運行前点検のポイントと実際にトラブルになったらどうする?

 すでに学校では新学期が始まっている方もいるとは思いますが、夏休み最後の週末ということで、お出掛けの予定を立てている方も多いかも知れません。さらに、9月に入ると暦通りの休みの方でも5連休という連休がありますので、車で出掛けるパターンも増えてくるのではないかと思います。

 今年の夏は連日相当の暑さが続いたということで、8月中はエアコン全開で動かした方も多いでしょう。これから秋の行楽シーズンに向けて、お出掛けをしたものの旅先でのトラブルにならないように、ご自身のお車の簡単な点検をおすすめします。

 異論のある方は当然いらっしゃるかも知れませんが、単純なキーの閉じ込みを除けば、旅先でのトラブルの原因は以下のような事になるのではないかと思います。

・パンクなどタイヤのトラブル
・バッテリー上がり
・エンジンのオーバーヒート

 バッテリーについてはついうっかりライトを灯もしたままその場を離れた場合や、エアコンや電装品の使いすぎというものから、エンジンの回転とともにバッテリーに充電する発電機の故障など、さまざまなパターンがあります。そんな中、やはり用意しておきたいのが他の車のバッテリーに接続してバッテリーを動かすブースターケーブルの用意があれば深刻でないトラブルには何とか対処できます。これは点検とは違いますが、これから長距離を走ろうと思っている方は一つ用意しておいた方がいいでしょう。

 タイヤのトラブルについては、まずは適正な空気圧かどうか、高速道路に乗るまえのスタンドで空気圧を見てもらうだけで相当改善します。実際にパンクしてしまうなんてことはまずないわけですが、道によっては端の方にゴミにまじって金属片や釘などが散らばっている場合もありますので、あまり端に寄らないような運転を心掛けるといいと思います。

 エンジンについては、やはり事前の点検があることでトラブルの芽を摘むことが可能かも知れません。エンジンオイルの量と汚れについては定期的なエンジンオイルの交換をしていればまず問題ないでしょう。車の冷却水が少ないまま運転しているとオーバーヒートを起こすこともあります。最近の車は水温計ではなく警告灯のみの対応なので、警告を見逃してしまうとエンジンから煙が上がってくるまで気が付かないこともあるかも知れませんので、適正な量が入っているか、水自体が車の下から漏っていないかということを事前に調べておくといいと思います。

 しかし、そうして事前の点検をしても、急に起こってしまうのがトラブルであるとも言えるわけですね(^^;)。もしトラブルに見舞れたら、とにかく走れるだけ走ろうと思わないで、まずは安全な場所に駐車して、自分で見られる人はいいですが、そうではない人はまずはロードサービスに連絡し、その指示通りに行動することが大事です。水温計に限らず、車の警告表示は簡略化される傾向にあり、何のトラブルが起こっているかにわかには判断できない場合もあるかも知れません。そんな時なくれぐれも過心はせず、まずは安全な所に車を移動させてから対応するように心掛けて下さいね。


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