2014年のゴールデンウィークは、連続した休みが少なかったことと、車の中に積載可能な自転車を注文したものの連休前までに納車が間に合わなかったということもあり、近場のお出掛けに終始することにしました。といっても、車で出掛ければ主だった施設では多くの人と車が押し寄せ、ゆっくりと食事や買い物、観光をすることもなかなか難しいものです。そんな中でもできるだけ人の流れが早く、行列などできないところに見当を付けながら出掛けてみました。
2014年の5月3日、午前中のそう早くない時間に自宅を出発し、東名高速の清水インターチェンジから高速道路に乗りました。上り線を東京方面に進むと、すぐに由比パーキングエリアに着きます。このパーキングエリアは多くのドライバーにとってはトイレ休憩の場か、写真のように駿河湾と富士山を眺められる景勝地として認知されているかも知れません。しかし、このパーキングエリアの売りは地元産の桜えびを使った食事メニューの数々でもあります。
写真のように売店および食事スペースはそれほど大きくはありませんので、私が到着したお昼前であっても食事をしている人はそう多くはなく、店内の飲食スペースを簡単に確保できました。ただ、店外にもテラス席があるので、天気の良い日ならあえて外で富士山を見ながら食事をするのもいいかも知れません。基本的には桜えびやしらすを使ったメニューが充実していて、かき揚げ・釜揚げ・生と種類も豊富です。店内の1番人気メニューはそばの上に桜えびのかき揚げが乗ったかき揚げそばですが、その次に人気があるのが、今回紹介したい「由比丼」(税込920円)です。
食事の際には食券を購入してのセルフサービスなのですが、食券をカウンターに持っていくと、お店のスタッフの方から「本当に注文していいの?」と、普通の食堂では考えられないようなことを聞かれました。何でも、由比丼の上に乗るかき揚げは20センチもある特大のもので、食べられなさそうなら別のメニューに変えられるとのこと(^^;)。食券で購入するような店では、間違って購入しても返金をしてくれないところもあるというのに、何と良心的な対応でしょうか。しかし、私は食べる気満々だったのでその申し出には応じず、そのまま由比丼を注文しました。
結果、このような丼が出てきました。かき揚げの上に少量ですが釜揚げしらすが乗っています。小瓶に入ったポン酢が付いていまして、全体にかけていただきますが、ご飯とかき揚げの中にはマヨネーズの入った大根の千切りや野菜が入っていますので、あまりポン酢をかけすぎるとかなり塩辛くなってしまうかも知れません。桜えびの方は港から上がったものを急速冷凍してあるもので、美味しさは格別です。この値段でこのボリュームというのはなかなか見当たらないように思います。
由比パーキングで食事をした後、富士川楽座のある東名高速富士サービスエリアへ行きましたが、そこでの混雑はものすごいもので、二箇所あるレストランは長蛇の列で、外にも休憩で食事をしている人で溢れていました。桜えび自体が苦手な方にはさすがにおすすめしませんが(^^;)、トップシーズンのお昼時でも待たないで食事でき、しかもそれなりにレベルの高い食事がいただける由比パーキングエリア上りは個人的におすすめです。
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!