デフレの申し子か? ミラーレス一眼カメラ

 今年の正月休みは短かったこともあり、それほど外へ出ることがなかったので、その分ついついそれまであまり興味を持たなかったデジカメの商品構成をじっくりと見ることができました。そんな中、ちょっと奇妙な状況に気が付くことがあります。

 デジカメというとお手軽価格のコンパクトタイプ(1万~2万円くらい)がまずは売れ筋だと思うのですが、ハイエンド機というのもあり、値段にも結構幅があって3万~6万くらいするものもあります。デジカメの電池は結構高いので、予備電池とメモリーカード、ケースなどを一通りハイエンドで揃えようとするとさらに1万円くらい予算が必要になってしまいます。

 しかしながら、今一眼レフとは別に、ハイエンドのコンパクトカメラよりも記録するセンサーの大きさが広い(当然、画質も良くなるでしょう)ミラーレスの一眼カメラがハイエンドコンパクトよりもかなり安く売られています。

 私の場合は一眼レフはオリンパスのE-620を使っているので、オリンパスのペンシリーズかパナソニックのルミックスシリーズを買えば今使っているレンズを流用できるということもあって値段を見ていたら、オリンパスペンのE-PL1sのダブルズームキットが3万円を切る価格で出ていました。オリンパスペンについては今使っているE-620と電池も使い回せるので買おうかどうしようか迷って、翌日同じお店に買いに行ったところ残念なことにすでに売り場からその姿は消えてしまっていました(;_;)。しかし、それと入れ替わるようにパナソニックのルミックスDMC-GF2のダブルレンズキットが3万円強の価格で出ていました。こちらの方は一本のレンズが35ミリカメラ換算で28ミリF2.8というレンズで、これだけでも一世を風靡したリコーのGRデジタルより高画質を出力できそうです。そんなわけで、一瞬考えてこの正月にこのデジカメを買ってしまったのでした(^^;)。動画デジカメとしての評価も高いので、電池がオリンパスと違うのは残念でしたが、オリンパスのカメラは改めてお金をためてまた買うとして(^^;)、とりあえずはこちらの方を旅にも持っていってみようと思っています。つくづく思いますが、こうしたレンズ交換式のデジカメは購入当初は安く上がっても、その後にレンズを増やしたりしたくなるため、できるだけお金を掛けずにという方には不向きです(^^;)。私の場合はすでにオリンパスの一眼レフでそれなりにレンズも買っていましたので、そうした機材が今後に生かせるだろうということで納得はしています。しかし、その分他のところに行く予算がなくなってしまうというのは切ないですね(;_;)。

 しかし、今回購入したDMC-GF2のダブルレンズキットも売り出し時の価格は8万円前後とのことですので1年で60パーセントも値下がりしています。さらにおもしろいことに、レンズキットのレンズは単体販売もされているのですが、たとえそれが中古であっても2本購入する金額よりも安く本体込みのセットを入手できてしまうということが起こっています。

 このような状況は、やはり物が売れないデフレの流れと関係があるのかなという気がします。そうなるとさらにおかしなことに、今後新しいレンズを購入しようと思った場合、レンズを単体で買うよりも本体とのセット品でもほとんど値段が変わらないか安くなる可能性すら出てきます。個人的にはそういう事も見越しつつ、近い将来にオリンパスのミラーレス一眼とレンズとのセットを買いつつ、今回購入したレンズを流用しながら旅に持っていくための最少パッケージを探っていこうかと思っています。

 現在、ルミックスの方は最低限のアクセサリを揃えるために情報を収集中です。オリンパスの一眼レフ用に外付けストロボを持っているのですが、これはルミックスでも問題なく使えたので、それだけでも撮影の範囲は広がりそうですね。どの程度需要があるのかわかりませんが、そうしたアクセサリがそろい次第、この続きを書いていこうかなと思っています。


スポンサーリンク

コメントを残す