18きっぷを使って金沢へ その4 金沢の夜の楽しみは「銭湯」かも

 夜のライトアップされた金沢市街を楽しんだ後は、ホテルでまったりするか飲みに行くかということになると思いますが(^^;)、翌日も早くから予定を組んである関係からとっと風呂に入って寝た方が身のためだと思っていました。しかし、私の泊まったホテルにはユニットバスはあるものの大浴場はなく、ゆったりと足を伸ばしてお風呂に浸かることはできません。そこで考えたのが、これも金沢市街にはたくさんあるある銭湯へ行くことです。

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 私の泊まっていた香林坊の近くには、徒歩3分ぐらいの所に深夜12時まで営業している銭湯「長町 松の湯」があることがわかりました。温泉ではありませんが、大き目の浴槽に入りながらここまでの旅の疲れを取るにはうってつけです。

 銭湯ということで石けんはもとよりシャンプーリンスの類も用意されていないことが予想されたのでそれは事前に100円ショップで旅行用のものを用意して行きましたが、タオルはついホテルの部屋の中にあったものをそのまま持って行きました(^^;)。まあ、その分部屋のユニットバスは使わないわけですし、使用後のタオルもしっかり戻しておくのでその点だけは堪忍してもらうことにしましょう。

 ライトアップバスのツアーから帰ってきて、時間は9時を過ぎていたのですが、中に入ったらちょうど先に入っていた方々が出て来るところでした。銭湯代の440円を払って中に入っても誰もいなくて、私が出るまでも誰も入って来ないという独占状態になったのは実にラッキーでした。

 今回利用させていただいた「長町 松の湯」さんの浴槽は3つあり、ちょっと探い一番奥のところと、お湯が出ている中間のところでは泡のお風呂になっており、体の疲れを十分に取ることができました。唯一泡の出ていない浴槽はお湯の出口で、多少温度も下がっている感じなので3つの浴槽を移動しながら体を十分に伸ばし、下手をしたら寝てしまうところでした。洗い場にはお湯と水の出るカランがあり、そこから出るお湯は熱めですが、頭用のシャワーは最初から温度が調整されていて多少のぬるさを感じるくらいでしたが安心して頭が洗えましたのでこういう昔ながらの洗い場もいいものだと感じました。

 あと、洗面器はもちろん黄色のケロリン桶でかなり文字が消えていることから長く使われていることがわかります。また、脱衣場に目を移すとドライヤーは一回20円を入れるようになっていましたが私は使いませんでした。風呂上がりの飲み物もちゃんと牛乳類は置いてあり、コーヒー牛乳だけでなくフルーツ牛乳もありました(^^;)。コンビニで買うという手段もありますが、体や髪の毛を乾かしながら一気に飲むというのも銭湯ならではの楽しみなので、普段銭湯を使わない人ならなおさら実践して欲しいですね(^^;)。

 今回はそんなわけで旅先のホテルのユニットバスを使わず銭湯の利用にしたわけですが、温泉街でなくても事前のリサーチでホテル近くに銭湯があるような所に泊まる場合には、私と同じように準備をすれば十分その土地の銭湯を楽しめるようになります。特に金沢は銭湯が充実していますので、同じように金沢に泊まられる方はこんな夜の楽しみ方もやってみてもいいのではないでしょうか。


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