現在、古いノートパソコンを含めてほぼPC出力(USB-TypeC)からの充電ができるようになったので、専用のACアダプタを持ち運ぶことなく、電源回りの持ち物が激減したのはノートパソコンのモバイル運用によっては本当に楽になった事の一つです。現在は、今持っている全てのノートパソコンを使いながら充電するためには45Wから60Wくらいのものを用意して持って行けば何とかなるような感じなのですが、端末によってはもっと少ない出力で済むものもあります。
以前購入したWindows11の入ったノートパソコンについては、大体30Wくらいあれば十分なので、大きなポータブル電源を持たなくても、30W出力のモバイルバッテリーがあれば、何とかそこから充電できるので便利に使っていたのですが、先日から紹介していて私の常用パソコンとして現在持ち出しているASUS Transbook T90Chiは更に電力消費が少ないので、さらに電源回りの用意が楽になっています。
当然、ACアダプターも大は小を兼ねるという面はあるのですが、出力が高い充電器やモバイルバッテリーは今までスマホやタブレット用として使っているものの流用だと力不足になり、買い直しを考えなくてはいけない部分があります。ただ、古いWindowsタブレット(T90Chi)を現役復帰させたことで、持ち歩くUSB出力のACアダプターを変えてみました。
これはたまたまソフトバンクのショップがアウトレットセールをやっていた時に格安で購入したPDとUSB-A端子の二つを持つACアダプターですが、PDが20Wで、USB-Aが12W出るので、トータルで32W出力をうたうものです。スマホ二台とかスマホとタブレットを一緒に持ち出す場合にはこれ一つで両方の充電ができるのが便利で一時期は持ち歩いていたのですが、USB出力のACアダプターでノートパソコンの充電をするようになったことで、この種のアダプターは押入れにしまい込んでしまっていたのですが、今回復活させました。
多くのモバイルバッテリーは、最新型のものではなく、今まで安値で買い込んだものも多いので、充電するためにはこのくらいの出力があるアダプターでも十分に充電できます。で、今はモバイルバッテリーとスマホ・タブレット・T90Chi(タブレット)の充電をこなす、この持ち物では万能に充電可能なアダプターとして機能しています。
写真のアダプターは二口USB端子があるタイプなので若干図体が大きいのですが、最近は20WのPD出力のできるアダプターであればかなり小さいものがあります。できるだけ外に持ち出す荷物を減らしたいという場合には、山登りの荷物ではありませんが、g単位で持ち物の見直しも行なうことで、全体の荷物を軽くすることもできるでしょう。
現在はモバイル関連の持ち物だけではなく、外出先で災害が起きた場合を想定し、簡易的な防災リュックといった感じでバックパックに荷物を詰めている関係で、そこまで荷物の軽さには神経を使ってはいないのですが、ただ同じ事をする中で荷物が重いとやはり大変なので、できるだけ荷物を軽くするために同じ事ができるならできるだけ小さく軽いものをという形で物を揃えるようなことも考えていければと思っています。
今のところ、私の荷物の重量を上げているのは恐らく複数持っている「モバイルバッテリー」と内蔵電池の入った通信機器である可能性が高いです。もちろん、災害に遭遇してコンセントからの充電が長く行なえない状況を想定すると、多くのモバイルバッテリーを同時に持ち運びたくなるわけですが、旅行中であれば最近は飲食店や空港でもコンセントを使えるので、そんなにバッテリーを持ち運びしなくても困ることはないでしょう。また、災害対策ということで、ソーラーパネルを持っているので、あえて小容量(せいぜい10000mAくらい)のモバイルバッテリーを2つローテーションさせていけば、それ以上持っていたとしても使える電力量にはそう変わりはないのではと思います。
そう考えると、低電力なCPUを搭載したWindows10が使えていたタブレットあたりをLinux化して使うという私の考えは、荷物の軽量化には役に立つのではないかという気がします。もちろん、ノートパソコンでもかなり軽いものがありますので、本体と電源回りのものとトータルで持ち出し重量を軽くするための試行錯誤を今後も行なっていきたいと思っています。