高速道路会社へのお願い

 ゴールデンウィークに高速道路が渋滞するということはわかりきったことですが、残念ながら日本の高速道路会社というのは鉄道のように著しく到着時間が遅れるような渋滞にはまったとしても料金を返してはくれません(^^;)。また、一昨日のテレビバラエティで新東名のサービスエリアで家族が食べたい物ランキングなどというものを紹介していましたが、肝心の料理を紹介した際のテロップに「現在このメニューは提供しておりません」とありました。新東名が開通して一ヶ月も経たないのにもうやめたメニューがあるのかと思われる方もいるかと思いますが、これは恐らくゴールデンウィークにはとても従来と同じメニューではお客をさばききれないので、メニューを簡略化したことによるのだろうと思います。どちらにしてもサービスの質が下がっているということにはなるでしょうが。

 こうした多客期にはどうしても料金を払っただけのサービスが受けられないのにさらに値段が上がったりしてしまうのですが、これから書く事はサービスの質の問題ではなく根本的な安全の問題です。テレビニュースで東名高速の港北パーキングエリア周辺の様子を取材していたのですが(上下不明)、何と路肩に駐車したまま休憩を取っている人たちがいたのですね。パーキングエリアの入庫待ちで停まっているならわかるのですが、この人たちは最初から路肩に停めてフェンスを越えて中に入ろうとしている分、大事故になる危険度が高いです。しかし、こうした行動を取らなければ子供やお年寄りのトイレが我慢できないというような事情も考えなければなりません。

 本来、こうしたパーキングエリアの混雑をうまくコントロールするのが通行料を取って道路を管理する高速道路会社の方々だろうと思います。例年トイレ休憩が集中するサービスエリアでは仮設トイレを増やすべきでしょうし、大都市圏の手前にあり絶対混むことがわかっているところでは、トイレ休憩と食事休憩をする車とを分け、トイレ休憩の車を優先的に通してトイレが終わればすぐにスペースから追い出せるように人員を配置するべきだろうと思います。仮設トイレをうまく利用して、トイレ休憩と嘘をついて長時間駐車させないようにすぐ出る車には仮設トイレの利用を呼び掛けるなど人の流れをもコントロールすることはできるはずです。渋滞や混雑の中にはまった時に思うのは、必ず要領よくすり抜けようと思う人がいて、そうした人たちのために誘導員の指示を守って待っている人がないがしろにされることです。みんな同じように通行料を払って高速道路を利用しているのですから、そのくらいの人員を割いてくれないと困るというのが正直なところです。今のところまだそうしたマナーの悪い運転者によって高速道路が長い時間通行止めになるようなことはないですが、今年になって居眠り運転が大きな問題になったように、マナーの悪さはどこかで対策を取らないとどんどんエスカレートしていくだけです。そうなれば今回のゴールデンウィークには起こらなくても、いつ悲惨な事故が起こり、それに何の関係のない私たちが巻き込まれないという保証はありません。直接事故に遭遇しなくてもたった一台の事故で多くの人が影響を受けるのが交通が集中する高速道路なのですから、金をしっかり取っている以上はちゃんとしてほしいというのが正直なところですね。


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