テスターでバッテリー管理

 基本的に私の車中泊のスタイルでは車の改造をほとんどしないので、電装に関するものについてはほとんど使わなかったのでここでは紹介してきませんでしたが、ニッケル水素電池であっても電気なわけで、それに関する測定器類の用意はしておくにこしたことはありません。

 かくいう私も今までテスターは常備していなかったのですが、やはりあった方がいいかと思って近所のお店を物色してきました。さまざまなテスターがありましたが、結論から先に言うとデジタルとアナログで言えばデジタルの方がいいと思います。例えば車のバッテリーの電圧を測る場合、アナログの場合はさまざまな目盛りを読み替えて小さな文字まで読まなければならず、特に目が悪い人や年配の方には測定値を確認すること自体がストレスになってしまいます。デジタルの場合はそこに出てくる数字さえ読めればいいので、見やすさの点ではデジタルの圧勝でしょう。

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 ただ、私の使い方としては基本的に単3や単4のニッケル水素電池の判定を主にするということもあったので、9Vと1.5Vのバッテリーチェック機能があるアナログのミニテスターを購入しました(安いデジタルテスターにはこの機能が付いているものがなかったので)。一般的にエネループなどのニッケル水素電池を入れた機器が思いの他性能を発揮しない場合、電池の残量が一定の量になっていずにばらけていたり、1本だけ全く充電されていない電池が混ざっていることがまれにあります。電池の検査をこのテスターでする場合、針が振れる位置を確認するだけでだめな電池かそうではないかすぐわかるので、この点だけについてはアナログの方が便利です。そしてこの小さなテスターを購入したもう一つの理由がテスターの動作のために使っている電池が単3電池1本だということです。

 安いデジタルテスターは物によっては千円を切る安いものもあります。しかし、そこで使われている電池はいざという時に用意しにくい9Vの電池だったりボタン電池だったりします。100円ショップが近くにあればそこで買えばいいということもあるのですが、こうした測定器の宿命として、必要な時にすぐに使えなければ意味がないということもありますので、できれば私の持っている電池の中で一番数の多い単3を使ったものであったほうがいいということも購入の決め手となったわけです。

 このミニテスターはだいたい千円ちょっとぐらいで買ったのですが、購入したお店では単4電池2本使用のデジタルテスターの安いのがだいたい2千円くらいで売られていました。先述の通りデジタルテスターの方には乾電池の判定モードがなかったこともあり、アナログの安いのにしてしまいましたが、単4電池を頻繁に使っていれば判断は変わったかも知れません。とりあえずこのテスターでも車のバッテリーの電圧を測ることができますし、使い勝手に我慢できなくなってきたら、同じ単3電池で動くデジタルテスターを追加購入しようかと思っています。


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テスターでバッテリー管理」への4件のフィードバック

  1. 愛読者 投稿作成者

    デジタルテスタに比べてアナログの一番の利点は、測定に電池が要らない事ではないでしょうか。今回お求めになられたテスタも「抵抗値」を測る為に電池が必要なだけで、電圧・電流の測定には電池は不要な筈です。

  2. てら 投稿作成者

    こちらの不勉強による説明不足に、的確な補足ありがとうございましたm(_ _)m。
    考えてみれば、普通に売られている乾電池用のバッテリーチェッカーで外部電池が必要なものというのは聞いたことがありませんでした(^^;)。そうしてみると、私の使い方では電池が切れてもそう困ることがないわけで、結果オーライといったところでしょうか。

  3. むむーん 投稿作成者

    こんにちは。いろいろ読ませてもらいました。デジタルとアナログは正直迷いますね。
    こちらのテスターですが、電池がなくても電圧・電流の測定はできるのですか? 電池を入れた状態と外した状態で、何か違いが出るか教えていただけたらと思います。

  4. てら 投稿作成者

    むむーん さん こめんとありがとうございました。
    ここで紹介していますアナログのテスターは、動く針を見て数値を読み取り、デジタルの場合は液晶画面を見て数値を読むという点で違います。
    電流・電圧をテスターで測る場合、対象物に電流が流れているので、アナログの場合対象物が流す電流で針を動かすことができるので電池がなくても測定出来ますが、デジタルの場合は数値を表示するのに電池がいるということです。100円ショップなどで売っている乾電池の容量チェッカーには電池は入っていませんが、乾電池の容量を測ることができるのと同じ理屈です。

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