月別アーカイブ: 2016年2月

消費税を払った気にならないお買物

 消費税が8%から10%に変わる中、一部の品物だけ8%のまま提供される軽減税率導入をどうするのかという事がニュースになっています。車や電車で旅行を楽しむ身としては、どのケースが安くなるのかという話は興味深く見たり読んだりすることが多いのですが、だいたいの傾向がわかってきました。

 ファーストフードで店内で食べれば10%ですがテイクアウトだと8%ということですが、テイクアウトの場合、店内で食べる際には必ずしも必要ない袋やナプキンを多く詰めることになるので、店側としては経費がかかって大変だと思います。今後はコンビニの中にあるイートインスペースを利用して食事をする際も、回収して再利用するトレーに食品を載せたら店外で食べる選択肢がなくなるので10%、コンビニコーヒーをまとめ買いした際にもらえる紙製のトレイを持ってイートインスペースで飲む場合は、トレー自体は店内でも店外でも持ち出せるものということで、テイクアウトできると見なされ8%だそう。

 恐らく全国のコンビニチェーンではこうした運用の指針を受けて、今までプラスチック製のトレーを使っていたところは、お金を掛けても使い捨ての紙製トレーに全面変更する可能性があります。当然、資源を大切に使うという観点では再利用できるトレーの方がいいわけですが、肝心の消費者の動向が消費税は10%より8%の方がいいわけですから、環境問題云々という話に優先してゴミが増えるという事になりそうです。環境省の大臣やお役人にとっては、実に皮肉な状況になっていると言えるでしょう。

 消費税というものに振り回される事がこれからも予想されますが、そんな中、車で全国の道を自由に走って行きたい所に行ける旅を満喫している人の中には、消費税を払わなくても安く食材を買える方法というものがあることを御存知の方も少なくないでしょう。というのも、消費税の仕組みをわかっていると、あえて消費税分を上乗せして販売していない場所というものが存在するのではないかという事を知っていれば、購入する場所を変えることで安く農産物を購入できる場合があります。というのも、田んぼや畑の近くにある無人販売所の野菜や果物というのは、消費税がかかっていないものを買える確率が高いのです。

 実は消費税というのは全ての物品の販売者が支払うべきものでは必ずしもありません。消費税を払わなければならない事業者というのは、年間の売上げが1,000万円以上になる場合で、それ以下の売り上げしかない小規模な事業者は払わなくてもいいのです。個人でネットオークションで出品している人から購入する場合に消費税分を請求されないのはそういう事ですし、自分用に作ってその余り分を出し、農家が無人販売でお小遣いを得るような場合は消費税を転嫁することを考えて売ることもないでしょう。もっとも無人販売ではきりのいい数字で販売していることもあって、しっかりと確定申告をして消費税を払っている農家であっても、わざわざ消費税分を袋詰めする中で減らして売っているわけでもないでしょう。そう考えると、こうした無人販売のもので美味しそうなものがあったら買わない手はありません。

 ただし人気の無人販売所は朝早くに品物を並べてもすぐに売り切れてしまう可能性もありますし、ガイドブックやネットでも詳しい場所などの情報が全て書いてあるわけではありません。逆に言うとあてもなく車で走りながら道端に無人販売所を見付けたらいちいち停まってでもいいものがないか探してみたいですね。ただ、価格表示がある品物を、お金を払わずにそのまま持って行くことはれっきとした犯罪です。意外かも知れませんが、お金を払わずに品物だけ持って行ってしまう不心得な輩がかなりいるのだそうです。そうした人が増えてしまえば、ここまで説明した無人販売の仕組み自体が崩壊してしまうかも知れません。ここを読まれている方は出来心でもそんなはしたない事はせずに、ちゃんと小銭を用意した上で出掛け、農家の方が丹精込めて育ててくれた恵みをいただくようにしたいものです。


運転中の体調管理とトイレ対策について

 先週末に日帰りで静岡県最南端の御前崎まで行ってきたのですが、帰りに久し振りに体調不良に見舞われてしまいました。といっても、急にお腹が痛くなった程度の話で、トイレに掛け込んでその後は全く大丈夫だったのですが、体調が回復するまではかなり焦りました。

