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2015年1月 18きっぷの旅 その2 宿泊場所決定のタイミング

 旅をする季節として、冬というのはなかなかしんどいものです。現地で影響を受けやすい天候の変更ということもありますが、出掛ける人間の問題もしばしば発生します。ちなみに、2015年の1月はしょっぱなからインフルエンザが流行していることもあって、せっかく計画を立てていたものも、自分と同行者のうち1名だけでもインフルエンザに感染してしまったら事前の予約がフイになってしまうこともありえます。

 今回宿泊場所を決めるにあたって、当日の朝になってキャンセル料が発生することも考えて、当日まであえてネットでの予約は自粛しました。もちろん、キャンセル料がかからない時期に旅立てないことがわかればネットで簡単に予約の取り消しや変更ができるわけですから先に予約しておいた方が部屋が取れない恐怖は生まれませんが、その辺は当日まででも部屋が残っているのか、当日にかけてどんどん部屋の数がなくなっていくのか事前に調査した上で判断すればいいでしょう。

 ちなみに、今回の旅では上野駅を起点に移動することにしたので、上野駅あるいは、直接上野駅に乗り入れている路線の駅近くで徒歩5分以内のホテルを重点的にあたりました。利用したのはホテル予約用のアプリですが、宿の中には最低価格保証と言って、仲介の業者を通さず直接ホテルのホームページから予約すると一番安い金額で泊まれる場合や、当日の余った部屋を格安の料金で提供する場合もあります。それらの金額を十分に調べ、残りの部屋数も確認しながら当日の朝に申込む予定のホテルの候補を絞っていきます。ホテルといっても色々ありますが、今回は同行者がいるため、狙うのはいわゆるカプセルホテルやドヤを改造して格安料金を実現している所は遠慮し、一般的なビジネスホテルのシングルで一泊5~6千円前後の価格改定のところです(今回の場合)。駅近くでなくても最寄り駅への無料送迎を行なっているホテルもありますが、料金と利便性とのかねあいでホテルが決まっていく感じですね。ここまでで事前準備編は終了ですが、次回から実際の行程についても紹介していく予定です。ホテルのネット予約というのは車中泊の旅の途中で調子が悪くなったような場合にも役に立つこともありますので、実際には予約しなくても、ホテル予約アプリやホテルのホームページからの情報収集のシミュレーションを行なってみるのもいいでしょう。ただその場合、駐車場がどうなっているかも確認しておかないと、部屋はあっても駐車場がないという事にもなりかねませんのでこ注意を。


2015年1月 18きっぷの旅 その1 行程の下調べ

 2015年お正月の旅について、早々に帰ってきてしまった関係で、交通費を先払いしたような形の「青春18きっぷ」が余ってしまいました(^^;)。今さら金券ショップに売ろうとしても利用期間終了直前ではあまり意味がないように思います。というわけで、今年最初の連休を使ってJR普通列車の旅を思い付いたのですが、この連休に旅をするには致命的な問題にぶつかりました。

 青春18きっぷは主に学生の休みの期間に使えるように発行されているので、成人の日を移動させてまで作った連休には対応できない場合もあります。通年発売の18きっぷは毎年1月10日までの利用期限があります。2015年の連休はまさに1月10日から3連休となるので、初日に使ったら終了になってしまうのです。

 というわけで、一人で使うことは難しいと思い、家族で暇な人を誘って出掛ける計画に変更しました。といっても思い立った時点ではどこへ行くのかすらも決まっていません。私を含めて2名で出掛けることになったので、日帰りの旅なら1回分を余してしまうことになります。他に行ける人がいたらよかったのですが、急な話でそうもいかないので、ちょっと頭をひねって行きの一人分は別払いにするという方法を思い付きました。

 できるだけ遠くへ行き、現地でそれなりに観光できる時間を確保するため、金曜日の夜に仕事を終えた足で駅に集合し、そこから翌日の列車に乗りやすい所まで移動し、ホテルを取って1泊2日の旅にしてしまおうという魂胆です。私のいる静岡駅からだと、東京でも名古屋でも普通列車では3千円ちょっとの運賃がかかりますが、この分は別に払えば、残りの交通費は18きっぷでまかなえますので、意外と行動範囲は広がります。もっとも、日帰りの旅であっても日常生活のリズムを無視して朝4時前に起き、4~5時台の始発に乗る気力があれば同じ行程が日帰りでも可能になるのですが、さすがにそこまで強要はできないでしょう(^^;)。

