車中泊とコンビニ

 ある意味、身軽な車中泊の旅と切っても切れないのがコンビニエンスストアであると言えるでしょう。コンビニの駐車場で車中泊をする事に関しては、事前にお店の方の了解が取れない場合は緊急避難的な眠気覚ましのための仮眠程度にしておくほうが無難ですが、旅の支度が完全でないまま出発してしまった場合、お店の品揃えは食料品だけでなく日用品や下着類にまで及ぶので、先日の地震のようなことが起きて必要物資をコンビニに求めに来る人たちが殺到しない限りはまず何とかなるでしょう。

 車中泊の旅で温かいものを食べたいと思う場合、つい簡易コンロでお湯を沸かしたり料理を作るというような流れになってしまいがちですが、カップめんをコンビニで調達すれば、お店でお湯をいただくことができゴミの処理もそのお店で買ったものであればお店の方に申し出て処理をしていただくということも不可能ではありません。お店によっては携帯電話の充電をさせてくれるサービスをしているところもあり、そうなると、ここで紹介するようなさまざまなグッズがなくても、とにかくコンビニの場所だけ確認しながら移動すればいいのではないかとすら思えるほど便利になったということなのでしょう。

 つい先日のニュースで、セブン&アイに所属する店舗とNTT東日本のフレッツサービスがコラボし、店内で無線LANによるインターネットを提供するという発表がありました。通常のフレッツスポット(光ファイバーによるインターネットサービス)は有料ですが、系列店のクーポンやお店の内容などをインターネット経由で流すことにより、一般ユーザーがお金を出さなくても無線LANが使える仕組みができるかも知れないとのこと。ただ、私のいる静岡はNTT西日本の地域なのでそうした地域はどうなるのかという問題はありますが、無料で使えるインターネットがわかりやすい場所で展開されるということになると、私たちがコンビニを目指す時にどこへ行くか決めるためのめやすにはなるでしょう。そうなると、ますます私たちはコンビニに依存しながら旅をするような感じになってしまうかも知れません。

 その他、コンビにではATMを使い現金を下ろせたり、チケット発行機によってレジャー施設や交通機関の割引クーポンを入手できたりと、さまざまな利用価値があります。ただ、注意したいのは、普段の生活でコンビニを使っている人ならなおさら、旅先での行動パターンが日常とほとんど同じようになりかねないということですね(^^;)。

 私自身はコンビニよりもスーパー派で、お土産として現地でしか買えないものをスーパーめぐりをしながら探したり、食べるものも土地の名物を探す場合が多いです。ただ、コンビニの中にはうどんが店内で食べられる四国のローソンだとか、さまざまな形態のお店があることも確かです。過疎化で集落のお店が消える中、コンビニが唯一のお店というような地域もあると思われますし、高速道路を使わずに国道を走ることが増えるだろう中、そうした変わったコンビニを探しながら旅を続けるのも一興かも知れません。

 イトーヨーカ堂やセブン・イレブンでの無線LAN提供が現実のものとなれば、旅の時だけではなく日常においても、メールチェックやブログ更新程度でインターネットを使うぐらいの方だったら、わざわざ高いお金を出して携帯電話会社に高いお金を払って通信しなくても良くなるかも知れずモバイル通信のコストを劇的に下げる可能性も密かに期待しています。まだ詳しいことがわからないので何とも言えませんが、今回の発表で他社がどう動くのかという点についても期待して情報を収集したいと思います。

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車中泊とコンビニ」への3件のフィードバック

  1. ツタや 投稿作成者

    便利になりましたね、無線LAN、複合機、トイレ、食糧調達、仮眠 セブンイレブンは、
    いまのところダントツですね。

  2. てら 投稿作成者

    今回は主にセブンイレブンについて紹介しましたが、地域によってはセブンイレブンが全くないところもあるので、過信は禁物です。普段コンビニを使わない方でも、それぞれのコンビニにおいてあるATMや情報端末の利用方法については把握しておいた方が旅先で困ったときに役立つかも知れません。

  3. タツや 投稿作成者

    被災にあわないコンビニでもあり店内のツールが身元確
    認のステーションになり得る面も兼ね備えた場所(場所)で
    あるといいですね。率直な意見。

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