 たまたま春一番が吹いて気温が上がっていた時で、あまりに車内が暑くなったのでエアコンを効かせて温度を下げて走り、今から考えると避けた方が良かったような行動を取ってしまったように思います。

 というのも、途中で立ち寄った直売所の脇で営業していたお店に、何と180円のソフトクリームがあったのでつい買って食べてしまいました(^^;)。味自体も美味しく、ソフトクリームに罪はないのですが、車内は暑くても外に出ればまだ肌寒い季節です。ここのところの気温の上下で体もなかなか適応できない中で、安易に冷たいものに行くべきではなかったとまずは反省です。

 ただ、そこからしばらくは体調には何の問題もなく、無事に目的地の御前崎の道の駅「風のマルシェ」に着き、今が旬で安く、地元で多く作られているサツマイモを多めに購入しました(^^)。現在はふかしたものを切って太陽の下で干しています。

 その後、併設されている食堂に入り、ごはんをいただいたのですが、お腹にたまるカレーを食べてすぐに出発してしまったのも今考えると良くなかったですね。ソフトクリームに刺激物のカレーですので、かなり自分の胃はびっくりしていたのだろうと思われます。そうした意識があれば、しばらくゆっくりしつつ、胃の状態を感じながらトイレに寄ることもできたはずなのですが、その日は食べてすぐに出発してしまったのでした。

 もし、その後高速道路を走っていれば少し走ればSAPAにたどり着くのですが、一般道だったため、調子が悪くなっても市街地で車通りも多い幹線道ということになれば、なかなか車から降りてすぐにどうにかなるというものではありません。コンビニの中ではトイレをお客さんに使わせてくれないケースも有りますし、道の駅は最近増えてきたと言っても自分が出発したのがその道の駅なわけで、それほど近くに同じような施設はありません。

 今回は、幹線道路沿いに大規模なショッピングセンターが多くある場所だったので、何とかその中の一つに車を停め、体調を何とか回復させるための休憩をうまく取ることができましたが、もしそうした施設が何もない道だったらどうなったろうかとぞっとしますね。

 基本的にトイレを借りやすい施設として、ショッピングモールやスーパーなどの他、パチンコ屋さんなどがありますが、全く土地勘のない場所でトイレを探さなければならなくなった場合を考えると恐しいですね。もっとも、車で移動している場合は、いかにもトイレのありそうな建物を探しながら走ることと同時に、GoogleMapやカーナビアプリの検索で「トイレ」と打ち込んで探すこともいざという時には必要かもしれないとしみじみ思いました。

 まあ、それと同時に無茶な食べ方を改めて、そもそも急にトイレを探さなくてもいいような体調管理を行なっていればいいのですが。私の体験から言って、自分の体を過信せず、できるだけ旅先での暴飲暴食は控えるとともに、極端に冷たいものや辛いものを食べる時には気を付けることが必要だと痛感しました。さらに、あんまり急いでしっかり休憩しないで走ることも、寒暖差の激しい今の時期には大切だと思います。大人でもこうなのですから、小さなお子さんや、環境の変化にデリケートなペットとの旅をしようと思われている方は、十分気を付けてあげて下さい。


ついにMVNOでも「2年自動更新」契約 UQ mobile「ぴったりプラン」と「スマトク割」

 「楽天モバイル」が1回5分の通話なら定額というプランを出してきたことによって、他のMVNOでも無料通話の付いたプランが出てきました。と書くといいことずくめなような気がしますが、今回紹介するau専門のMVNOであるUQ mobileが2月19日から契約可能な「ぴったりプラン」と「スマトク割」の組み合わせは内容をよく把握してから加入するのがおすすめです。

 このプランのポイントは、「楽天モバイル」の提供する通話定額の場合は電話番号の前に番号を付ける形で通話を行なうのに対し、UQ mobileの無料通話プランは普通にauの回線を使って発信できる音声通話に無料通話分を付けるもののようです。なぜなら、高速データ通信用のクーポンが1GBの「ぴったりプラン」では無料通話分1,200円で約30分とされているので、30秒20円というau回線での通話料そのままだからです。

