2020年のお正月らしいお出掛け

お正月休みの前半から中盤に掛けて全く外に出ない生活を続けてしまったので、せめて最後くらいはということで昨日車で出掛けてきました。これは、地元ならではの事なのですが、朝起きて雲ひとつない快晴だったということもあり、これはここで紹介する写真が撮れそうだと向かったのは、やはり何と言ってもお正月とセットでおめでたいと言われている「富士山」でした。

世界遺産となった三保の松原からの富士山もいいのですが、今回はあえて苦行の道を選び、国道一号線を清水方面に向かい、静岡市の由比地区から東海道の「さった峠」(機種依存文字のためひらがなでの表記をお許し下さい)を目指すことにしました。

元々東海道の興津宿~由比宿間は今の国道一号線や東名高速道路のように簡単に通行できたわけでなく、昔からの道はかなり険しい崖の上の街道でした。そこにあるのがさった峠で、その頂上からは天気が良ければ現代でも江戸時代の浮世絵とそれほど変わらない眺望を見ることができます。

基本的には歩いてやってくる人が多く、私は車で近くまで行ったのですが、峠までいたる道というのは相当細くてほとんどの道で車とのすれ違いができないようになっています。私自身、これほどの道だったのかと峠に車を進めて少し後悔したのですが、この部分だけは過去に走り抜いた四国八十八箇所巡礼の時に通った数々の「遍路ころがし」の車道に匹敵する状況になっていると言えばおわかりでしょうか。お正月休みの最終日とあってか車でやってくる人も少なくなく、細く狭い道で延々と後退しながらすれ違いができる場所まで戻らなければならない時もあり、あまり大型の車で出掛けることはおすすめできません。

峠の手前には7~8台が置ける駐車場があるのですが、何とか着いたと思っても駐車場の空きがなく、先に停めた車が観光を終わって出てくるまでしばらく待たねばなりませんでした。ただこれは正月休みだからこれだけ人が集まったと思うので、普段から車で混雑しているわけではないと思いますが、正月休みで、更に天候は最高というところで車で行こうという人が多かったのだろうと思います。

駐車場にはトイレもあり、そこから少し旧東海道を歩いてさった峠の頂上にあるお天気カメラが設置された展望台があるので、そこに登ります。そこで撮った写真が以下のものになります。

実に雄大な景色です。これは午前中に撮ったものですが、午後からは富士山の上に雲が出てきてしまったので、やはり午前中に行った方がいいと思います。様々な道路が通っていますが、一番山側が東海道本線の鉄道で、国道一号線バイパスと東名高速道路が並走しています。まだ新東名がなかった頃にはこの地点で何か大きな災害があれば、東西を交流する電車も車も止まってしまっていました。その理由がこの写真を見るだけでわかってしまうところにこの場所の特徴があるのですね(^^;)。

この日はその後、富士山の麓にある富士宮浅間大社まで足をのばし、初詣をしてきました。年の初めから注文したパソコンが初期不良を起こすという運のなさをどうにかして払拭できればと思うのですが、さてどうなるでしょうか(^^)。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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