ラグビーワールドカップ観戦記 その2 荷物チェックから観客席へ

愛野駅からエコパスタジアムまでは徒歩で15分から20分ぐらいかかります。一部の階段に動く歩道が付いているものの、雨が降る中ではいくら歩いても着かないという気分になるから不思議です。晴れていればスタジアムで行なわれる試合を表示している大きなパネルの前で記念撮影しようとも思うかも知れませんが、歩いているうちに足元が濡れてくるし、とにかく早くスタジアムに入って落ち着きたいと思う中ではそういうことは私自身は無理でした(^^;)。

そのまま歩くと「Gate1」にたどり着きました。こちらのゲートは愛野駅から来る場合の入場ゲートで、掛川駅からシャトルバスやタクシーを使ってやってくる人が使う「Gate2」もあるのですが、行きはそちらのゲートは使いませんでした。そこから、入場する前に通らなければならないのが荷物チェックです。

荷物チェックの下準備として持ってきたバッグを開けた状態で入ってくれということだったのでそうしたいのはやまやまなものの、雨がバッグの中に入ってきて濡れるのがいやなので、ギリギリまでバッグを開けた状態のままレインコートの中に隠して進みます。チェックする際にこちらで一応中味を申告し、一番心配していた水の入った水筒についても実際にボトルを開けて一口飲むことでそのまま持ち込むことができました。周辺にはその場所で没収されたと思われる多数のペットボトル飲料があったので、事前にナルゲンボトルを購入してまで水を持ち込んだ甲斐があるというものです。

その後、ハーフタイムの時に無料で利用できるという「給水所」というものを探したのですが、トイレと売店はあったものの、給水所はついに見付けることはできませんでしたので、今回事前情報により水を持ち込めたのは本当に良かったです。

そこを通りぬけるとチケットのチェックがありますが、スタッフがQRコードを読み込める端末を持っていまして、実際のチケット以外にも印刷されたQRコードを機械で読み込んでチェックを行なっていました。

いわゆるチケットの「もぎり」はなく、そのまま通ってきたのですが、今考えると貴重なチケットを雨晒しにするならパソコンのプリンターで印刷したものを別に用意してくれば良かったと思いつつも、私が使っているプリンターは染料インクを使ったプリンターなので紙が水に濡れると肝心なQRコードが滲んでしまって読み取り不能になる可能性があったのでそういう手の込んだことをしないで結果オーライだったということになるかと思います。

今だから書けるのですが、今回のように実際のチケットでなく自分で印刷したQRコードで入場のチェックをするようなイベントに行く時は、特に印刷したものが水に弱い染料インクを使っている場合は出力したものを改めてコピーし、念のため複数枚用意して出掛けた方が、例えばバッグごと中味が濡れてしまったとしても何とか機械に読み込んで認識させることはできると思います。今回私の場合はチケットも何とか無事で、スムーズに入場することができましたが、最悪の場合チケットを買ってあってもすぐには入場できず、改めてスマホから購入証拠の画面を出すまでに時間がかかったりすることもあるかと思うので、この点については事前にしっかりと準備しておくことが必要だとしみじみ思いました。

そうしてようやくスタジアムの中に入り、あとは自分に割り振られた席へ行くだけなのですが、写真にあるようにスタジアムの周りを歩きながら、チケットに書かれたゲートから入場し、無事に自分の席に到達することができたのでした。

チケットに印字された場所は、2段ある観客席の下段の一番上で、しかもコンクリートの柱がちょうど背もたれになっている場所でした。まわりは私と同じようにしてチケットを購入した日本の人がほとんどでしたが、なぜか一人だけ顔をジョージアの国旗でペインティングした男性が一人ジョージアの応援で盛り上がっていました(^^)。写真のように真上はすっぽりと上の席に覆われているので雨が吹き込んでくる心配は全くなく、今までうっとうしかったレインコートを脱いで、観戦の準備は整いました。

これは結果論ですが、席が雨の心配がなかったことは救いでした。もちろん、雨でビショビショになっても選手に近いところで応援できることを良いと思う方も多数いらっしゃるとは思いますが、基本的にはにわかラグビーファンである身としては、これからラグビーを見たくなる経験をするには最適な場所であったのではないかと思えました。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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