通話メインのウィルコムの新機種を見る

 台風が私のいる場所を通過しているさなか、PHSのウィルコムが新しい機種を多数出してきました。相変わらずスマートフォンは出さず、出してもPHSて通話、インターネットは3Gというタイプになる様子なので、あえてウィルコムのスマートフォンを待つよりも、PHSは通話専用と割り切る方がいいような気がします。今回は日常の利用だけでなく、旅先でも意外と役立つかも知れない機種について自分なりに紹介していこうかと思います。

 まず残念なのは、新しい機種の中に1つも防水対応のものがなかったことです。台風など暴風雨の中で電話がかかってきた場合、防水機能のない携帯電話はさすがに出したり身に付けているのも故障の原因になってしまいます。携帯電話各社は修理に出す時には必ず水没のチェックを行ないますが、そこまでシビアに判定するならば、少々の汗や雨に降られても故障しない防水機能を付けて出すべきだと思います。

Iedenwa

 そういう意味では外に持ち運ぶことを前提としない「イエデンワ」という名前の付いたWX02Aが面白いですね。写真の通り形状は家庭用の電話機そのものですが、電話線なしでPHSの電波が届く場所に置き、だれとでも定額を付保することで、月500回10分以内なら国内・携帯通話料金が基本料のみで掛けられてしまいます。携帯電話がどうも使いこなせないという人でもこれなら十分使えるでしょうし、コンセントのあるところだったら家の中でどこでも移動して使えるというのも面白いでしょう。さらにこの電話は単三電池4本で動くようになっていますので(500時間待受で5.5時間通話可)、PHSの電波が届く範囲ならば持ち運んで車の中で使っても面白いですし、ひかり電話が停電で使えないことを心配する方がパックアップ用途として持っていても便利な局面はあるはずです。発売は12月で、既存契約者にはもう一台無料キャンペーンの期間内に出そうなので、端末価格がいくらぐらいになるかという問題はありますが、実際の製品の概要と価格には注目したいと思います。

 そしてもう一つは、スマートフォンと組み合わせて使うと面白そうな「ソキウス」というWX01Sも面白そうですね。というのも、この電話機にはBluetoothハンドセット機能が付いていて、携帯電話会社のスマートフォンと併用する場合、この端末を使って発着信が可能とのこと。つまり、通話機能については全てこの端末に一本化できるということで、私が今使っているGalaxy Tabのような、それ自身では通話できない端末でもデータ通信以外の通話ができるようになるかも知れないということです。ニュースサイトの情報ではPC版のスカイプでも通話可能とのことらしいです。登録できるBluetooth対応機器は4台で、そのうち2台の同時待受が可能ということで、b-mobileのIPフォンにソフトバンクのホワイトプランあたりの同時待ち受けがウィルコムと一緒にできるなら、エリアの面からも料金の面からも最強の通話端末になりそうな感じです。ただ、こうした組み合わせがちゃんと使えるかどうかはやってみないとわからないので、メインで使っている端末を機種変更して導入するかどうかというのが今後の悩みどころとなりそうです。

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