 とにかくぎりぎりの日程ではありますが、出掛ける前の下準備はきっちりやっておかないと、旅慣れない人に不評を買う可能性があります。とりあえずはここ数日の天気予報を見ながらだいたいの目的地を決定し、そこで行なったのが、最悪の場合を想定した旅行行程の算出です。18きっぷのルールとして、日付の記入を受けた日の午前0時から有効になり、翌日の午前0時を過ぎて最初に着いた駅まで使うことができます。というわけで、静岡駅に1月10日の23時59分ぎりぎりに到着するような乗り継ぎ時間を調べることをまず行ないました。といっても乗換案内アプリを使って検索すれば簡単にできるので、最終の時間と一本前の時間をメモ用紙に書いておきました。これをやっておくと、どの程度まで目的地および途中にとどまっていられるかが判断でき、早い段階で帰路に着いた場合でも人身事故などで不通区間が出た場合にいつまでにどの駅に着いていれば当日帰りが可能になるかの目安になります。アプリで複数の路線が出た場合はそのルートも記録しておけば、あわてないでルートを変更することができます。実際、人身事故や天候による遅れが出た場合は、その場でアプリによる経路検索を行なうことで、正確な乗り換え時間がわかりますが、事前に調べないで遠い場所にとどまってしまっていると、一本の運休が大きな出費(新幹線振替やホテル代など)を生みますので、できるだけそうならないようにも当日深夜0時直前の到着時刻については調べておくというのがいざという時にあわてないための有効な手段です。

 

 というわけで、これから18きっぷの旅の実例として、1月9日から出掛けた旅の報告を書いていきたいと思っています。状況の変化でどうなるかわからないので(一応目的地は決めてあります)、下準備の段階から徐々に紹介する予定です。他の皆さんの参考になれば幸いです。


私のNexus7(2012) Wi-Fiにようやく降ってきたAndroid5.0.2

 一部のハードでは昨年末にアップデートが来ていた7インチアンドロイドのタブレット端末Nexus7(2012)へのAndroid5.0.2ですが、昨日気が付いたらいつの間にかやって来ていました。そのままアップデートしても良かったのですが、ブログのコメントでお伺いした方法の、一度初期化してからの方が良さそうだったため、初期化からのAndroid5.0.2へのアップデートを行ないました。

 アプリを復元させて一通り使ってみましたが、今のところ深刻な激重や、何をやってもすぐに再起動がかかる状態は発生しなくなりました。あせって同種の7インチタブレットに触手をのばさなくて良かったとしみじみ思いました(^^)。ただ、全てのアプリが問題なく動いているわけではなく、例えばYahoo!の情報を表示するウィジェットは情報を更新しないなどの不具合は出ています。

 しばらくは動かないアプリの使用は諦め、スマートフォンでなくタブレットで使いやすいアプリを中心に、使えるもの限定でこのNexus7で使っていこうと思っていますが、Android5が安定して使えるよう改善されれば、まだまだ使える息の長いタブレットとして使うことができそうなので、今後の私のハード購入状況にも変化が出そうです。そういう意味でも実にほっとしたアップデートでした。私と同じようにNexus7(2012)のWi-Fiモデルを使っている方はアップデートを試してみてください。


防水スマホを選ぶもう一つの理由

 お正月の旅行には荷物を減らすため、オリンパスのSTYLUS1というちょっと大き目なコンパクトカメラを1台持って行ったのですが、このカメラは防水ではないので京都が雪に見舞われた日にはあえて持って外には出ませんでした。同じく防水ではないながらも、片手の中に収まる同じオリンパスのコンパクトカメラXZ-10を持って来ていたらと思ってしまいました(^^;)。

 京都では新京極から先斗町を歩き、珍しい雪景色の中で写真を撮ってきたのですが、その際に使ったのはいつも持っている防水機能のあるスマートフォン、auのSHL23(シャープ製)でした。実はこのブログにアップしている写真はほとんどSHL23で撮影したものです。主にグッズの撮影が中心なのでブログアップ用と割り切り、サイズもVGA(640×480)に設定してそのままアップしているのですが、今回は16Mの最大にして撮影してみました。以下の写真はその画像を改めてVGAにリサイズしたものですが、デジタルズームなどは使わず、風景のみを撮影したので何とか見られる感じではあります。

