリー番組を良く見ます。というか、せっかくの休みにテレビを見ようとしても特にBS(民放)は通販番組と2時間ドラマのオンパレードで、それらをだらだら見るくらいなら放送時に見られなかった自分の興味ある番組を探しながら見ることのできるネットの見逃し配信は貴重なものだと思います。

民放にも同様のサイト「TVer」がありますが、ドラマやバラエティが多くその辺はNHK+との違いが大きいのですが、最近ではキー局だけでなく地方局制作番組も翌日には配信してくれるので、改めて番組がネット配信できるようになって、テレビ受信料のありようも変わってきたということを感じています。正直なところ、テレビ受信料は無駄な出費だと思われる方も少なからずいることは重々承知していますが、チューナ付きのテレビとセットにして、テレビ放送だけでなくネット配信の各見逃し番組を大型テレビでいつでも見られるようにしておくことによるメリットもあるので、改めて受信料について考えながら考えてみるのも良いのではないかと思いますね。

カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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