高速道路を使った長距離旅よりもLCC航空の方がいい?

 当初、2014年3月末で高速道路のETC休日半額が終了する予定だったそうですが、その期限が6月末になるという話が入ってきました。これでとりあえずは来年のゴールデンウィークは今まで通りの料金が維持されるということになるのですが、他の値上げなどの絡みもあり、今後は車を使っての旅も高速道路を使って長距離移動にはそれなりの交通費がかかることになりそうです。

 このような状況を考えると、首都圏以外の高速道路通行料が上限1,000円だった頃が懐かしくもあるのですが、その当時は日本を縦断するような旅に高速道路を使って行っても車中泊との組み合わせで行けばかなり安く旅することができました。でも、今同じように遠方に安く行きたい場合は、やはりLCC航空会社を使ってプランを練るのが時間とお金のバランスを考えればセオリーでしょう。

 飛行機の旅というのは年末年始やゴールデンウィークに安く行くことができないのは残念ですが、バーゲンセールを利用すれば一区間5千円以下という価格で移動することも可能です。首都圏にお住まいの方は空港までのアクセスが良く羨ましいですが、私のようにアクセスに多少時間がかかる場合でも、安い駐車場のある空港からなら自分の車で空港までのアクセスを確保できます。早朝の便がある場合は前夜に出発し、車内で仮眠を取りつつ駐車場で待つというパターンでもいいでしょう。また、車を使わない場合は季節切符の「青春18切符」との併用で空港までの交通費や到着地からの移動のための手段および料金も節約できます。到着地からもレンタカーを使う手もありますし、出掛ける人数にもよりますが、長距離を運転して、さらに高くなった高速料金とガソリン代の負担を考えると、もはや片道1000キロ以上の車旅というのは割に合わなくなってきてしまうように思います。

 ちなみに、私が以前静岡から鹿児島まで高速1,000円の時代に出掛けた際には往復の距離は2,800kmあまり、使ったガソリンは150リットルくらいでした。今のガソリンは1リットル150円くらいだとするとガソリン代だけで2万円を超え、現状の休日割引でも片道1万円弱かかるので、6月以降になると、軽自動車でも交通費だけで5万円前後になるでしょう。高速1,000円当時にはだいたいこの半分で行けていたので、何人かで出掛けるなら1人分の料金は安くはなるものの、少ない人数で旅するなら、飛行機を使いビジネスホテルを利用する方がいい期間というのも出てきます。車に関する諸経費が上がる可能性が高い中、高速道路会社がこうした流れに逆らってでも車で旅がしたいと思えるような魅力あるプランを出してきてくれることを望みたいですね。


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