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 この写真は先斗町の中でも明かりがあってごまかしやすい所ではあるのですが、記録という面では何とかこれでも十分でしょう。しかし、コンパクトデジカメの場合は100円ショップで売っているような三脚を使っても、スローシャッターを切るなどして(シーンプログラムの夜景を使うことでも代用可)もっと綺麗な夜景が撮影できると思います。ただ、そうは言っても、今回のようにいつ雪が降り積もるかわからない中や、大雨の中で水に弱い高価なデジカメを濡らしたくない場合、防水機能のあるスマートフォンで代用することは今後も出てくるだろうと思います。すでにスマートフォンによる撮影がほとんどで、デジカメ自体を使わない方もいるかと思いますが、私ももう少しスマートフォンのカメラを見直してみようかと思いました。防水機能のあるコンパクトデジカメはどうしても高画質性能を犠牲にしがちになるので、それならば次にメインで使用するスマートフォンを選ぶ際には、もう少しカメラ性能にもこだわってみたいと思った今回の旅でした。


ドコモXi(LTE)3日1GB制限撤廃の影響

 モバイル通信の環境が固定通信の環境に近づくにつれ、モバイル回線を外出先だけでなく自宅でも使う人が増えている傾向があるのではないかと思います。そうでなければ、テレビのコマーシャルで「自宅ではスマートフォンをWi-Fiで」なんてあおり文句で光回線を勧めないと思います(^^;)。

 全ての通信をモバイル通信で行なっている場合、問題となるのが携帯大手3社の行なっているデータ通信容量の制限でしょう。いわゆるデータ通信放題でも多いところで月に10GB程度で、普通は7GBといったところです。音楽や動画、ゲームで毎日かなりのデータ通信量を使う人はこの制限に泣かされることが予想されますが、そんなヘビーユーザーでなくても制限を受ける可能性があるのが3日間のデータ通信量で制限を受ける場合です。

 ドコモでは総量の制限の他に連続3日間で1GBを超えると、そこから128kbpsと、私の使っている月480円のワイヤレスゲートのSIMカードより遅いスピードが適用になってしまっていました。その制限が撤廃されたことがニュースになっています。この制限を受けていると、モバイル通信だけでネット接続をしている方が、もしパソコンで大規模なアップデータをダウンロードする必要が出た時、その直前にある程度のデータ容量を使っていたら脆弱性を残したままアップデートできなくなる事も考えられます。もちろん、月の制限はありますが、急に大きなファイルをダウンロードする必要性に迫られる事もありますから、今回のドコモの判断はユーザーにとっては有難いものです。

 今後、他の2社が追随するのかということも気にかかりますが、このまま月間のデータ容量の制限を行なうならば、もう一つユーザーのために行なっていただきたいことがあります。今回のドコモのデータ制限撤廃の恩恵を受けられるのはLTEのスマートフォンを使っている人だけですが、スマートフォンは設定を見直さないと、自分で意図しない時にでも勝手に通信を行なってしまうようになっています。こうした通信に高速はいらないと思うので、バックグラウンド通信を高速で行なわないように、専用アプリで高速と低速を切り替えられるようにしてくれれば、普段を低速での通信で行なうことで、相当のヘビーユーザーでない限りは7GBの容量で事足りることにもつながるかも知れません。こうしたアプリは既に一部のMVNO業者から提供があり、低速でも何とか聞けるラジオを聞く時には低速にするなどしていざという時に高速で使える余地を残しておく技を私もIIJmioやOCNモバイルOneを契約している時には使っていました。

 あともう一言言わせていただければ、なぜ制限後のスピードがMNVOが提供する低速でも普通に提供される200kbpsでなく128kbpsで止まったままなのかということですね。200kbpsあれば何とかネットラジオも聞き続けられますが、あくまで最大128kbpsということだと、かなり心もとない気がします。これも、携帯大手3社であまりサービス競争がないからということなのでしょうか。それでなくても大手3社のデータ通信量は高いのですから、細かいところの制限を撤廃するなら、もう少しユーザーのためになる細かい変更を行なって欲しいですね。


