いつ逃げる判断をするか

 昨日の茨城県の鬼怒川堤防が決壊した映像には衝撃を受けました。被害に遭われた方々も、まさか自分のところが被害に遭うとは思わなかったのではないでしょうか。被災された方にはただただお見舞いを申し上げるしかないのですが、今後の状況にも十分注意をいただきたいものです。

 今回の台風の件については、まさに私の住んでいる地方でも人事ではありませんでした。台風の進路情報により私の住む地方全体に避難準備情報が出て、避難所も開かれました。結局雨が止んだということで水害の恐れはなくなり、家に留まったのですが、私の場合避難するか家に残るかを判断する場合のひとつの基準があります。

 地元での大きな水害というと過去に1974年に起きた「七夕豪雨」というものがありまして、24時間雨量が508mmという雨に降られたことで、自宅周辺も水びたしになりました。これは自宅周辺に降ってたまったというよりも、近くを流れていた川が溢れて流れ込んだ分がかなり多かったと言われています。その後、安全に川の水を海に流すための放水路が作られたことから、ほとんど自宅周辺では洪水の恐れはなくなりました。ただ、もしこの放水路が溢れるほどの雨が降り続いた場合はまずいということです。

 最近の情報伝達の進化はありがたいもので、テレビのデータ放送で各地の川や水路の情報が出されています。私が避難する場合はこの数値を確認しながら、警戒水位を超えた時点で高台への避難を行なうように準備すべきだと思っています。ただこれはずっと同じところで生活をしているから言えることなのかも知れません。自分のいる土地がどうなっているか知らない方は、まずは地方公共団体の出している防災ハザードマップを手に入れ、さらに自宅周辺の土地が高いのか低いのか、自宅を基準にした傾斜はどうなっているのか散歩のついでにも確認してみることをおすすめします。


スポンサーリンク

コメントを残す