車高にこだわると

 私の現在乗っているホンダ・フィットの地面からの高さは152センチですが、これは他の車からみると低いと言われるかも知れません。以前乗っていたスズキ・ワゴンRは166センチありましたし、居住空間を確保するために背の高い車が多く作られている印象があります。

 私がワゴンRに乗る前の話ですが、毎日通っていた場所の駐車場が立体式のタワーパーキングで、高さ制限が155センチだったため、個人的にはワゴンRで車中泊をしたいと思っていても乗り換えてしまうと駐車場に入れなくなり、背の低い車で我慢していました。しばらくして、ようやくその駐車場に170センチまでなら入庫できる新型のタワーパーキングが増設されたので、ようやくワゴンRを購入して乗ることができたということがあります。このブログも最初はワゴンRで車中泊という形で始めたので、新しいタワーパーキングができなかったら、もしかして車の買い時を逸してワゴンRのノウハウをこのブログで提供できなかったかも知れません(^^;)。

 普通の車を車中泊に使う場合、やはり座ったり寝たりする場合、頭上に余裕があった方がリラックスできるので、あえて背の低い車を車中泊に使うことはないと思いますが、フィットという車は背が低いにも関わらず車中は結構頭上に余裕があります。これは、燃料タンクが助手席の下にある分、車の底の部分に後部座席を沈み込ませることで、結果的に天井までの高さをかせぐ作りになっています。そのため、車中で寝る場合でも思いの他圧迫感を感じることなく過ごせるのです。

 実際に旅行に出て車の高さが問題になる場合というのは、それこそ古いタワーパーキングしか駐車場がないくらいしかないのですが、実際以前出掛けた旅で高さが問題になりかけたことがありました。

 それは、フィットを購入する前、ワゴンRから一時的にスズキ・keiに乗って旅に出た時のことです。その時は車中泊はせず、当日にたまたま格安で予約できた地方都市のホテルだったのですが、昔からあるホテルのためかホテルの専用駐車場が古いタワーパーキングでした(^^;)。たまたまKeiはタワーパーキングに入ったのでスムーズに事は運びましたが、入らない車だったらその後またいろいろ大変だったと思います。もちろん、背の高い車で行ったとしても別の駐車場を案内してくれたとは思いますが、宿泊先の駐車場ということですと、防犯面のことを考えると車上荒らしに狙われる恐れの少ないタワーパーキングを使っているところは意外とあります。ホテルによってはタワーパーキングに入らない場合にはホテルから離れた駐車場を案内されたりすることもあるので、駐車場が限られているような所に多く出掛ける方が車を選ぶなら、あえて背の低い車を選びタワーパーキングにも入ることのできる状況を作っておいてもいいかなと思います。そう考えるとフィットはオールマイティーな活用のできる車なのだなとしみじみ思います。

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