2015年1月 18きっぷの旅 その1 行程の下調べ

 2015年お正月の旅について、早々に帰ってきてしまった関係で、交通費を先払いしたような形の「青春18きっぷ」が余ってしまいました(^^;)。今さら金券ショップに売ろうとしても利用期間終了直前ではあまり意味がないように思います。というわけで、今年最初の連休を使ってJR普通列車の旅を思い付いたのですが、この連休に旅をするには致命的な問題にぶつかりました。

 青春18きっぷは主に学生の休みの期間に使えるように発行されているので、成人の日を移動させてまで作った連休には対応できない場合もあります。通年発売の18きっぷは毎年1月10日までの利用期限があります。2015年の連休はまさに1月10日から3連休となるので、初日に使ったら終了になってしまうのです。

 というわけで、一人で使うことは難しいと思い、家族で暇な人を誘って出掛ける計画に変更しました。といっても思い立った時点ではどこへ行くのかすらも決まっていません。私を含めて2名で出掛けることになったので、日帰りの旅なら1回分を余してしまうことになります。他に行ける人がいたらよかったのですが、急な話でそうもいかないので、ちょっと頭をひねって行きの一人分は別払いにするという方法を思い付きました。

 できるだけ遠くへ行き、現地でそれなりに観光できる時間を確保するため、金曜日の夜に仕事を終えた足で駅に集合し、そこから翌日の列車に乗りやすい所まで移動し、ホテルを取って1泊2日の旅にしてしまおうという魂胆です。私のいる静岡駅からだと、東京でも名古屋でも普通列車では3千円ちょっとの運賃がかかりますが、この分は別に払えば、残りの交通費は18きっぷでまかなえますので、意外と行動範囲は広がります。もっとも、日帰りの旅であっても日常生活のリズムを無視して朝4時前に起き、4~5時台の始発に乗る気力があれば同じ行程が日帰りでも可能になるのですが、さすがにそこまで強要はできないでしょう(^^;)。

 とにかくぎりぎりの日程ではありますが、出掛ける前の下準備はきっちりやっておかないと、旅慣れない人に不評を買う可能性があります。とりあえずはここ数日の天気予報を見ながらだいたいの目的地を決定し、そこで行なったのが、最悪の場合を想定した旅行行程の算出です。18きっぷのルールとして、日付の記入を受けた日の午前0時から有効になり、翌日の午前0時を過ぎて最初に着いた駅まで使うことができます。というわけで、静岡駅に1月10日の23時59分ぎりぎりに到着するような乗り継ぎ時間を調べることをまず行ないました。といっても乗換案内アプリを使って検索すれば簡単にできるので、最終の時間と一本前の時間をメモ用紙に書いておきました。これをやっておくと、どの程度まで目的地および途中にとどまっていられるかが判断でき、早い段階で帰路に着いた場合でも人身事故などで不通区間が出た場合にいつまでにどの駅に着いていれば当日帰りが可能になるかの目安になります。アプリで複数の路線が出た場合はそのルートも記録しておけば、あわてないでルートを変更することができます。実際、人身事故や天候による遅れが出た場合は、その場でアプリによる経路検索を行なうことで、正確な乗り換え時間がわかりますが、事前に調べないで遠い場所にとどまってしまっていると、一本の運休が大きな出費(新幹線振替やホテル代など)を生みますので、できるだけそうならないようにも当日深夜0時直前の到着時刻については調べておくというのがいざという時にあわてないための有効な手段です。

 

 というわけで、これから18きっぷの旅の実例として、1月9日から出掛けた旅の報告を書いていきたいと思っています。状況の変化でどうなるかわからないので(一応目的地は決めてあります)、下準備の段階から徐々に紹介する予定です。他の皆さんの参考になれば幸いです。


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