 「楽天モバイル」のような自動的に電話番号の前に特定のプレフィックス番号を付けるタイプの場合、通常回線と比べて多少の制限があります。固定電話などの特定の電話機では自分の番号が通知されない場合(楽天モバイルでは通知可ですが、同様のサービスを行なうG-Callでは固定電話への番号通知ができません)も業者によってはあるので、その点やフリーダイヤル・緊急電話への発信ができないので、auの回線を使える安心感はあるでしょう。こうした利用をauが許したのか、それともUQ mobileが頑張ったのかはわかりませんが、安いMVNOを利用している人にとって、通話定額まで必要ない場合にはわずかな金額の上のせで無料通話が使えるというのは有難いものです。

 さらに、この契約をすると、以下の3つのスマホの中から一つを選んで、実質0円でスマホを使うことができます。

・京セラ「KC-01」

・LG「G3-Beat」

・富士通「arrows M02」

 先日のエントリーで紹介したarrows M02も選べるので、テレビはないもののまず満足できるラインナップであると言えます。さらに、毎月の通信料については、使える高速クーポンの量によって金額も違います(以下の金額は全て税別価格です)。

・「ぴったりプラン」(高速クーポン1GB) 月額2,980円

・「たっぷりオプション追加」(高速クーポン3GB) 月額3,980円

 この金額にはスマホの価格が実質価格であると書いたように、スマホの割賦料金や定価からの割引分が入っていると見るべきでしょう。問題なのは、ニュースリリースの中の「契約期間」の欄に「2年自動更新」と書いてあることです。

 賢明なる方は、この料金の中にスマホの本体代金が入っていて、スマホ自体の価格が3万円弱となると、毎月1,000円分くらいを本体の料金(割引分を含めた額)として通信料と一緒に支払っていることがわかるでしょう。となると、2年契約は必須であることはいいとしても、うっかり2年後に解約なりすることを忘れてしまったら、本来払わなくても良さそうな通信代に組み込まれた端末代分をただ払い続けなければならないのか、それとも2年更新した人にはその時点で端末代分の値引きがあるのか、一体どうなるのか気になりますね。

 この点についてはさすがにしれっと同じ金額を請求することはないようで(^^;)、契約更新後の26ヶ月目から通信料は1,000円減額され、「ぴったりプラン」が月々1,980円、「たっぷりオプション」を付けた場合でも月々2,980円になるようです(au及びau系MVNOからの乗り換えを除く)。

 また、2年更新の契約をずっと続けたくないという場合には、基本料金プランに1,000円を足すことによって「ぴったりプラン自動更新なし」プランも選べます。ただ、その場合でも最低利用期間は12ヶ月となります。何とかして端末を安く買いたいという場合、2年使い切っても、自動更新なしプランで12ヶ月後に解約しても、解約金を払ってすぐに解約しても、「楽天モバイル」での楽天ポイントの還元分を含めた実質価格とそう変わりない感じです。むしろ今後もし上記3機種がディスカウントされたらそちらで直接買う方が安くなる可能性が大なので、あまり策を弄し過ぎないようにした方がいいのではないかと個人的には思います。

 しかし、政府が「実質0円」をうたったスマホの売り方を止めようとしているのに、まさに時代に逆行したプランを出すというのもすごいチャレンジャーだなと他人事ながら思います。このプラン自体は、高速クーポンを使い切った場合の低速が300kbps以下と、多少は早く、「ぴったりアプリパック」という「UQ mobile」が厳選したアプリが無料で使えるサービスも付いていて、はまる人には便利だと思いますので、加入しようと思っている方は、くれぐれも契約してから2年後の事を忘れないようにして加入することをおすすめします。


「ホムテル3G」 一般視聴者の反応からわかること

 先日の日曜日(2016年2月14日)TBS系列で全国ネット放送されている「がっちりマンデー」の中で「ホムテル3G」が登場しました。もっとも、紹介されたのは「ホムテル3G」をドコモ回線と一緒に売り出したx-mobileの「スゴい電話」(この名前はx-mobileの販売用の名前で中味は同じものです)としての紹介でしたが。

