運転の仕方で変わる燃費

 私が今乗っている軽自動車SUZUKI keiは、標準でターボが付いた車で、ミッションも3ATという事で燃費は以前乗っていたワゴンRの4ATには負けると思っていました。実際、エアコンを付けず普通に運転している状態での燃費は平均すると10km/lそこそこといったところで、ワゴンRの市街地走行での燃費12km/l台(それでもあまり良いとは言えませんが)とはやはり違うという印象でした。このままでは夏のエアコン全開で使うと10km/lを割るのは確実といった感じです。

 ただ、ちょっと気になったのが、普通にアクセルを踏んで運転している場合、車を流れに乗せるためにかなりターボが動作しているという事でした。そこで考えたのが、もし車の運転の仕方を工夫して、できるだけターボが動作しないような運転をした場合、燃費はどれくらい変わるのだろうかという事でした。

 車にはタコメーターが付いていて、エンジンの回転数を把握する事ができます。市街地走行でスピードを40km/hくらいに抑えて走ることができると、発進からエンジンの回転数は3,000回転以下で何とかギアチェンジできます。40km/hで走るだけならエンジンは2,000回転くらいで安定しますが、高速道を走ると4,000回転以上に上げないと流れには乗れず、そこは3ATの不利な点であると言えます。

 それでも日常生活では高速道に乗る事はほとんどなかったので、極力ターボを使わないように頑張って、昨日給油の際に燃費を計算したところ、単純に走行キロを燃料の量で割っただけではありますが、何とか13.02km/lという数値が出ました。しかしながらこの数字は、純粋に市街地走行だけでなく、隣町まで数回往復したことで多少燃費は良くなっていると思われるため、実際の私の町における市街地走行での燃費は12km/l台あたりに落ち着くと思われます。それでもこの数字は、以前乗っていた平成23年のワゴンRと同じくらいの数字で、今乗っている車はかなり古い車であるものの、市街地走行に限ってはそれほど変わりなく、アイドリングストップのようなことはしなくても、改めて運転の仕方の違いで市街地走行の場合でもこれくらい変わってくるという事を実感できました。

 ターボ車でない場合はここまで差は出ないとは思いますが、ある程度荒い運転をしていて燃費が悪いと思っている方は、なるべく急激な加速をしないで運転し、そこで改めて燃費を測ってみるといいかと思います。とりあえず私はこの結果を受けて、ターボはどうしても必要な時に使うくらいに抑えつつ、燃費優先の運転をしばらくは続けてみようと思っています。


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運転の仕方で変わる燃費」への2件のフィードバック

  1. さて 投稿作成者

    ガソリンエンジン自動車のターボは燃費向上ではなく、ただひたすら加速向上のためガソリンを注ぎ、過熱したエンジンをガソリンで冷やす思想からメーカー・ユーザー共に脱却できないようです。
    ところがディーゼルエンジンの場合はユーザーとメーカーの意識が違い、加速も燃費も向上している。
    私はターボディーゼル自動車に乗っていますが、(最初なかなか減らない燃料メーターを疑いながら)燃費計って20Km/Lを超えてた衝撃を忘れられない。
    また、ターボによる上乗せトルクが分厚いせいで、回転を上げずとも追い越し加速が鋭い。
    ガソリンエンジンと決定的に違うのは加速しまくっても燃費が落ちないこと。
    昭和から四半世紀を過ぎた今でも燃費。加速ともに良好です。
    余裕があれば、BMW335Dとかで遊んでみたいけど、赤貧にあえいでいます (^_^.)

  2. てら 投稿作成者

    さて さん コメントありがとうございました。
    ディーゼルターボという事で思い出すのは、まだ大気汚染の事など考える事もなかった時代に登場したダイハツの「シャレード ディーゼルターボ」でしょう。
    1000ccのディーゼルエンジンにターボが付くことで走行能力も高く、さらに一部では燃費が30km/Lと言われる程で、かなり憧れたのですが結局手に入れる事はできませんでした。当時はガソリンと比べて軽油はかなり安かったので、車の維持費も劇的に安かったのではないかと思います。今はガソリンと軽油の価格差がなくなってしまったので、同じようなものが出てきてもどうかとは思いますが、それでも多くの人がガソリンに群がる中、軽油で走るディーゼル車は今後も期待できるのではないかと思います。
    今のところ軽自動車や小型車ではアイドリングストップ機能搭載車やハイブリッド車に席巻されているような感じではありますが、それこそ1000ccクラスのディーゼルターボが出てきたら、私はそちらの方に流れていってしまうような気がします。

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