スマートフォンとタブレットで通信手段を分けるべきか?

 前回紹介したNTTdocomoの回線を利用したServersMan SIM 3G 100は、月額490円と格安のかわりにノーマルのままでは時間帯によって少々待たされてしまうような速度しか出ないため、多くの方が高速クーポンを利用しながら使っていかれるのだろうと思います。私の場合はこと普段使いのスピードについては以前から使っているIIJmioで不満な点はありませんでしたが、あえて安く持てるということで今はServersMan SIM 3G 100のカードをスマートフォンに入れてあります。

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 で、今まで使っていたIIJmioのSIMカードはどうしているかと言いますと、当初はSony Tablet Pに入れておいたのですが、ちょっとした情報収集やメールのやり取りにいちいち鞄から出して使うのもちょっとめんどくさく、常に身に付けているスマートフォンでした方が便利なんですね。それでもいざという時にSIMカードを直接差して通信できるメリットはありがたいですが、スマートフォンの通信環境は新たに構築したので、タブレットについては必要な時に取り出して通信できる環境を作っておけばいいということに気付いたので、これからはドコモのL-09CというモバイルWi-Fiルーター(写真右)にこれからは入れて使うことにしようと思っています。

 基本的には外でのメールのやりとりやちょっとした調べものについてはスマートフォンに入れたServersMan SIM 3G 100の低速回線で行ない、スピードに不満が出てもう少しストレスなくネット接続したい場合や、スマートフォン以外の端末、具体的にはパソコンやタブレット端末、通信カードを付けたポメラやiPod touch、携帯電話(私の使っているauの携帯電話ではWi-Fi通信によるネット接続が可能なプランに加入しています)などでネットしたい場合にはルーターの電源を入れてすぐに使える状況を作っています。

 この方法のメリットとしては、今後ますます安く提供されるであろうタブレットタイプのWi-Fi通信機能を搭載しているハードを増やしていっても、どれも同じようにストレスなくデータ通信が行なえるということです。もちろん最初から紹介しているように、常時通信が必要なメール送受信やカーナビとしての端末利用についてはServersMan SIM 3G 100を入れたスマートフォンに集約してありますので、その点にもぬかりはありません(^^)。

 こういうやり方ですと、かかる費用につきましてはSIMカード2枚で1,500円程度とそんなにたいそうな負担ではありません。また、どうしても高速通信が必要な場合はServersMan SIM 3G 100の追加クーポンを使うパターンになるでしょう。ちなみに、高速通信の切り替えについてはスマートフォンのアプリ以外でも変更できるので、他のデータ通信端末でも切り替えて使うことができます。当然その分の負担は出ますがほとんどの場合はこれで十分ではないかと思います。

 ひとつこのやり方で問題なのは、私の使っているL-09CというモバイルWi-Fiルータは、クロッシィのSIMしか使えないためServersMan SIM 3G 100のカードを使えないことです。特にServersMan SIM 3G 100の高速サービスをWi-Fiで使いたいと思われる場合はFOMAもクロッシィも両方使えるタイプの製品を手に入れる必要がありますので、機材をそろえる場合はその点にご注意ください。さらに、無線ルータの機種によっては扱えるSIMカードの種類も違う場合があります。L-09Cは標準SIMですが、後継機のL-04DはFOMAとクロッシィ両方で使えるもののmicroSIMになりますのでL-04Dの方を使おうと思っている方は、導入する際はmicroSIMの形態で入手するようにしないとそのままでは使えませんのでご注意のほどを。


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