 すでに自宅で新たに固定電話を引くこともなく、携帯電話が当り前の中ですので、新たに固定電話型の携末を新たに販売すること自体のインパクトということもあったでしょう。従って番組での紹介の仕方も「携帯電話なのに形が固定電話」という事に終始していました。番組にはx-mobileの社長も出演されていましたが、この端末を生かす通話定額のプランも紹介してほしかったでしょうね(^^;)。

 番組自体はTBSの見逃し配信でも見られるようですが、私はリアルタイムで見ることができたので、リアルタイムでテレビ番組を実況するネットでの反応も合わせて見ていたのですが、興味のある人たちと、こんなものいらないという人たちが半々くらいという感じでしたが、その価格が約35,000円ということがわかると、やはり高いという感想が多かったように思えました。ただ、スマホでもこのくらいの価格のものはロースペックではないにしても普通のスマホくらいの価格です。ハイスペック端末はこの倍くらいの値になっているわけで、私などは逆に一般の人がスマホを購入する際の本体価格についての認識の薄さというものを感じざるを得ませんでした。

 番組ではスマホで電話を掛けられない高齢者への需要喚起や、工事現場で常に一ヶ所にいるとは限らない中で誰でも使えるようにしたり、選挙事務所のように限られた期間の中であえて固定電話を引くのにはコストがかかる場合の利用例を紹介していました。ただ、番組で紹介されたのはそこまでで、テレビというのは改めて限られた時間の中で伝えられることには限りがあるなあと思えますね。

 私がホムテル3Gをすぐに手に入れたのは、ドコモとソフトバンクのSIMが使えるSIMフリーの端末であるということと、電源はACアダプター、リチウムイオン電池に加えて出先でも手に入る単三電池4本で動くからです。ちなみに、本体でテザリングできる点については本体価格が安くなるならなくても良かったなとは思いますが、今単三電池を使ってテザリングできるモバイルルーターはこれ以外にないので、災害用としては役に立つでしょう。

 また、すでに企業相手に行なわれていたサービスではありますが、2016年2月からMVNOの日本通信が参入することを発表した、固定番号への着信を携帯電話に着信させ、携帯電話から固定電話の番号で発信できるサービスとの併用により、車で移動するような場合、ホムテル3G自体を自宅の番号が使える上に「移動できる固定電話」として使うことも可能です。日本通信が個人向けにどのくらいの月額でこのサービスを提供するのかが気になりますが、もし固定電話の番号の方が広く認知されているなら、多少お金を掛けてもこうした仕組みを使うのも面白いかも知れませんね。


象印 ステンレスボトル タフスリム SS-PC25-AH その2 コンビニコーヒーはラージで

 前回と合わせて2回かけて紹介することになりましたスリムなステンレスボトルですが、私がこのボトルを購入に至ったのは、0.25lという容量はコンビニコーヒーのラージサイズがいっぱいになるということで、カップから移し替えたコーヒーを少しずつ冷ましながらいただくには丁度いいのではと思ったからです。というわけで、早速近所のセブン-イレブンに出掛けて試してみることにしました。

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 ラージサイズのコーヒーを注文するとカップがもらえますが、このカップから口が細いボトルに移し替えるために注ぐのはちょっと大変なので、コーヒーを抽出する前にちょっとした加工をします。写真のように折り目を付けてその部分から少しずつコーヒーを注げるようにしてから機械に入れるのがおすすめです。

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 急に出ないように注意しながらボトルに注ぐと、無事に移し替えが完了しました。が、安全にフタがしめられる線以上にコーヒーが入ってしまったので(ボトルから溢れる心配はありませんでしたが)、多少カップに移し替えていただくことにしました。だいたい、カップの半分強くらいセブン-イレブンのラージサイズのホットコーヒーには入っています。