OSのアップデート前には情報収集を

 2015年のお正月の電車での旅の荷物を選ぶ際に、できるだけ持っていくものを減らすために、本当は持って行きたかったのが7インチ画面で持ち運びに便利なAndroidタブレットのNexus7(2012)でした。購入当時から2万円以下と安く、動作もきびきびして本当に使いやすかったのですが、昨年行なわれたAndroid5.0へのアップデート以降状況は変わりました。

 Googleがアップデートを公式に打ち出し、通知によってアップデートが来たら、まずはその情報を信頼してそのままアップデートする方は結構多いと思います。もちろん、以前のiOSであったようなマップが全く使いものにならないような検証が行なわれたのかわからないようなアップデートが来ることがありますが、私の場合は別に持っているNexus5でAndroid5.0のアップデートを先に済ませ、とりたてて問題を感じていなかったのでついNexus7(2012)でもアップデートしてしまったのでした。そこで、Nexus7(2012)で起こるシステムの激重状態に遭遇し、Nexus7(2012)をストレスなく使うことができなくなってしまいました。

 ネットで情報を集め、もっさり感を少なくする方法も試しましたが、以前のAndroid4.4のようには快適にはならず、完全にもっさり感をなくす決定的な方法というのはないように思います。別の方法としては公式な方法でなくダウングレードを行なったり、googleのページで公開されているAndroid5.0.2に手動でアップロードして様子を見るというやり方もあるそうです。もしかしたら、すでにAndroid5.0.2のアップグレード通知が来ている方もおられるかも知れませんが、私のところにはまだ来ていません。さらに気になる話として、単に5.0.2に上げただけでは状況は改善しないという話もあります。今のところNexus7(2012)でやっていたことは、別のスマートフォンやタブレットで代替できているので、何とか使えるようなアップデータが降りて来るまではと、Android5.0のままにしてあります。

 それにしても、全ての端末でAndroid5へのアップデートが行なわれていない中、googleが公式にアナウンスしたNexus7(2012)でこんな目に遭わされるとは予想もしていませんでした。アップデートによって使いものにならないくらい全体の動作が遅くなることがわかっていれば、アップデータの提供は問題が解決するまで控えるべきだと思います。私が今メインで使っているauのSHL23はAndroid4.2ですが特に不満もなく使えているので、アップデート前のAndroid4.4のままでも十分で、ハード的に壊れるまでは使い続けられると思っていたのですが、今のままの状態が続くならハード自体は大丈夫でもひどく使い勝手の悪いものになってしまいます。今回このような症状が出ているのは古いNexus7(2012)だけですが、もしこのままgoogleがこの状態をそのままにしておくなら、今使っているNexus5でも、更に新しいOSが出てきた場合、何の疑問も持たずアップデートを行なったらもしかしたら同じように使いものにならなくなるのではないかと不安になります。

 差しあたっての対策としては、アップデートの通知が来ても、すぐに作業を行なわずに、インターネットなどで先に作業を行なった人の状況を確認し、大丈夫なのを確認してから移行するようにしたいと思います。今回私が遭遇したのはAndroidのアップデートに関することでしたが、iOSのアップデートに関しても古いハードで最新のiOS8にアップデートすると、動作がもっさりする場合もあるようです。皆さんも私のようなことにならないように、メインで使っている端末をアップデートする際には十分情報収集をしてから行なうようにしましょう。


旅先での写真管理とWi-Fi

 今回の京都方面への旅は普段の生活ではあまり見ることのない京都での雪に遭遇したため、写真は結構撮りまくってきました。デジカメだけを持って移動していた時にはあまり考えなかったのですが、今ではデジカメから画像をスマートフォンに飛ばしたり、スマートフォンから直接ネットにアッブできる環境が普通になっています。私の場合はさらに、撮影した写真をネット上のクラウドでバックアップしているため、できれば旅行中にも最大サイズで撮影した画像ファイルのアップロードができれば、もし写真が保存されているハードを無くしたり壊れたりしても安心なので何とかしたいところです。

 そうした一連の作業を全て自分の持っているデータ通信カードで行なう場合には注意が必要です。たとえデータ通信容量が7GBあったとしても、写真1枚のファイルサイズが大きければ大きいほど、データ転送の際に多くのデータ容量を消費してしまいます。私の場合は各種アプリの設定を、Wi-Fiで接続した時だけアップロードする設定にしています。

