日本通信 スマートフォン IDEOS その1

ソフトバンクがiPhoneを日本で発売してから、他の携帯電話会社もGoogleの開発したandroidを採用したスマートフォンで攻勢をかけ、よくわからないような人も巻き込んで携帯電話の契約もスマートフォンが伸びているとのこと。将来的にはすべてスマートフォンに変わってしまうかのような勢いでテレビコマーシャルも店頭も推移しているようですが、私もついにスマートフォンを手に入れました。

元々、電子手帳から端を発し、パソコンのデータを持ち出せたり、インターネット接続ができるようないわゆるPDAは多数使ってきましたが、携帯電話会社が出しているスマートフォンは今まで敬遠していました。

というのも、特にandroidを乗せたスマートフォンはGoogleとの連携を図っているため、Googleのアカウントで提供されるGmailやカレンダー(予定表)、電話帳などを常にネットにアクセスしながら同期するようになっています。最初の設定のまま使うと、いつの間にかかなりのインターネットアクセスが行なわれることで便利に使えるようになっているので、今までパケット料金を節約しながら使っていた人にとってはほぼパケット通信料が定額制の上限まで使われることを覚悟して乗り換えなければならなくなります。その他、端末を安く購入するためにさまざまな縛りがあるというのも個人的にはいただけない点でした。

そうした問題点をクリアにしたものが、b-mobile U300というプリペイド式のデータSIMカードを安価に提供している日本通信が出してきたスマートフォンIDEOSだったのでした。

写真のものがIDEOSですが、画面サイズが320×240と一般のスマートフォンから比べるとかなり小さく、普通の携帯電話の画面サイズにも劣るほどです。そのかわり、このスマートフォンはドコモ・ソフトバンク・イーモバイルのSIMカードと差し替えができるSIMフリー機になっています。もちろん、b-mobileのSIMカードもドコモ回線なので使えます。スピードは300kbps以下に抑えられていて、動画やWindowsUpdateなどのサービスは使えないという制限はありますが、人口カバー率が最も高いドコモのエリアで使えるのが旅行者にとってはありがたいものです。上に挙げた会社のデータ通信コースに契約していれば、スピードはb-mobileより出ますし、状況によっては動画の閲覧も可能です。私は本体のみを24,000円程度で買いましたが、この値段はNintendo 3DSと同じくらいということで、どちらの方がいいかは使い方によるとは思いますが、さすがにスマートフォンだけあって、この一台で実現できることはかなり多く、使いこなせればかなり旅行先で便利になります。

差し替えて使う場合、データ通信以外のコースで契約している場合は、通話のみで使うつもりであっても設定をいじらないと勝手にアクセスしてしまう問題があるので、そうした心配のない料金コースに変更するか、単体および本体を無線ルータにしても安価な日本通信のプリペイドSIMを使っての運用のみにするかの判断になります。日本通信ではデータ専用のプリペイドSIMを使う人向けにIP電話のサービスを始めるということなので、050から始まる電話番号をスマートフォンで使うことができます。まだサービスが始まっていないので不透明な部分もありますが、300kpbs以下というスピードでも待ち受けが可能な感じになるのではと言われているので、旅行中に携帯電話が繋がらず、ドコモの携帯電話を検討していた人にとっても、興味深いサービスではないでしょうか。ほとんど待ちうけにしか使わない方ならこれ一台に集約すればいいでしょう。同じ会社同士で時間帯無料通話を活用している方であっても、ウィルコムのだれとでも定額との二台持ちにすれば、月額6千円程度で音声通話もデータ通信もほぼ使い放題の環境が実現します。逆にウィルコムだけではエリアに不安があった人でも、日本通信のIP電話の品質如何によっては050番号に転送をかければどこでも連絡が取れる環境が実現し、なおかつパソコンを含む外でのインターネットが定額になるわけですからメリットは大きいと言えましょう。

とりあえず、これから設定をいじりつつ、その内容についてしばらく紹介していくつもりです。話題に偏りが出てくるかも知れませんが、どうぞお付き合いください。


カテゴリー: スマートフォン | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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