 このボトルは中せんのあるタイプなので保温性能が高く、カタログ値ですが熱湯を6時間入れていても74度をキープするだけの性能を持っています。ですから、0.25l入るこのボトルに入れる際にはできるだけ満量に近い量が入るラージサイズのコーヒーを入れておいた方が長時間熱々の状態をキープすることができます。

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 今回ラージサイズのコーヒーをこのボトルに入れ、付属のカップで飲んでみましたが、カップやマグボトルで一気に飲むよりも時間がかかることはありますが、逆に2人でシェアすることもできますし、一人で時間をかけて楽しむこともできます。とりあえず先にコーヒーを買っておいて、飲みたくなったら少しずつ飲むというパターンは、例えば運転していて急に眠気に襲われた時などは便利ですね。カップ一杯である程度は気分転換ができるので飲物代の節約にもなりますし、車や電車で出発直後にこのボトルに補給して旅のお供として使いこなしていくつもりです。


象印 ステンレスボトル タフスリム SS-PC25-AH その1 スリムなカップ付きボトル

 一時は収まっていたステンレスボトルに関する物欲がまた再燃してしまい、続けて購入してしまったのが象印の細くて軽い「タフスリム」の0.25lのカップ付中せんありのモデルです。

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 写真の右にあるボトルは、これもスリムな日本製(新潟県の燕製です)、セブン・セブンのウルトラスリムというステンレスボトルですが、同じ容量でもひと回り小さく、相当軽いという印象があります。改めて店頭でこのボトルを見た際に、0.2lのものもあったのですが、太さは同じで多少長いくらいでこの0.25lのものでもコンパクトさを損なうこともなかったので、あえて0.25lのものを選びました。

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 この製品の特徴はスリムで軽いということの他に、今は主流の直接飲むマグボトルではなく、フタを兼ねているカップを使って飲むことで、飲む量を調節することができ、中の飲み物の温度が変わりにくい(マグボトルの場合は飲み口から熱が逃げてしまいます)ことと、ストラップが最初から付いているので落下防止にもなることがあります。

 カップ自体はプラスチックなので熱湯を注ぐと熱く、さらに底の部分も小さいので、何かの拍子に倒してしまう危険はありますが、その分本体の軽さを考えてのことですので仕方がない所があります。衛生面が気になる方は別に紙のコップなどを用意すればマグボトルとは違って3人くらいまでならシェアして楽しめるでしょう。

 また、ボトル本体内部は、象印の定番「フッ素加工」がされているので旅先でも例えば割りばしの先にティッシュを付けたりして汚れを拭きとって衛生的に使うことはできると思います。

 小さなカップにその都度移して飲むというのはめんどくさいということもあり、直飲みボトルがこのくらいの容量のボトルの中では主流になってきたとは思いますが、特に夏の暑いさなかの水分補給というのは、一気に冷たいものを飲む事で体調を崩してしまう恐れもあります。その点、このボトルなら少しずつ水分補給することで入れた飲み物が長持ちしますし、特に熱い飲み物の場合冷ましながら時間をかけていただけます。できれば直飲み用のボトルと一緒に持ち歩いて使い分けたいと思っています。


タイガー魔法瓶 サハラマグ 夢重力ボトル0.3L MMP-G030

 これまで多くのボトルを紹介している中、これを書いている現在一番使っているのは今回紹介するタイガー魔法瓶の夢重力ボトルの0.2Lサイズのマグボトルだったりします。他のボトルと比べて小さくて軽く、さらにフタを開けてすぐに飲めるタイプなので、気軽に飲み物を入れて外で飲めるので気に入っています。

 基本的にはコンビニで販売しているドリップしたコーヒーのレギュラーサイズをそのまま移し替えて缶コーヒーのように時間を掛けていただくことが多いのですが、その他にも500mlのペットボトルのお茶やお水が飲み切れない時に一部を移し替えて後で飲むために重宝するのですが、日常生活の中では0.2Lのもので必要十分でも、0.3L容量があればコンビニでラージサイズのコーヒーを移し替えたり、アイスなら氷ごとレギュラーサイズのアイスコーヒーを入れることもできます。また、旅の途中で冷たいミネラルウォーターを多めにキープしておくには、0.2Lサイズよりもう少し容量のあるものを持ち歩いた方が便利だと思っていたのです。