 今回、私の宿泊先の友人の家にはWi-Fiの設備があったので、その環境を使わせていただき、デジカメで撮影した写真とスマートフォンで撮った写真をまとめてスマートフォンからクラウドにアップロードできました。しかし、例えばホテルに宿泊した場合、場所によっては有線LANの設備はあっても無線の環境がない場合や、そもそも車中泊の旅だと夜間の車の中では高速でのWi-Fiを使用できる以前の環境に甘んじる場合もあるでしょう。もし旅行中に自分の撮った写真を何とかしたいなら、それ相応の対策を考えておく必要があります。

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 まず、有線LANしかなかったり、部屋でのWi-Fiサービスがあってもなかなか安定して接続できないようなホテルに泊まった場合ですが、有線のLANケーブルに繋いで有線を無線化する周辺機器があります。これなら安定して無線による接続が可能です。ホテル用と銘打った小型の無線ルーターもそれほど高くない値段で購入できますので、一つ用意しておいて旅行用のセットの中に入れておくといいでしょう。私の持っているものはパソコンのUSB端子からも電源を取れるタイプのものなので、別にACアダプタを持って行く必要がなく、旅の荷物も減らすことができます。

 そして、高速のWi-Fi環境を自分で構築できないまま車中泊旅をされている場合ですが、ここは素直に公衆無線LANの使えるスポットを活用するのがいいでしょう。すでに携帯3社の契約をされている方は、無料あるいは月々の少ない支払いで利用できる仕組みがあると思います。そのサービスが使える場所まで行って画像データのアップロードだけを行なうことは可能です。MVNO契約で公衆無線LANの契約がない方でも(公衆無線LANサービス付きのSIMカードならより簡単に接続可能なので検討の余地あり)、国内の無料のスポットや、コンビニで提供されているサービスを使ってアクセスは可能です。セブン-イレブンは一日の時間制限がありますが、ファミリーマートやローソンでは登録さえ済ませてしまえばスマートフォンで簡単に高速通信が使えるようになりますので、一通り登録しておけばいざという時の備えになります。

 今回の旅ではかなりスマートフォンで撮影した写真が多く、Wi-Fiが使える環境にあったことでスムーズにクラウドへのバックアップに活用できました。旅先でのモバイルというとスマートフォンやタブレット端末でLTEや3G通信だけあればいいと思いがちですが、特にどこにいても写真のバックアップを行ないたいと思われる場合は、スマートフォンのWi-Fiを使えるように用意だけはしたいものです。


冬の車旅の怖さについて

 先日のエントリーで書いた通り、今年の年末に出発した鉄道の旅は多少消化不良のような感じを残しながらも早目に帰ってきてしまいました。今回出掛けたのは、滋賀県大津市の友人のところで別の友人と合流して年越しをするということだけが決まっていたので、その後は福井から金沢に入り、北陸新幹線が通ることにより在来線が第3セクターになるJRの在来線に乗りに行くか、それが無理だったら京都より西に足をのばそうかという感じで考えていました。実のところ、18きっぷを使った鉄道の旅にするのを決めたのもぎりぎりになってからで、単に年越しを大津から京都で行なうなら、お正月に晴れていれば車で出掛けようかとも考えていたのですが、止めたのは賢明な選択だったと思います。

 というのも、12月31日から1月1日の午後くらいにかけては天気もよく、滋賀県の北部や北陸地方には寒波襲来で大雪になるとしても、東名・名神や新名神、名阪国道や伊勢湾岸自動車道あたりは雪の降っていない所を通ればノーマルのタイヤでも問題なく行くことができる状況でした。1月1日は友人の車で石山寺に初詣に行ったのですがその時は気持ちがいいくらいの青空で、その後でお昼ご飯を食べたあとくらいから急に雪が降って来て、それからはあっという間に積もってしまいました。

 1日の夜に甘い見通しでノーマルタイヤのまま名阪国道に京都・大阪を目指して入ってしまった車が身動きが取れなくなり、およそ100台もの車が立ち往生したというのもわかるくらいの天候の急変でした。今回の事でしみじみ思ったのは、もしタイヤをスタッドレスに交換した上で出掛けたとしても、渋滞する中で多くのノーマルタイヤの車が進まなければ、いかに雪道対策をしていたとしても車と車の間をぬって走るわけにもいかず、同じように身動きの取れない状況に付き合ってしまうということです。抜け道を熟知している地元の人ならいいでしょうが、カーナビのルートをたどって走る旅行者の運転では、渋滞を横目にわき道に入ってなんて考えても、細い道に入り込んでどうにもならなくなってしまうかも知れません。改めて冬の遠出については、十分な対策だけでなく事前の情報収集を徹底し、不安があったら車を置いて行くか、出掛けること自体についても検討しながら慎重に行動を起こすべきでないかと思います。


