レジ袋とともにトレイやペットボトル対策も必要では?

本日より、全国のあらゆるお店で、従来のレジ袋を無料で配布することを止め、有料での提供へと変わります。もしどうしてもお店の側で使い切りの袋を渡したい場合には、自然に還るとされるバイオマス素材配合の袋なら有料化の対象外となるそうです。恐らく、多くの小売店では、このバイオマス素材配合の袋に切り換わるのではないかと思っているのですが、なぜかというと今回の施策が行なわれるタイミングがあります。

ご存知の通り、現在は緊急事態制限は宣言されてはいないものの、いつどこで新型コロナウィルスに感染するかわからない状況になっています。現状では東京を除くとそれほど感染者が出ていないような感じではあるのですが、これから夏が終わり秋~冬にかけてインフルエンザが猛威をふるうような状況になっていくと、今までのようにゆるい対策では感染症を防ぐことは難しくなっていくだろうと思います。

エコバックは私も持っていますが、同じようにエコバッグを持っている人が感染したまま買い物に来ていたとして、当然その人が触ったエコバックがスーパーなどの「商品移し替えのためのサッカー台」に置かれたとしたら、無意識にウィルスの付いたサッカー台に手を付けてそこから感染が広まってしまう可能性が、今までより高まると言わねばなりません。本当は、この感染症についての心配が無くなるまでは暫定的にポリエステルのレジ袋をバイオマス素材配合のレジ袋に置き換わるまでの経過措置の期間が欲しかったところですが、もし感染者を調べたらスーパーのサッカー台が怪しいなんてことになったら、逆にお店に自前の袋を持ち込むこと自体をご遠慮いただくというような状況になることも十分に考えられます。その場合は、もはやポリ袋を有料化してしまったわけですから、一気にバイオマス素材配合の袋を使わざるを得ず、その争奪戦がえらいことになる可能性だって考えておかなければならないでしょう。何が何でも決めた事を進めるという点では、もし今月から東京オリンピックを強行していたらどうなるかを考えてみればおわかりでしょう。現在はある意味普段と違う緊急事態なのですから、行政を司る方々にはレジ袋と感染症の問題について今一度考えていただきたいですね。

そして、今回の事でもう一つ気になることがあります。感染症の対策として、自宅でもそうだったのですがかなりお店からのテイクアウトで食事にしたことがあったのですが、その容器は殆どプラスチック製です。スーパーのお魚・お肉・お惣菜のパックも殆ど石油製品だと思うのですが、これについては現状では何の既成もなく品物が流通しています。レジ袋はゴミ袋として家庭ゴミに出され燃やされることが多いと思うのですが、そのレジ袋に入っているものもプラスチックごみだった場合、袋とは比べものにならないくらいのプラスチックごみが処理されないで捨てられる可能性もあるということになります。

さらに言うと、ペットボトルについても洗って再利用されることはない瓶です。車から走行中にポイ捨てされるケースとしては、レジ袋や容器に比べてかなり多くなるのではないかという気がするのですが、レジ袋のように代替品が出たり、他の飲料(例えば紙パック)と比べて価格自体を上のせするという話は聞いたことがありません。なぜ、これらのゴミについては語られないのに、レジ袋だけを何とかしようとするのか? これには様々な経済的な要因があるのかも知れませんが、同じプラスチックでも洗って再利用できるナルゲンボトルのような汎用ボトルで飲み物を量り売りするとか、炭酸以外ならどんどん紙容器に切り替えるとか(食品用のトレイではトウモロコシから作る食べられる? トレイなどもあるにはあります)、色々なゴミを減らす工夫はあると思います。

レジ袋の総数を減らす今回の政府の取り決めが全くだめだとは思いませんが、どうせやるなら新たにやる事の数を増やして、今回の新型コロナウィルスの影響で仕事が無くなった人のために新規事業に積極的に投資して、雇用を増やしつつプラスチックごみを減らす方向へとシフトできないのかと思ってしまいます。

とりあえずは、今後の生活は自分自身で守っていかなければいけないと思いますので、多くの人がマイバックを置いて品物の詰替えをするサッカー台での挙動にも気を付けましょう。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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2 thoughts on “レジ袋とともにトレイやペットボトル対策も必要では?

  1. ケータイオタク

    環境先進国と言われるドイツでは30年くらい前からすでに食品スーパーでは買い物袋は有料でしたが、ペットボトルでなくガラス瓶でデポジットを取られたと記憶しています。隣国のフランスはペットボトルが大量にゴミ箱に捨てられていましたね。
    ヨーロッパの場合今でも食料品スーパーでは買い物袋はエコバックですが、それ以外の一般商店では袋は無料だったと思います。
    自販機の存在がペットボトルから瓶制への切り替えを難しくしていますね。ガラス瓶だと落下時の衝撃に耐えうる強度も必要だし、缶にすると現在の自販機はほとんど廃棄になってしまう。
    一方スーパーでは使い捨てのトレイを使わざるを得ない。
    開発途上国を中心にプラゴミの問題はありますが、焼却炉の未整備の方が問題ですね。
    生活感のない政治家と官僚に振り回される国民と小売店はいい迷惑です。
    自分自身は以前から買い物袋は持参していましたが。今は一昨年クロアチアのスーパーで買ったマイバックを使っています。

  2. てら 投稿作成者

    私自身は今、厚手のプラスチックで洗えばニオイも落ち、多少のことでは割れないナルゲンボトルに麦茶を詰めて外出することが多いです。この種のボトルが市場で標準化したら、例えばスーパーにある給水器のボトルも共通化できそうですし、炭酸以外の飲み物(アルコールを含む)の販売用としても使えると思うので、真剣にプラスチックごみを無くしたいなら脱ペットボトルというところまで考えて欲しいです。

    スーパーのトレイは一部のスーパーでは回収を行なっているところもありますが、こうした民間の努力が、行政の気まぐれで台無しになるところも確かにありますね。今はなかなかプラスチックごみの問題だけを考えることができない状況になっているというところもあるので、お店の経営自体を揺るがすような事はしばらくはして欲しくないですね。

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