 今回たまたま、同じ夢重力ボトルの0.3Lの製品を、近所のショッピングセンターでディスカウントして売られている現場に遭遇しました。箱も説明書もない展示品のようでしたが、中をしっかり洗えば私は気にならないので、安く購入できて良かったです。

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 今回購入した0.3Lのボトルは、写真では真ん中の青色のもので、大きさ自体は0.2Lのものと比べて少し長いだけで、持ち運ぶ場合もほとんど差し障りがありません。特に先日購入してここでも紹介した茶こし付きのボトルと容量が同じなので、この中にお湯だけ入れて持って行き、飲みたい時に葉っぱからお茶を出して飲むには丁度良いので実にタイムリーでした。大きさ比較のために、350mlのタイガー魔法瓶「サハラスリム」とも並べてみました。夢重力ブランドでは同じ形の350mlと500mlのものがありますが、このサイズのものは今回紹介する0.2l、0.3lのものと違って写真のサハラスリムくらいの太さになってしまうので、小さくて細いものを求めたいと思われる場合は、0.2l、0.3lの方から選ばれるのがいいと思います。

 基本的にこのボトルの使い方は、コンビニコーヒーやペットボトルの飲み物を移し替えて持ち運んで、水分補給に使うようになると思いますが、旅先のバックパックのサイドポケットには、どちらか選べと言われれば、0.2Lの方よりもこちらの0.3Lの方を持って行くことが増えるようになるかと思います。直飲みタイプとしては応用範囲の広いボトルですね。

 ただ0.2lのものと2つのサイズを両方揃えた方が、2つのボトルに500mlのペットボトルを分けて全てを入れることができたりもするので、一人で使う場合は便利ですね。今後は写真の3本に、さらにもう一本新たなサイズのものを導入しようと画策していたりします(^^;)。


MVNO使いのスマホ選びは転用も考えて

 今私のメインに使っているスマホは、auの白ロムSHL23と、SIMフリーのNexus5の2台ですが、これからの白ロムの価格がどうなっていくかということも、実質0円という端末が無くなる方向にあるということで、今後手ごろな白ロムが安く手に入るのか不透明な流れは拭えません。

 SIMフリーのスマホはピンからキリまであるものの、やはり今まで使っていたアプリや機能がそのまま使えるものを選びたいですし、防水機能も気になります。今はどちらのスマホも壊れる気配すらないのでいいのですが、いつ起こるとも限りませんので、だいたいの方向性というのをつかんでおかないと後になって慌ててしまい、高くて自分の使い方に合わないものを手に入れてまた買い替えなんてことになってしまったら大変なので、改めてネット上に溢れる情報の中からだいたいの傾向というものをつかんでみることにしました。

 まず結論から言うと、私の希望を全て満たすスマホということになると、auのスマホをauのMVNOで利用するか、SIMフリーのものから探すのが最善なのかなという風に考えます。というのも、本体の設定そのままでテザリング(特にBluetoothテザリング)がMVNOのSIMでできるものというと、白ロムの中ではドコモではなくauという選択になってしまいがちです。SIMフリースマホではテザリングは問題なくできますが、機能が国産のスマホと比べると少し見劣りするというのが今までNexus5を使っていての感想です。

 さらに、今後はドコモだけでなくauのMVNOも含めていろんな業者を行ったり来たりすることが考えられるので、ドコモやauの白ロムではなくSIMフリースマホでドコモとauのどちらのデータSIMでも使えるスマホも出てきているので、その端末について調べてみました。。

