電池不要のケミカルライトの実用性

 かなり前の話になりますが、いざという時に明かりを得るために電池不要のスティック型ライトを100円ショップで購入したことがありました。先日、ふとパッケージを見たら2012年に使用期限が切れてしまっていました(^^;)。ただそのまま捨ててしまってももったいないので、果たしてこの種の明かりは実用になるのかということでスティック部分を折るようにして中味の液体を混ぜ、発光させてみました。

20140612_002649

 すると、使用期限が2年前に切れているにも関わらず、白くきれいな光を放つではありませんか。この状態で手に持って振れば夜間に遠方にいる人にもそこに人がいることを知らせることができるでしょう。

20140612_002719

 また、周辺を照らす明かりとしてはどうかということですが、スティック本体はフックに掛けられるようになっており、S字フックと組み合わせれば上から吊るすこともできるのですがそれほど光はなかなか部屋全体には拡散しません。そのかわりとして、先日購入した1リットルのナルゲンボトルにシリコンケースを付けたものの中に入れてみました。すると、気のせいかも知れませんが、けっこう光が広がる印象です。何よりいいのは、ボトルに入れるとこの状態のまま立てることができ、ランタンのように使えるだけでなく、懐中電灯のように手元の確認をすることもできます。ケミカルライトの長さは約16センチで、たまたまこのボトルに収まることでこんなことができるようになるのがわかったので、本格的に災害用として用意しておくのもいいと思えます。

20140612_003344

 詳しく見たいもののがある場合はライトをボトルから出して、近くにライトを近づけるとまず問題なく内容を確認できます。写真のリモコンに書かれた細かな文字も、これだけで十分に見ることができました。新聞を読んだり手紙を書くにも何とか使えるだけの明かりです。

 私自身、人から比べればライトと電池はかなり用意していると思うのですが、急に停電になり一切の明かりがなくなってしまった場合、しまってあるところに行きつくまではかなり大変です。しかしこのライトは使い捨てではありますが6時間から8時間は点灯が継続しますし(今回試した期限切れのものでも夜使って翌朝まで光り続けていました)、津波や水害によって懐中電灯やランタンが使いものにならなくなった場合でも物理的に破損しなければ使えるという安心感はやはりすごいと思います。

 ケミカルライトには今回紹介したフックに付けられるスティックタイプの他、よくお祭りで売られているようなブレスレットとしてうでに巻けるタイプもあります。夜間に避難する際に、家族でケミカルライトを腕に巻いた状態で逃げると、ちょっとはぐれたぐらいなら確実にどこにいるかわかるので、用意しておいた方がいいものと言うよりも、スティックタイプとブレスレットタイプをセットで家族分は確実に用意しておくべきものではないかという感じがしました。

20140612_161719

 というわけで、早速近所のダイソーでスティックタイプのものとブレスレットタイプ(4本入り)をセットで買ってきました。ものは防災用品ではなく、コンサート用のペンライトが置いてあるところにありましたので、実際に商品を探される場合の参考にしてみてください。なお、日本では「ルミカライト」という名称で売られていますので、近所の100円ショップに取り扱いがない場合にはこのキーワードで探してみるのもいいと思います。


スポンサーリンク

電池不要のケミカルライトの実用性」への2件のフィードバック

  1. ケメコ 投稿作成者

    勉強になります!!!
    いざというときにあれば少し安心できますね!

  2. てら 投稿作成者

    災害は本当にいつ起こるかわからないので、できることなら夜間に足場の悪い中、外へ出たくはないところですが、どうしても出なければならない場合にはブレスレット型のものは役に立ちそうに思います。本来はこういうものが役に立つ状況が来ないほうがいいのですが、どこの100円ショップでも手に入れることができそうなので、一つ用意しておくといいと思いますよ(^^)。

コメントを残す