基本的に車での移動を主に考えながら旅をする場合、必要なものを車の中に配置することによっていざという時に車の中で生活するような状況も想定しながら準備することが多いです。しかしながら、そうした装備を過信してしまうと、車を離れた時に何の用意もしていないので車に戻れない場合というのは大変困ることにもなりかねません。
なぜこんな事を書くかというと、昨日のニュースで、長野県の観光地である上高地へ繋がる一般車両通行止めの道路が土砂崩れで不通になったというニュースが入ってきたからです。さらに悪いことに、土砂崩れによって電話線や電灯線も切断されたようで、1,200人もの人たちが孤立しているそうで、上高地地区でもライフラインが切断されていて、これを書いている現在でも大変な状況になっているとのこと。バスに乗っていた観光客の方々は順次上高地方面へ移動しているのだろうと思いますが、電話も通じず電気もない世界というのは実に心細いものでしょう。
上高地へ行くためには、どちらにしても自家用車で行くことはできません。となると、車を置いてバスやタクシーで向かうということになるわけですが、観光自体は昼間にということになると、ヘッドランプやランタンなどは当然車の中ということになります。ただ、こんな事が起こり得るということを考えると、小型ラジオと何らかの明かりぐらいは車から離れる際であっても持って行った方がいいのかも知れませんね。山の中でしっかり受信できるかというのはわかりませんが、単四電池一本で動くイヤホン式のラジオならそれほどかさばりませんし、車のキーと一緒に付ける小型ライトも明るさよりも連続点灯時間が長いものを基準に選ぶとか、普通に常用しているもの自体がいざという時に備えられるような物の揃え方を考えておいた方がいいのかも知れません。