 現在、各MVNOでセット販売されているものの中で気になるのが、富士通の出しているSIMフリースマホ「arrows M02/R02」(販売チャンネルによりM02とR02の二つの型番がありますが同じものです)で、これはかなり私の要求を満たしてくれているスマホです。だいたいどんなものかはメーカーのホームページに詳しい説明がありますので参考にしてみて下さい。

http://www.fmworld.net/product/phone/m02/

 さすがに日本のメーカーである富士通が作ったスマホだけあって、おサイフケータイ(2016年2月現在で、主なサービスのうちnanacoが使えないとのことですが、モバイルSuicaは使えます)、防水、画面保護機能というような基本的な機能はクリアしています。さらにSIMフリーなので、ドコモとauのSIMはどちらでも使えます。ただし、通話を伴う契約のSIMの場合、VoLTE機能の付いたauの専用SIMでないと通話ができません(データ専用のSIMはそのまま使えます)。

 ドコモの方はそういった制限はなく、VoLTE機能の付いていない音声SIMでも使えるようです。さらに、ドコモでの利用では、FOMAプラスエリアのBand6とBand19の両方を捉えることができるので、単体での受信性能については言うことないでしょう。

 また、ドコモのMVNOによるデータSIMでまれに発生することのあるセルスタンバイ問題による電池の減りの早さというのは、ネットの口コミサイトの情報ではありますが、SMSオプションのないSIMでも電池の減りにはそれほど影響はないという情報も書き込まれています。ただ、OSのアップデータの適用によって結果も変わってくるかも知れませんので、実際に購入する場合は最新の情報を入手することをおすすめします。

 また、テザリングについてもUSBとWifiの他、Bluetoothによるテザリングも利用可能なようなので、もし今メインスマホが壊れたらこれを買うしかないかなと思っているのですが、一つ残念な事があります。それはテレビ機能がないことなのです。

 複数の端末を持っていれば関係ない事かも知れませんが、今の私のメインスマホSHL23はワンセグではなくフルセグでのテレビ視聴ができるようになっています。このフルセグというのが実はいざという時に大事な事があって、局地的に大きな災害が発生した場合、放送局では臨時的に地上波チャンネルであっても「サブチャンネル」を使って防災情報を流す場合があります。このサブチャンネルはワンセグでは見ることができないので、スマホにフルセグを付ける意義というのは防災面から言えば付けて欲しいところですね。もちろん、フルセグをきれいに映すためには場合によっては外部アンテナに接続する必要は出てきますが、やはりスマホの機能としてテレビは欲しいですし、できればフルセグが使えるだけのスペックがあれば言うことなかったのですが。

 現在、このスマホは約3万円前後で売られているので、テレビ機能はコストカットの中で削られたのだと想像しますが、スマホ初心者の中でもテレビがスマホで見られるなら見たいと思う人は意外と多いものです。個人的には1万円高であってもテレビ機能が付いていれば、十分購入候補となるでしょう。

 ただ、もし今後にテレビの付いた新製品が出てこの製品が安くなってきたら、ドコモとauのSIMの両方のSIMが使えるということで、急にドコモやau契約のスマホが使えなくなった場合の代替スマホとしていざという時に差し替えて使うサブマシンとしての価値は上がっていくものと思われます。電池持ちもメーカーで3日間と豪語するものがあるので、その点でもこの機種をマークしておきながら後継機の動向もウオッチしていこうかなと思っています。


GENTOS エクスプローラー LEDランタン SOL-144S その2 持ち運びに便利なハードケース?

 このランタンについては、前回分で一通り説明して終わる予定でしたが、手持ちのものと組み合わせると持ち運んだりするのに便利なケース代わりのものを見付けたのでレポートします。以下のページで紹介したマグボトルで、350mlサイズの缶がそのまま入るという特徴のある「ドウシシャ クール缶ポット CPT350-BK」の方です。

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http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-10a5.html

 SOL-144Sの高さがだいたい350mlサイズの缶の高さであることとともに、このマグボトルには専用の保冷材が入るスペースが確保されていて、ランタン本体がすっぽりとこのボトルに入るだけでなく、フタの裏のところにあり取り外しができる保冷材を入れることのできるスペースに予備電池として単四電池の2本パックが複数入ることがわかったのです(^^;)。

