いなば食品 缶入り「赤ワインカレー」は災害用にも

タイに工場を持ち、数種類の缶入りタイカレーの評判が上々のいなば食品は静岡のメーカーですが、昨年には同じタイの工場でタイカレーでないカレーのシリーズを出してきています。

タイカレーの場合、スーパーで売っている容量が125グラムで、さらに一部の100円ショップで売っている製品は80グラムになっていて、一食分としては少々物足りないというのが個人的には残念な点だったのですが、今回の新しいカレーの容量は、165グラムとレトルトカレーに匹敵する容量になっていました。たまたま数種類出ている新しいカレーのシリーズのうち「赤ワインカレー」(他には「完熟トマトカレー」「深煮込みカレー」「スパイシーカレー」)が3缶セットが300円弱という価格で売られていたので衝動買いしてしまいました。

缶入りのカレーは匂いが移ってしまうからと敬遠される人もいるかも知れませんが、缶詰なだけに常温で3年間の賞味期限ということと、多少のショックで感が凹んでも、泥の中に浸かってしまったりしても、表面に穴や大きな傷がなく、密封状態が保たれていれば表面を拭いたり洗ったりすれば何とか食べられるという特徴があります。さらに、このカレーには具が溶け込むほど煮詰められていて、牛脂や豚脂は使っていないので、常温のままでもサラサラで、必ずしも温めなくてもパンに漬けるなどして食べることができます。温める場合でも、蓋を開けた状態で直接火にかければいいので、ある意味、便利な災害用食品ということで家においておくというのもいいと思います。

というわけで、残りの問題は自分の口に合うか合わないかということになると思うので早速頂いてみました。見るからに汚いご飯の盛り方で大変申し訳ありませんが、単に適当に冷やご飯を盛って、その上からこぼれないように気をつけながら常温のカレーをかけ、電子レンジに投入して温めるだけです。牛脂や豚脂は使っていないので、お皿に移す時にこぼさないように気を付けるくらいで簡単にできます。

また、災害時やキャンプ用の簡易飯としては、メスティン(ソロユースのスウェーデン飯盒)の上にこの缶を重しの代わりに置いてご飯を炊くだけでいい具合に食べられるようになります。今後は違う種類のカレーも試しつつ、一定量の缶詰カレーをストックしておくことで、いろんな状況に対応することもできる気がします。

肝心な味の方は中辛ということで食べた後にちょっとピリッときますが、そこまで辛くはありません。カレーとして十分食べられます味に仕上がっていると思いますが赤ワインで煮込んだデミグラスソース的な感じもあり、できればもう一品二品トッピングして具のない状態からもう少し食べごたえのある感じにしたいなというところはあります。それこそ、ブロッコリーやスーパーのお惣菜と一緒にいただけばさらに味も豊かになるような感じがします。

首都圏を含む地域に緊急事態宣言が出される中、今後はさらに外出するにも気を使うようなことも起こるかもしれません。買いだめや買い占めはしないで、長く置けるものを気づいた時に買っておけば、急に何かが起きても慌てずに済みます。今後もそうしたものを探しつつ、ここで紹介することができればと思っています。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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