車中泊の旅で私の選んだ充電器

 ニッケル水素電池は、それだけ買っても充電ができないので初めて購入する場合は必然的に充電器も購入することになります。電池のメーカーでは同じ会社の出している充電器を使うように注意喚起がされているのですが、私の場合多くのメーカーの電池が混在してしまっているのでそうした注意をいちいち守っていたら充電器にいくらお金をつぎ込んでもきりがないわけですし、そもそも太陽電池パネルを使った充電の方法は推奨されていないのではないかと思います。そんな中で、車中泊の旅で使える充電器について考えていきたいと思います。
 
 まず、一般的な充電器ということで言えば家電量販店で充電池とセットで売られているものではないかと思います。基本的には4本まとめて充電できるものが主だと思いますが、車中泊で使う場合の問題は、コンセントから電源を取る関係上、車で使うためにはシガーソケット経由でインバーターを挟む必要があります。他の家電製品も利用するならこの組み合わせもありでしょうが、ここでは応用範囲が広く簡単にシガーソケットから充電可能な2つの製品について紹介しましょう。

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 まずは、USB経由で充電が可能なエネループ用の充電専用機「NC-MDU01」です。USB経由で充電できるものは他にもありますが、エネループでの動作が確認されていることがポイントが高いですね。最大2本しか同時充電ができないものの、先日紹介したシガープラグに差して使うUSBアダプタのようにUSB端子が2個付いているものなら、この製品を2つ繋げば4個の充電ができます。また、2本ずつでなく1本単位の充電も可能ということと、特別なアダプタを使わなくても単4型電池の充電が可能というのも便利です(単3と単4を混在した充電は1台ではできません)。USB経由で充電ができるということは、かなりの汎用性がありまして、パソコン経由やUSB端子のあるACアダプタ、ソーラーパネルと直結しての充電などさまざまなところで活躍させることができるということで、2個持っていてもそれなりに使いようはあるような感じがします。必要に応じて端子の数が2つ以上あるUSB出力のあるACアダプターや、付属のコードの短さを補う延長コードなどを揃えておけば、自宅でも出先でも、車の中でも同じように充電を行なうことができるでしょう。

 そしてもう一つ、安定した出力を車のシガーソケット経由で得るために、シガーアダプタケーブルが付いていて車のソケットに直結できる充電器というのも検討の余地があります。上の写真の製品は人によっては引いてしまうくらいのものだと思いますが(^^;)、個人的には究極の車旅に便利な充電器であると言えます。

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 これは楽天の上海問屋という、普通の方からするとかなり怪しげなお店で売っている型番DN-67992というものですが、私はこれをネットから入手しました。ニッケル水素電池を単3単4問わず、16本同時に充電できるというのが売りですが、実はこの充電器と同じものと思われる4本充電タイプのものをすでに持っていまして、使い勝手についてはだいたい承知していました。それにしても、普通の充電器を単純に並列に4個つなげてしまう思想には脱帽しました(^^;)。充電器の機能としては、充電管理を1本ずつ行なう方法で、液晶画面で充電状況や電池の容量の確認も可能です。エネループ以外の古いニッケル水素電池やニッカド電池を充電する際に必要な放電ボタンが4本ずつまとめて付いていて、時間はかかりますがいったん残っている電池の容量を放電してから充電を開始してくれる機能があります。エネループなどを充電する際に行うことはまずしなくていいですが、十分に充電したはずなのに思いの外使えないなどの症状が出た場合には放電ボタンを使って放電してから充電した方がいい場合もあるでしょう。

 そして、標準でACアダプターだけでなくシガーアダプタも付いていて、車で走行中に充電を行なうことができます。さらにそれだけでなく、USB端子も2個付いているので、充電をしながら他のUSBを使う機器を使うことができるので、携帯電話の充電やアンドロイドスマートフォンを利用したカーナビとの併用も行けます。

 恐らくここを読まれている方の中には、16本も同時に充電できてもそこまで使わないと思われる方もいるかも知れません。しかし、今後単3や単4電池を使えるさまざまなグッズを紹介していくことになると思いますが、本格的に車の中で使うものの電源をニッケル水素電池にシフトしていくようになると、これでも足りなくなることも出てくるかも知れません。以前紹介した大型の電池扇風機は電池8本駆動なんてものもあり、毎日動かしたいような場合はその都度8本ずつの充電は必要になってきます。その他にもスマートフォンを満足に充電するためには単3電池4本を使うモバイルバッテリーパックを用意したいところですし、決して大げさなものではないということをご理解いただきたいと思います。

 将来的にはこの充電器にソーラーパネルを直結し、走行していない時には太陽電池から充電し、走行中にシガーソケット経由で充電することでさらに効率的にニッケル水素電池を車内で充電できるようなシステムを整えたいと思っています。ただ、車の中で使う場合は充電時に本体および電池が温まってきますので、設置場所には注意した方がいいと思いますが。


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