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 だから何なんだと言われればそれまでですが、このボトルに予備電池ごと入れて運べば、もし間違って強い力を掛けてしまってもまず壊れることはありませんし、フタもきっちり閉まるので、もしもの時の災害用のセットとして用意しておけば、普段はケースとして使っていても、本来のボトルとして災害時の飲料水入れとして使いつつ夜の明かりとして活躍してくれるでしょう。

 ボトル類はつい良さそうなものだと思って買ってしまうことが多いのですが、全てのボトルを常に使うわけにもいきませんし、この「クール缶ポット」は普通に水や飲み物を入れて使うのにはちょっと使いずらいので、車で出掛ける時にはランタンとセットで持ち出すようにしたいと今は考えています。



GENTOS エクスプローラー LEDランタン SOL-144S その1 使い勝手の良いランタン

 先日、自分の枕元で使っていたLEDランタンが壊れてしまったため、改めてGENTOSのLEDランタンを物色していたところ、これはということで見付けたのが単四電池4本で使える最近の製品、SOL-144Sでした。

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 このランタンは従来の製品とは違い、すっぽりと白いケースをかぶせてあることで、影を作らないで全体を照らすことができるようになっています。防水機能だけでなくメーカーのページを見ると水に浮くようになっているので、何かの拍子に水の中に落とした時でも網で拾えます。また、こんなことは考えたくありませんが津波や高潮に流されたような場合でもしばらくは目印として使える可能性はあります。

 本体の操作は少々クセがありますが、点灯して2秒以内にスイッチを押せば光の強さを変えることができます。光の大きさとアルカリ電池での点灯時間はカタログ値で以下のようになっています。

・強(最初にスイッチを押した段階)連続8時間

・弱(2回スイッチを押した段階) 連続40時間

・キャンドル(3回スイッチを押した段階) 連続110時間

 本当にまっ暗な中でどの程度周辺を照らすことができるか試してみましたが、強ではかなり明るいですが、弱でも普通に使えるという感じです。キャンドルモードでも使えることは使えるのですが、あえてろうそくの炎に近づけるために炎のゆらぎをLEDの強弱で表現しています。そのため、有くなったり明るくなったりする中で周りが暗くなることで文字を読もうと思っても暗くなって一時見えなくなってしまったりすることはあります。ただ、災害時には電池持ちこそ大切だという事もありますし、何よりも利用できる時間が全く違いますので、いざという時にはキャンドルモードでも使えるように周りを明るくするだけで良しとして、さらにこうした光の強弱に目を慣らしておけば、あえてキャンドルモードで利用すると、電池はそのままでも1週間以上は使い続けられる可能性もあります。

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 また、このランタンには底の部分に吊り下げ用のカラビナが付いています。ジョイントの部分がスライドして中央でカチッと止まりますので、天井から吊り下げで部屋全体を照らすこともできます。私は自宅の部屋の照明器具のところに、100円ショップで購入したマグネット式のフックの付いた金具を常に付けているので、いざ停電になった時にはテーブルの上にランタンを置くパターンと、上から吊るすパターンの両方を試みることができます。

 もちろん、このランタンは小さくて影も出ないので、車の中で車中泊のために持ち出すにも最適なランタンです。電池が単一や単三と比べて容量が小さいというディメリットも、
エネループのような充電池で使えば、充電するまでの時間を短くできるというメリットもありますし、車中泊で使おうと思っている方は車のシガーソケットからエネループの充電ができる充電器も用意しておくと長期の旅行でも安心して出られます。

 最近、私はあえて単三だけでなく単四で使えるグッズも揃えています。そうすることによって、単三・単四のどちらかの電池が入手できるかわからない場合にどちらの電池も災害時に使うことができるようになります。もし趣味でいろんなランタンやラジオを集めているような方がいましたら、使う電池の種類にもこだわって同じものでも違う種類の電池で使えるものをペアで揃えておくというのもいい災害用の備えになるのではないかと思います。

 今は、単四のエネループを8本用意し、4本ずつローテーションして使おうと思っています。他に単四電池で使うものがあった場合は、常に満充電されている単四のエネループ4本の中から使っていけるということで、これまで以上に単四電池で使えるグッズが増えていくかも知れません。