ネットショップのセールで購入する前の心構え

 テレビコマーシャルも結構流れている楽天のバーゲン、「スーパーセール」ですが、昨日、限定5台という液晶テレビのタイムセールに参加してみたものの、見事に玉砕しました(^^;)。その昔の超人気アーティストのチケット電話購入合戦と同じように、開始時間と同時に商品サイトの購入ボタンをクリックしても混雑しているので繋がらず、時間をおいてもう一度接続願いますのアナウンスのあるページに飛ばされるだけで、しばらく接続を繰り返していたら、あっという間に予定数終了になってしまいました。

 別の機会に別のセールに挑戦した際には、カートに商品は入ったものの、支払い方法や送付先をいちいち手入力しているうちに売り切れになってしまったこともあります(^^;)。その時は、事前に購入手段や発送先を登録しておく必要があったようです(それでも購入できるかどうかは怪しいものです)。つまり、限定数ありで安いものというのは実店鋪での購入と同じで、いわゆる素人ではとても太刀打ちできないという事になるかも知れません。それでも実店鋪での売り出しの場合は、物の受け渡しが直接あるのでとんでもなく早くから並べば何とかなるかも知れませんが、ネットショップの限定セールはこれだけ買えないと本当に品物があるのかという疑念も生まれてきてしまいますね(^^;)。

 さて、非現実的な数量限定タイムセールの話はこれくらいにして、現実的なネットショップのセールの利用方法としては、普段より割引率がいいものをじっくり選んで購入することだと思います。楽天では商品を検索する際に特定の割引率より高いものだけを検索できるようになっており、より安いものを探しやすいと言えますが、実はここにも落とし穴があります。

 商品の割引率が高く、価格も他のものより安いという事になると、今買わないと安く買えないのでまずいと思いがちです。しかし、安くなったはずの価格が実は安くなかったという場合もあり得ます。今回のセールで私が気になったある商品について前からアンテナを張っていたのですが、私自身が価格調査をした結果、最安値はAmazonでの送料込みの値段が二千円弱というものがありました。楽天のスーパーセールで検索したら、値引後の価格が1,200円ちょっととかなり安くなっていたものがあったので、この機会に買おうかと思ったところ、送料が通常より高めに設定されていたことで、スーパーセールの割引を使っても購入総額が2千円を超えてしまうことがわかり、今回は購入を見合わせることにしました。つまり、そのお店は私が調べた店と比べると高めの定価を付けていて、さらに送料が個人で送るより高い値段に設定されていたので、セールでない通常販売のところより結果的に高かったという事になってしまいました(^^;)。もちろん、セールの割引で普段の価格より安く買えるものは調べればあるので、冷静に価格の確認をするという事がこうしたセール期にも必要になるという事です。

 あとは根本的な問題として、いくら安くても自分が買っただけで満足してしまい、実際に使うものかどうかということもありますね。特に深夜にセールの画面のみを見続けるというのは冷静な判断を失わせる元となります。今回のようなショッピングサイト全体で安いというパターンの場合は、以前から欲しかったものを検索してみて、なければ次の機会を待ち、あれば購入といったスタンスがいいかと思います。また、セールでない時期に楽天に出ている品物を買おうと思った場合は、どうしてもすぐに必要だという事がなければ、次のセールまで待ってみるというのも一つの手だと思います。限られた予算の中で車中泊のための品を手に入れたいと思っている方は、こうしたセールは上手に利用したいものですね。

(追記)

 今回紹介したケース以上に、業者によってはかなりすれすれなからくりで自分のサイトに誘導するようなケースを発見したので、合わせて報告します。以前ここで紹介させていただいた風の影響を受けないでお湯が沸かせる「アルポット」の価格を見ていたら、セール期間中だからかどうかわかりませんが、「当店通常価格」として約16,000円という値付を行ない、50%引きで約8,000円で売っている業者がいました。ちなみに、調べていただければわかると思いますが、アルポットはセール状態でなくても1万円前後で売られているもので、だいたい8千円前後が相場といった感じものものです。しかし、こうした手法にまんまとのせられて購入しても、その行為がおかしいからと返品することは難しいでしょう。ワンクリックで買えてしまうものは、最後の購入に至るまでに十分に他のサイトを見るなどして本当にこの価格が安いのか冷静に判断していただきたいものです。


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