天気に応じた計画変更も必要

 人間の欲と言うのは何もお金に限ったことではなく、しばしば連休の予定を強行しがちです。晴れのつもりで日程を組んで、雨で何もできなかったとなげくぐらいなら可愛いものですが、今年もまたかと思うほど、冬山の遭難事故が複数起こっているようです。

 もちろん、万全の用意をしていっても、予想外の状況によって身動きが取れなくなることはあるでしょう。しかし、2015年の年明けから3が日は天候は荒れ気味で注意が必要であることは天気予報を見たり聞いたりすれば明らかでした。

 かく言う私も、年明け早々から広い範囲を移動しようかと考えていたのですが、行こうと思っていた所の予報はことごとく大荒れで吹雪もあるという話だったので予定を変更して同じ場所にとどまっていました。私の場合は当初車で出掛けようか迷った結果の電車移動にしたので、まず考えなければいけないのが雪や風の影響による電車の運行状況についての情報収集です。いくら私のブログが車中泊の事を扱うと言っても、普通の電車の中で車中泊せざるを得ないことになったらいやですし(^^;)、できる限りは途中でストップすることない行程を取りたいと考えています。

 といっても思わぬところで動けなくなることもあるわけですから完全に危険を回避することはできませんが、少なくともここをご覧になっている皆さんには、明らかに天候の悪化が予想される場合には勇気ある撤退をしたり、台風の様子を見に海へ行くとか、悪天候時になってから屋根に登ったり、田んぼの様子を見に行ったりして事故に遭うことにならないようにするなど、普通に考えれば危ないことがわかっているにも関わらずその中に飛び込んでしまわないように十分気を付けていただきたいですね。今回の旅では予定を立てずに出てきたものの、休みは暦通りなので、あまり無理はせずに無事帰宅することを優先することになると思います。詳しい旅の様子などは、おいおい紹介させていただきます。


電車旅行で意外と使えたモバイル機器

 現在は旅先からの更新になりますが、結構ラフにいろんなものを持っていける車での旅とは違って、電車での移動は物が増えると自分で持つ荷物も増えるということで、モバイル関連のもので何を持って行くか最後まで迷いました。

 電車で移動中の他の人を観察していたところ、やはりというかスマートフォン一台にヘッドホンをつなげてスマホを使いながら音楽を聞いている人がほとんどでした。今回私の移動中のタブレット比率はそれほど高くありませんでしたが、タブレットのほとんどはiPad miniでした。私も10インチのdtabを持って行こうかどうしようか迷ったものの、混雑する電車の中で使うのには目立つだけでなく周りの人に迷惑を掛けてしまうのではないかと思ったので、8インチタブレットのMii2 8のみにしました。個人的には同じくらいの大きさのNexus7(2012)も持って行きたかったのですが、Android5.0にアップグレードしてしまったのが運のツキで(^^;)、とても普通に使えないので、あとはスマートフォンとiPod touchのみにしてしまいました。

 今この文章を書いているのは本日の宿泊先ですが、確かに個室で落ち着いて使える環境があるなら10インチから13インチの大型のタブレットの方が優れています。しかしさすがに、混雑している電車の中で利用することを考えると、画面の小ささは我慢して7~8インチくらいのタブレットを旅先のメイン端末にした方がいいのかなという気がします。

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 あと、電車の中で意外と使えたのが上の写真のハード、単なる電子メモのマメモでした。単四電池1本で動き、単に液晶画面にペンを走らせてメモを取るだけのハードですが、人の多くいる移動中にブログネタなど急に思いついた時、さっと書いてすぐにしまえる機動性については一番でした。電子メモということでは、同じキングジムから出ているキーボード付き端末のポメラがありますが、ハードとしてのキーボードを車内で使っている人がほとんどいないので(^^;)、やはり雰囲気的に使いにくかったです。普段の生活の中ではどうしても使う頻度が下がってしまう8インチタブレットとマメモですが、これからの旅でも活躍してくれそうです。