2015年1月 18きっぷの旅 その5 現地での無理は禁物

 ここまで書いてきて、あえてここまで目的地を紹介していなかったのですが(^^;)、今回の目的地は、行き帰りの時間の関係で現地である程度の時間を過ごせる上、単に景色を見るだけの観光旅行では満足できない家族のために、駅の裏に大規模なアウトレットモールがあり、さらにこの時期には冬のバーゲンを行なっているという情報を掴んだ軽井沢としました。普通列車で向かう場合は高崎線で高崎まで行き、信越線に乗り換えて釜飯で有名な横川駅へ行きます。その先は残念ながら長野新幹線の開業によって碓氷峠の路線が廃止されてしまったので、JR東日本が運行するバスに乗り換えて碓氷峠軽油でJR軽井沢駅に向かいます。ちなみに、料金は片道510円となっていて18きっぷでは乗れません。

 そのバスとの接続を考えて上野駅を朝の7時33分の普通列車で出ましたが、高崎までは駅で先に普通列車のグリーン券を購入していたので、これも乗車直前に購入した駅弁を車内で食べながら高崎に向かいます。心配していた事故や天候などの理由での遅れもなく、定刻に横川駅に到着したのですが、すでに軽井沢行きのバスが待っていたので駅からダッシュをかけ、何とか座席を確保することができました。というのも、電車が横川駅に向かうに従って、明らかに軽井沢行きのバスに乗る人がかなり多そうだということが見て取れました。列車は2両編成でしたが観光バス形式の接続バスと比べればその輸送能力には雲泥の差があります。スキーシーズンであり、今回はアウトレットのバーゲンがあるとは言え、これだけ普通列車を利用して軽井沢に乗り込む人が多いのかというのは予想していませんでした。それでも、補助席に座るようにしたことで立っていくことになったのは2~3人に留まりましたが、夏のハイシーズンになると積み残しが出るのか臨時便で対応できるのか実際に出掛けてみないとわからないので、新幹線開通は便利な面もありますが、こうしたことも起きるということがしみじみわかりました。

 そして、軽井沢に到着したのが午前11時前くらいで、現地は晴れ渡っていました。ここで、ある程度時間が過ごせることから、アウトレットに行く前に旧軽井沢方面を回ろうかなとも考えていたのですが、晴れてはいるものの高原特有の風の冷たさにあえて自転車を借りて周辺を回ろうという気は失せてしまいました(軽井沢駅から旧軽井沢地区へは多少距離があります)。せっかく軽井沢に行ったのにメインストリートや観光名所を回らなくてどうするという批判もあるかも知れませんが、アウトレットモール自体の範囲も広く歩きがいがあり、いわゆる軽井沢らしいお土産も全てこのモール内で購入できそうだったので滞在時間のほとんどを駅周辺にして歩いて回る方がいいと判断したのです。

 アウトレットでの買い物については、モバイル関連の項目で紹介できる面白いものを購入したので、後で別項目を挙げて書きたいと思いますが、実際に帰ってきて、それほど体の疲れもなく過ごせていたのですが、それも現地であまり無理をしなかったことが大きいと思っています。今回は同行者がいたのでこういった無理をしない行程になっていった部分もありますが、行き残したところがあればまた改めて行けばいいと思う方が次の旅にも繋がりますし、何事も満腹になるまで食べつくすよりも腹八分目がいいという感じでしょうか。特に行動に制限のある18きっぷでの旅では、あれもこれもと欲張らず、大変だと思ったら現地でも柔軟に行程を変える決断が必要なように思います。


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